看護師がCRA(臨床開発モニター)へ転職する際の注意点とは?

看護師がCRAへ転職する際の注意点

看護師がCRA(臨床開発モニター)に転職する際の注意点を、5つのステップに分けて詳しく解説します。

看護師がCRA(臨床開発モニター)へ転職できる確率は決して高いとは言えません。それはなぜでしょうか?また、どのようにすればCRA(臨床開発モニター)の選考に通過しやすくなるのでしょうか。

この記事では、転職の難易度、得るものと失うもの、応募書類の作成方法、面接の対策、退職手続きなど、看護師がCRA(臨床開発モニター)に転職するために必要な情報をお伝えします。看護師の方々は、この記事を参考にして、CRA(臨床開発モニター)への転職活動を成功させましょう。

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CRAの転職難易度CRAの転職難易度について

転職難易度が高いのにはきちんとした理由があるんです。

看護師からCRA(臨床開発モニター)への転職は容易ではない。

CRAの転職に悩む看護師

まず最初に、看護師からCRA(臨床開発モニター)への転職は容易ではないことを理解しておく必要があります。あなたがこれまでに経験した、あるいはこれから経験するであろうどの転職よりも困難な道のりとなる可能性があります。

以下では、看護師からCRAへの転職が容易ではない理由について、「病院と企業の採用に対する考え方の違い」「応募者の中で看護師が占める割合は2~3割に過ぎない」「CRA(臨床開発モニター)とCRC(治験コーディネーター)の合格率の比較」の3つの観点から説明します。

採用に対する考え方の違い 看護師の応募者は2~3割 CRAの合格率の比較

病院と企業病院と企業の採用に対する考え方の違い

看護師が病院へ応募する場合、応募するだけで内定をもらえることがあります。その理由の一つは、病院が看護基準に基づいて一定数の看護師を必要としているためです。

病院の採用担当者も優秀な看護師を採用したいと考えていますが、人手不足であることが多いため、とりあえず看護師であれば誰でも採用する状況になっていることが少なくありません。例えば夜勤ができる看護師が不足している病院では、応募者は容易に内定をもらえることが多いです。

しかし、看護師がCRA(臨床開発モニター)へ気軽な気持ちで応募しても、内定をもらえることはほとんどありません。その理由は、企業の採用の目的は他社に勝てる優秀な人材を採用することだからです。

企業は他社に勝てる高い能力を持つ人材を採用するために、多数の応募者を面接することが多いです。病院とは異なり、応募者が募集人数の何十倍もいることも珍しくありません。そのような多数の応募者の中から5~10人を選んで面接を行い、一人だけを採用するのが一般的な企業の採用方法になります。

病院と企業の採用の違い

看護師が内定までに必要な面接数

※50名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データ、主要CROのヒアリング調査をもとに作成。

看護師出身の現役CRAの転職アドバイス1
看護師の中には、CRA(臨床開発モニター)への転職を希望する方もいますが、実際に転職できるのはごく一部の方に限られています。この現実をまずは理解することが重要です。

看護師の割合応募者の中で看護師の割合は2~3割

CRA(臨床開発モニター)の内定をもらうためには、採用担当者に他の応募者よりも優秀な人材だと思ってもらう必要があります。しかし、病院やクリニックへの応募とは異なり、CRA(臨床開発モニター)の選考では他の応募者は主に薬剤師やMRなどになります。

CRA未経験者の中途採用の応募者の内訳

※100名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年5月、有効回答数:N=100)。

看護師であっても、薬剤の知識では薬剤師に劣り、交渉力やビジネスマナーではMRに及びません。そのため、看護師は競争上で不利な立場にあることを認識した上で、自分の強みや経験をアピールすることが必要です。

CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすい資格ランキング(CRAばんく調べ)

1位
CRC・治験コーディネーター(理系大卒・院卒/新卒入社)
2位
製薬会社MR(薬剤師)
3位
製薬会社MR(理系大卒・院卒)
4位
薬剤師(病院)
5位
薬剤師(調剤)、がん領域の看護師(大卒・院卒)
6位
CRC・治験コーディネーター(理系大卒・院卒/中途入社)、CSOMR(理系大卒・院卒)
7位
保健師(病院)がん領域以外の看護師(大卒・院卒)、臨床検査技師(院卒)、獣医師
8位
保健師(企業)、製薬会社MR(文系大卒)
9位
保健師(行政)、臨床検査技師(大卒)、CSOMR(文系大卒)
10位
CRC・治験コーディネーター(専門・短大卒)、臨床工学技士(大卒)、医療機器営業(理系大卒・院卒)
11位
看護師(短大・専門卒)
12位
臨床検査技師(短大・専門卒)、臨床工学技士(短大・専門卒)、管理栄養士

※看護師の施設別の転職のしやすさは有利なほうから 大学病院>その他の基幹病院>>その他の病院>>>クリニックなど

詳しくはこちら
未経験からCRAになるには
看護師出身の現役CRAの転職アドバイス3
主な競争相手は薬剤師やMR、治験コーディネーター(CRC)になります。このような状況では、看護師であっても簡単に内定をもらうことは難しいでしょう。

合格率の比較CRAとCRCの合格率の比較

CRA(臨床開発モニター)と似た職種にCRC(治験コーディネーター)があります。CRC(治験コーディネーター)の合格率は病院やクリニックの看護師よりも低く、看護師からCRC(治験コーディネーター)への転職は、看護師への転職に比べて2~3倍ほど難しいと言われています。

CRA(臨床開発モニター)の合格率は、そのCRC(治験コーディネーター)よりもさらに低くなっています。

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合格率の比較

※200名のCRCばんく・CRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年5月、有効回答数:N=200)。

看護師出身の現役CRAの転職アドバイス2
CRC(治験コーディネーター)への転職は難しいと言われていますが、CRA(臨床開発モニター)への転職はそれ以上に難しいというのは驚きです。これは看護師にとって大きな挑戦になりそうですね。

メリット・デメリットCRAへ転職すると失うものを理解する

看護師へさよならをする心の準備はできていますか?

看護師がCRA(臨床開発モニター)へ転職すると、患者様と直接的に関わる機会を失う。

CRAへの転職によって得るものと失うもの

CRA(臨床開発モニター)に転職した後、早期に退職する割合が最も高いのは看護師です。

その理由の一つは、看護師は薬剤師やMRよりもCRA(臨床開発モニター)の仕事の魅力を理解するまでに時間がかかる傾向があるからです。例えば、薬剤師は薬の開発に関わる仕事内容に興味を持ちやすく、MRは以前の経験を活かして短い期間でCRA(臨床開発モニター)の仕事に適応することが可能です。

それに対して、看護師は薬剤師ほど薬の開発に情熱を持てなかったり、MRのように短い期間で仕事に適応できないことが多いです。そのため、看護師は仕事内容にやりがいを感じられなかったり、業務に慣れるのに時間がかかったりして、「思い描いていた仕事と異なる」と大きな戸惑いを感じて早期退職に至ることが多いです。

したがって、看護師がCRA(臨床開発モニター)へ転職する際には、「得るものと失うもの」や「CRA(臨床開発モニター)に転職する目的」を事前にしっかりとイメージしておくことは重要です。

特に、「患者様との直接的な関わりを失う」という点は、看護師にとっては大きな変化となります。自分が本当にCRA(臨床開発モニター)に向いているかどうか、何度も自問自答してみることが大切です。

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看護師の評判・口コミ

メリット・デメリット看護師がCRAへ転職して得るものと、失うもの

得るもの

1
オフィスビルや自宅での勤務が可能になる
2
日本全国の医療施設を訪問することで視野が広がる
3
一般社会で必要とされるビジネスマナーを身につけることができる
4
英語を使用する機会が増えることで、語学力が向上する
5
事務スキルとプレゼンテーションスキルが向上する
6
夜勤がない生活スタイルになることで、体調管理やプライベートが充実しやすくなる
7
土日祝日、年末年始、ゴールデンウィークに休むことができる

失うもの

1
患者様と直接的な関わりがなくなることで、やりがいを感じる場面が減る
2
医療行為を行わないことで、看護師としてのスキルが衰える
3
看護師としてのキャリアにブランクが生じることで、再就職の際に不利になる
4
資格が不要な業務であるため、雇用の安定性が低くなり、将来の不安が増す
5
地方や自宅近くでの勤務が難しくなる
6
地週に2~3回のパートタイム勤務が難しくなる

看護師がCRAへ転職して得るものと、失うもの

看護師出身の現役CRAの転職アドバイス4
看護師の中には、患者様との直接的な関わりを失うことに対して寂しいと感じる方もいらっしゃいます。

CRA(臨床開発モニター)への転職を考える前に、自分が本当に望むことが何であるかを明確にし、看護師としての役割にさよならを言う覚悟をすることが、CRA(臨床開発モニター)への転職成功のためには必要です。

応募書類応募書類の作成について

MRや薬剤師に劣らない応募書類なんて作れるかしら?

MRや薬剤師と同等の応募書類を作成する必要がある。

看護師が病院へ転職する場合、簡単な履歴書と職務経歴書だけで選考に通過することが多いです。そのため、看護師の中にはきちんとした履歴書や職務経歴書を作成した経験がない方もいらっしゃいます。

しかし、CRA(臨床開発モニター)への転職では病院への応募とは異なり、きちんとした応募書類を作成する必要があります。 その理由は、他の応募者の中には、学生時代に就職活動の特訓を受けたMRや、書類の作成に慣れている薬剤師が多いからです。そのため、病院への応募と同じような簡単な履歴書と職務経歴書だけでは、書類選考で不通過になる可能性が高くなります。

また、応募書類を手書きで作成する看護師もいらっしゃいますが、CRA(臨床開発モニター)の選考では不利になりやすいため、パソコンで応募書類を作成することをお勧すすめします。

以下では、看護師が応募書類を作成する際に特に注意すべき3つのポイント「応募書類はパソコンで作成する」「志望動機」「CRAとして生かせるスキル」についてまとめました。応募書類を作成する際に参考にしてください。

手書きの応募書類 志望動機 自己PR

手書き応募書類を手書きで作成することは避ける

手書きの履歴書

看護師の中には、病院の寮に住んでおりパソコンを持っていない方や、パソコンの操作が苦手などの理由から、応募書類を手書きで作成する方もいらっしゃいます。

しかし、CRA(臨床開発モニター)の書類選考では、手書きの応募書類を提出する方はいません。なぜなら、以下のような理由があるからです。

CHECK手書きの応募書類を提出する人がいない理由

  • 他の応募者はパソコンを持っている

看護師以外でCRA(臨床開発モニター)へ応募する方は、主にMRや薬剤師、CRC(治験コーディネーター)になります。MRやCRC(治験コーディネーター)は、日常的にパソコンを持ち歩いて仕事をしています。また、薬剤師は卒業論文の作成にパソコンを使用しています。そのため、CRA(臨床開発モニター)へ応募する際に、応募書類を手書きで作成する方はほとんどいません。

  • 応募書類の作成に多くの時間がかかる

CRA(臨床開発モニター)の合格率は低いことが多いため、複数の企業へ同時に応募する方が多いです。3社以上へ同時に応募する方も珍しくありません。手書きで応募書類を作成すると、パソコンのように簡単に複製できないため時間がかかります。そのため、応募書類を効率的に作成するためにパソコンを使用しています。

  • 企業への応募ではパソコンで応募書類を作成することが一般的

病院とは異なり、企業への応募ではパソコンで応募書類を作成することが一般的です。また、CRA(臨床開発モニター)の業務では事務スキルも重要です。手書きの応募書類を提出すると、事務スキルが低いと判断される可能性があります。

Q
パソコンを持っていないのですが、どうすればよいですか?
A
ノートパソコンを購入するか、借りるなどして用意することをおすすめします。パソコンを持っていない方がCRA(臨床開発モニター)への転職活動を行うことは、応募書類を作成するときだけでなく、作文や小論文の作成、適性検査の受検、WEB面接を受けるときなど、さまざまな場面で不利になる可能性があります。

パソコンを購入することが難しい場合は、スマートフォンから応募書類を作成できるツールを利用する、知人からパソコンを借りて作文や小論文を作成する、インターネットカフェで適性検査を受ける、スマートフォンやタブレットを使用してWEB面接を受けるなどの方法を検討しましょう。
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志望動機志望動機は時間をかけて丁寧に作成する

志望動機は時間をかけて作成

MRや薬剤師は、志望動機を時間をかけて丁寧に作成する傾向があります。

その理由は、多くのMRは学生時代の就職活動で志望動機の書き方を学び、複数の企業への志望動機を作成した経験を持っているため、志望動機の作成に慣れているからです。また、薬剤師は薬の開発に高い関心を持つ方が多く、その熱意が反映された志望動機を作成する方が多いです。

一方で、看護師はきちんとした就職活動を経験したことがない方が多いため、CRA(臨床開発モニター)への転職を今までと同じ考え、「今まで不採用になった経験がないから、準備に多くの時間を割く必要はないだろう」と、十分な準備をせずに応募した結果、不採用になる方が少なくありません。

CHECK採用担当者から「CRAを選んだ本当の理由は別にある」と思われないために必要なこと

看護師の場合、新薬の開発に携わりたいなら、CRA(臨床開発モニター)ではなくCRC(治験コーディネーター)を目指すのが自然です。なぜなら、CRC(治験コーディネーター)の方が、看護師として病院で患者様と接してきた経験を活かせるからです。

そのため、あなたのCRA(臨床開発モニター)になりたい理由が、CRC(治験コーディネーター)になりたい理由としても使えるなら、その理由は不自然である可能性が高いと言えます。

つまり、CRAを選んだ本当の理由は、在宅勤務を利用したい、全国を飛び回りたい、高い年収をもらいたい、病院から離れたい、英語を使用したい、などであると採用担当者から思われても仕方がないということです。
ただし、そのような理由からCRA(臨床開発モニター)に興味を持ったとしても、その後でCRA(臨床開発モニター)について色々調べ、CRC(治験コーディネーター)ではなくCRA(臨床開発モニター)になりたい理由をしっかりと説明できるようになれば問題ありません。

そして、CRC(治験コーディネーター)ではなくCRA(臨床開発モニター)になりたい理由を説明できるということは、CRAの業務について色々と調べて深く理解し、正しい業務のイメージを持っていることになります。それは、看護師がCRA(臨床開発モニター)へ転職するために、十分な準備ができている状態だと言えます。

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看護師の志望動機サンプル(1)
 私はこれまで患者様との関わりの中で、多くの「薬」に出会ってきました。化学療法を受けた後にがんが縮小し、手術が可能になったり、定期的に服用することで疼痛がコントロールできるようになったりする場面を目の当たりにしました。これらの経験から、薬は治療の選択肢を広げるだけでなく、患者様の生活の質を向上することができると実感し、薬の重要性を再認識しました。そこで、日々患者様に投与される薬がどのような過程を経て開発・使用されているのかに興味を持つようになりました。また、患者様が望む生活に少しでも近づけるような薬を世に出したいという思いが強くなりました。
 私は、新薬を待ち望む患者様のために、期限内に正確なデータを収集し、1日でも早く医薬品を世に送り出すことが新薬開発の使命だと考えています。その過程でCRAがモニタリングするデータが薬の安全性・有効性の証明になることに魅力を感じています。医療業界で学んだ経験と知識を活かし、新薬開発に貢献したいと考えています。
 新薬を開発することは、人々の生活をより良くし、患者様の希望に応えることにつながると考えています。そのため、1日でも早く新薬を世に送り出すために、使命感を持って働きたいと考えています。よろしくお願いいたします。
看護師の志望動機サンプル(2)
 抗がん剤治療を受ける患者さんの看護に携わってきた経験から、新薬開発に関わりたいと強く思うようになりました。現在勤務している病院では、特に血液がんの患者さんが多く来院されます。副作用に苦しみながら、長い治療期間を経ても改善が見られず、治療法がなくなってしまう患者さんを何度も見てきました。しかし、白血病の治療が新薬によって大きく進歩したことを知り、新薬開発を通じて医療に貢献したいと考えるようになりました。
 看護師として培ってきたコミュニケーション能力と高い責任感を活かし...ログインor無料の転職相談に申込みをして閲覧する
看護師の志望動機サンプル(3)
 私は現在、大学病院で看護師として働いており、周術期や重症の患者様の看護に従事しています。日々薬物療法に関わる中で、症状が悪化した患者様に薬を投与すると、目に見えて回復していく姿を見て、薬の効果を実感しています。多くの患者様から「手術は体に負担がかかるから、新薬が開発されればいいのに」という声を聞き、患者の薬への期待と新薬への切望を改めて感じました。現在の薬では患者様のニーズに十分に応えられないというもどかしさから、新薬を開発して人の命を救う仕事に就きたいと思い、臨床開発業界に興味を持ちました。
 大学病院での勤務を通じて、高度な最先端の医療知識を習得し...ログインor無料の転職相談に申込みをして閲覧する
看護師の志望動機の例文(4)~(7)を見る
看護師の志望動機サンプル(4)
 私がCRAへの応募を決意したのは、多くの人々の命を救うための有効な薬剤を開発したいという思いからです。
 私が高校生の頃、母が脳梗塞を発症しました。開頭手術ではなく血栓溶解薬によって母の命が救われたことで、薬の重要性を実感し、薬剤への興味を持つようになりました。大学進学の際は、家庭の事情により看護の道を選びましたが、薬剤への関心は常に持ち続けていました。
 看護師として内科病棟での勤務経験を通じて、薬剤の効果で命が救われる場面を多く目の当たりにしました。一方で、薬剤の効果が十分でなく、患者様が亡くなる場面も見てきました。特に小児領域での勤務中には、成人で認可されている薬が小児には使用できない場面があり、不満を感じることが多かったです。例えば、抗がん剤治療では、小児の臨床試験が行われておらず、安全性が確保できないため使用できない場面に遭遇しました。
 これらの経験から新薬の開発の重要性を感じ、小児・成人を問わず多くの患者様を救うためには、より多くの新薬を世に送り出す必要があると考えるようになりました。今後は、今までの経験を活かして、モニタリングを通じて新薬開発に貢献できるCRAになりたいと思っています。
看護師の志望動機サンプル(5)
 私は病院に入職して初めて、手術適応外の患者様が多いことに驚きました。新人のころ、担当した患者様の開腹手術の最中に、腹膜播種が見つかり手術不能と判断され、何もできずに閉腹したときのやるせなさや憤りは今でも忘れられません。他の手術でも、開腹後に手術不能と判断されることがあり、特に膵臓の手術では、多くが手術不能でした。その度に「私はこの患者様たちに何もしてあげられない」と感じていました。
 そんなとき、医師から「手術ができない患者様には、抗がん剤や放射線療法を行うしかない」「新薬が開発されて、抗がん剤の種類も増えてきた。手術ができなくてもQOLを高めることができたり、まれに抗がん剤が効いて手術ができるようになることもある」と聞き、新薬開発や臨床研究に興味を持ち始めました。現在は多くの新薬が開発されており、患者様が1年でも長く生きられれば、その間に新薬が開発されて手術ができる可能性があると知り、私も新薬を開発できるようになりたいと思い、CRAに応募させていただきました。
 多くの手術を安全かつ円滑に進めるためには、看護師だけでなく、医師、臨床工学技士、医療機器メーカーなど様々な人たちと協力し合う必要がありました。CRAも医師やCRCとの連携が重要であり、これまでの経験を活かせると考えています。
 今後は医薬品や医療機器の臨床開発、既存薬の適応拡大などの臨床研究を通じて、新しい医療を待ち望む方々のために貢献していきたいと思います。よろしくお願いします。
看護師の志望動機サンプル(6)
 私は大学を卒業後、大学附属病院で看護師として勤務していました。3年目になった時に初めて治験に参加する患者様を担当しました。その患者様の状態は非常に厳しく、私の前で涙を流されることも多々ありました。その涙を見た時、このように悲しむ患者様を減らしたいと強く思い、新薬の開発に関わる仕事がしたいと思いました。
 私は大学病院の救急領域で働いていたこともあり、様々な診療分野の最新の知識を身につけることもできました。その過程は決して容易ではありませんでしたが、新しいことを学ぶことが好きな性格だったため、苦になることなく取り組むことができました。CRAの仕事には...ログインor無料の転職相談に申込みをして閲覧する
看護師の志望動機サンプル(7)
 学生時代から薬に対する興味が強かったこと、そして内科病棟での勤務を通じて治療における投薬の重要性を実感したことから、薬への関心をさらに深めるようになりました。また、臨床現場では患者様からドラッグ・ラグや未承認薬などへの不満を聞く機会も多く、現在の治験が抱える問題点にも気づくようになりました。...ログインor無料の転職相談に申込みをして閲覧する

自己PR自己PRではコミュニケーション力をアピールするだけでは不十分

自己PRではコミュニケーション力をアピールするだけでは足らない

CRA(臨床開発モニター)の書類選考や面接において、看護師はコミュニケーション力をアピールするだけでは選考に通過することは難しい場合が多いです。その理由は、看護師よりもMRの方がコミュニケーションスキルが高いことが多いからです。

MRは洗練された立ち居振る舞いと、状況に応じた適切な敬語を使うことが得意です。また、相手のニーズを理解してプレゼンテーションを行うことも得意です。そのため、看護師がどれだけコミュニケーション力をアピールしても、面接官の目にはコミュニケーション力が高い人と映ることは少ないです。

したがって、看護師はコミュニケーション力だけでなく、他の能力も含めた総合力をアピールして選考を突破する必要があります。

総合力をアピールするために役立つのが「CRAとして生かせるスキル」という項目です。幸いなことに、看護師にはコミュニケーション力以外にも様々な強みがあります。看護師は過去の経験のすべてをアピールすることで、CRA(臨床開発モニター)の選考を突破することを目指しましょう。

CHECK看護師がCRAとして生かせるスキル

  • コミュニケーション力
  • プレゼンテーション力
  • 疾患や薬の知識
  • カルテの読解力
  • スケジュールの調整能力
  • フットワークの軽さや体力
  • 医療従事者や患者様の気持ちの理解
  • 効率的な業務遂行力
  • 誠実な行動
  • わかりやすい文章の作成力
  • 継続的な学習意欲
  • 病院の組織の理解

  
詳しくはこちら
看護師のCRAとして生かせるスキル
看護師出身の現役CRAの転職アドバイス5
看護師はコミュニケーション力をアピールするだけでは足りないんですね。言われてみれば、他にもたくさんアピールできる点がある気がしてきました。

面接面接の対策

ビジネスマナーや敬語なんて全然自信ありません・・・。

立ち居振る舞いや敬語などの言葉遣いに気をつける必要がある。

面接について

看護師は、ビジネスマナーに不慣れな方が多いと言われています。その理由は、病院では一般的に名刺交換や電話対応などのビジネスシーンで必要とされる基本的なマナーが企業ほど重要視されていないことや、ビジネスマナーに関する研修時間も企業より少ないことが多いからです。

しかし、CRA(臨床開発モニター)の採用面接では、人前で話す際に失礼がないようにビジネスマナーを心がけられるかどうかが重要視されます。そのため、ビジネスマナーに不安のある看護師の方は、面接を受ける前にビジネスマナーをしっかりと確認しておくことが大切です。

また、看護師はCRA(臨床開発モニター)の採用面接を受けた際に、「病院の採用面接とは何かが違う」と感じる方が少なくありません。この違いの正体についても以下で解説します。

立ち居振る舞いと言葉遣い 答え方

言葉遣い立ち居振る舞いと言葉遣いに気をつける

お辞儀

看護師は、MRやCRC(治験コーディネーター)と比べて、ビジネスマナーに不慣れな方が多いです。

CRA(臨床開発モニター)の採用面接では、初対面の相手に対して失礼のない立ち居振る舞いができるかどうかが厳しくチェックされます。そのため、「挨拶」「お辞儀」「姿勢」などの基本的な立ち居振る舞いを見直し、服装や髪型などの身だしなみも事前にきちんと確認しておくことが大切です。

また、敬語などの言葉遣いにも注意が必要です。看護師は職業柄、親しみやすい言葉遣いでフレンドリーな話し方をする方が多いです。しかし、CRA(臨床開発モニター)の採用面接では、フレンドリーすぎる言葉遣いは初対面の人に対して失礼に当たると判断されやすく、不採用の理由になることがあります。そのため、言葉遣いも立ち居振る舞いと同様に事前にしっかりと確認し、修正しておくことが重要です。

詳しくはこちら
面接の基本マナー
看護師出身の現役CRAの転職アドバイス6
ビジネスマナーに不安がある看護師さんは注意が必要です。「立ち居振る舞いが雑かも」「言葉遣いに自信がない」と感じている看護師さんは、面接で不採用になってしまうかもしれません。

CRA(臨床開発モニター)には、看護師であってもビジネスマナーが求められることを理解しておきましょう。
看護師出身の現役CRAの転職アドバイス7
きちんとした立ち居振る舞いや、正しい言葉遣いを短期間で身につけることは難しいかもしれません。正しいマナーを身につけるためには、秘書検定などの勉強をするのも有効です。

◯☓求められる答え方の違いを知る

面接

看護師とCRA(臨床開発モニター)の面接では、求められる答え方に違いがあります。その中でも看護師は、面接官からの質問に対して正直すぎる答え方をしないように注意しましょう。

看護師の採用面接では労働条件が合致するかどうかを確認されることが多く、応募者は自分の希望や条件を伝えることが重要です。一方、CRA(臨床開発モニター)の採用面接では意欲や適性があるかどうかについて評価されることが多く、応募者は自分の意欲や適性をアピールすることが重要です。

例えば、「残業は可能ですか?」という面接官からの質問に対して、看護師の採用面接では「~時間程度なら対応できます」「◯◯曜日は対応できます」などと、自分の希望や条件を明確に伝えることが望ましいです。

しかし、CRA(臨床開発モニター)の採用面接では同じように回答すると、「意欲や適性が低い」と判断されてしまう可能性があります。

意欲や適性をアピールしたい場合は、本心では残業はできるだけ少なくしたいと思っていても、「CRAの業務量は変動することを承知しており、必要に応じて残業することに抵抗はありません」などと、自分の意欲や適性をアピールできる答え方をすることが望ましいです。

詳しくはこちら
面接でよく聞かれる質問と返答例
看護師出身の現役CRAの転職アドバイス8
CRA(臨床開発モニター)の面接では、「営業的要素が求められている」と感じる看護師もいます。ここでの営業的要素とは、一般的に使われる営業とは意味が異なり、相手のニーズに合わせた返答が求められることです。
看護師出身の現役CRAの転職アドバイス9
面接官の質問に対して嘘をつくことはもちろん良くありませんが、あまりにも正直すぎる回答も避けた方が良い場合が多いです。

この言葉の意味を理解できている人は、CRA(臨床開発モニター)の面接で求められる要素を理解していると言えます。逆に、この言葉の意味を理解していないと、面接で不利になるかもしれません。注意しましょう。

退職退職手続き

看護師は内定をもらっただけで安心してはいけないんですね。

病院で働く看護師は、CRA(臨床開発モニター)の内定をもらっても安心できない。

退職手続きについて

看護師は、CRA(臨床開発モニター)の内定を得た後に、もう一つの壁を乗り越えなければなりません。それは退職手続きです。

看護師は、MRや調剤薬局の薬剤師などの他の医療従事者と比べて、退職手続きに苦労する傾向があります。その理由を以下で詳しく説明します。

退職手続き病院をスムーズに退職する方法を知る

退職届

看護師は病院をスムーズに退職することが難しい場合が多いです。その理由は、看護師不足に悩む病院が、看護師の退職を阻止しようとさまざまな手段を講じているからです。

CROが新たに看護師をCRA(臨床開発モニター)として採用したいとしても、転職できる時期が他の応募者よりも遅れる場合は、採用が見送られる可能性が高くなります。また、退職日が予定よりも遅れてしまい、CRA(臨床開発モニター)の内定が取り消されるケースもまれにあります。

大学病院などの大規模な病院で働いている看護師や、特に転職の経験がない看護師は、「病院を容易に退職できる」という考え方は改めた方が良いでしょう。

その上で、退職の意向を伝えた後に、事務長や看護師長から退職を引き止められないようにするためには、退職に関する法律を事前にしっかりと調べておくことや、他の看護師がどのように退職しているかについて日常的に情報収集をしっかりと行うことが大切です。

詳しくはこちら
退職手続き
看護師出身の現役CRAの転職アドバイス10
病院で働く看護師は、CRA(臨床開発モニター)の内定をもらったとしても、安心はできません。退職届が正式に受理されるまでは、油断は禁物です。
看護師出身の現役CRAの転職アドバイス11
就業規則に「退職の申し出は3~6カ月前に行う必要がある」と記載されている場合でも、それが法的に強制力を持つわけではありません。こうした状況にどのように対処すればよいかを知っておくと、いざという時に大変役に立ちます。

事務長や看護師長に言いくるめられてしまっても、得することは何もありません。自分の意思を毅然とした態度で伝えることが大切です。

質問よくある質問とみんなの回答

Q
男性の専門卒の看護師です。CRAへ転職は可能でしょうか。
A
知人に元看護師のCRAがいます。

彼を見る限り、経験がなくてもCRAになれると思います。看護師や薬剤師などの医療系の資格を持っている人が多いようです。学歴も専門卒の人もいらっしゃるみたいです。知人は外資系で働いていますが、特に英語が得意だったというわけではなく、仕事を通じて英語力を身に着けていったようです。ですので質問者さんにもチャンスがあるのではないかと思います。

仕事は毎週のように出張があるようで、月に2〜3回は飛行機の乗っているようです。よくLINEでメールが来ますが、常に新しい場所にいるイメージですね(笑 ですので、全国を飛び回りたい看護師さんにとっては面白いかもしれません。ただ、若いうちは良いと思いますが、年をとった後はどうするんだろうと思ったりもします。きっと何か方法があるのでしょうが・・・。
Q
専門卒看護師2年目 CRAに転職をしたいです
A
CRAへ転職する際にCRCの経験や高い英語力があると有利にはなりますよ。とはいえ、未経験から愛知県で就業するのはなかなか難しいので、東京も視野に入れて考えていかれると良いと思います。

英語力とか、コミュニケーション力が極めて高いとか、何かアピールできるものがあれば別かもしれませんが、専門卒の医療資格者ですと、CRC経験を積んでからCRAへ転職するのが今は一般的になっていると思います。あとは小さな会社を狙っていくとかですね。がんばって下さい。
Q
看護師からCRAへ転職した時にとまどうことを教えてください。
A
看護師からCRAへ転職したものです。

看護師からCRAに転職した時にとまどうことは、まずは自分が看護師として扱われないことでしょうか。看護師の資格をとって、色々経験を積んできたのに、看護師としての資格や経験を評価される場面はほとんどなく、ただの新人として扱われます。そのため、看護師としてのプライドを維持することはできません。もちろん看護師として習得してきた技術を発揮する場面はありません。看護師ではなく、ただの一般社会人となります。

CRA未経験者の場合、最初に導入研修があります。覚える量が多いうえに、試験に合格しないといけないので、想像以上に大変です。周りは薬剤師さんが多いので、自分より勉強ができそうに感じてしまうと、仕事を続けていけるか不安を感じることもあります。

仕事でとまどうことは全てと言っていいと思います。逆にとまどわないことは「一つもない」と言っても良いぐらいです。看護師の時とは仕事内容が全く異なるため、確かに医師とのコミュニケーション経験や疾患の知識は役立ちますが、役に立つ気もすると感じるぐらいで、実際は看護師の時と話す内容が違うため、役に立たないと言っても良いと思います。着る服から持ち物、通勤方法から挨拶、出社してからの時間の過ごし方から全て異なるため、全てにとまどうと言えます。

CRCとの違いはCRCは病院の職員ですが、CRAは製薬会社の職員です。病院にどのような患者様がいるかを把握していて、患者様との対応をする人がCRCです。つまり、CRCは病院と患者様のスペシャリストです。CRAは治験を行うために、製薬会社のどの部署と調整すれば良いかを把握しており、もちろん治験薬の性質や組成にも精通しています。つまり、製薬と薬のスペシャリストがCRAです。
Q
32歳の看護師からCRAへ転職できますか。大卒、大学病院6年、転職回数2回です。
A
30歳以上で未経験で入社された方を何名か知っています。看護師で臨床経験を10年以上積まれたあと、30歳以上で入社されている方もいらっしゃいました。応募先にもよるかとは思いますが、可能性は十分あるのではないかと思います。
Q
看護師1年目からCRA(臨床開発モニター)への転職は不利ですか?
A
看護師経験1年未満でCRA(臨床開発モニター)へ転職できる可能性は残念ながら低いです。応募できても選考に通過できる可能性は低いため、やむを得ない事情で退職される方、もしくはご経歴がとても秀でている方以外は転職活動をすることをお勧めしません。

質問者様のご経歴を拝見しますと、公立総合病院の外科病棟にて病棟看護師として働かれていらっしゃると書かれていますので、残念ながらご経歴が有利とも言えなさそうです。大学病院と同等レベルの病院で働かれていたり、英語が得意な看護師さんなら、ひょっとすると、もしかしたら通過できるかもしれません。

看護師と異なり薬剤師さんは大学に6年であることもあり、1年目であっても看護師より通過しやすくなります。あくまでも看護師より通過しやすくなるだけであって、不利であることに変わりはありません。

看護師に企業が求めていることなどは以下の記事などもご参考にしてください。


臨床経験もしくはMR経験が1年しかありませんがCRA(臨床開発モニター)に応募できますか?
臨床経験もしくはMR経験は何年ぐらいあると良いしょうか?


CRA(臨床開発モニター)の選考倍率・難易度・合格率はどれくらい?


CRAの転職難易度について(看護師)


CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすい資格ランキング
Q
CRAになるためには看護師の資格や経験は必須ですか?
A
結論から言いますと、CRA(臨床開発モニター)になるためには、看護師の資格や経験は必要ありません。ただし、看護師の専門学校に通っているのであれば、せっかくですから看護師の資格をとり、まずは臨床での経験を積むことをおすすめします。

というのも看護師からCRA(臨床開発モニター)を目指す場合のベストな条件が、年齢が比較的若く(20代)、臨床での経験があることだからです。

臨床経験が評価されるのは、もちろん現場で使える実践的な医学薬学知識であることはもちろんですが、臨床でのタフな勤務に耐えた体力と精神力も大きな要素です。

もちろん看護学校で看護技術全般をひととおり勉強して、実習もこなしているとは思いますが、それだけではアピールとしては不十分でしょう。
Q
看護師からCRAへ転職して貢献したいです。
A
>25歳で3年の経歴しかない私がCRAに転職できるのか?

東京や大阪にお住まいでしたら十分にチャンスがありそうです。

>結婚などでは退職をやむをえないのでしょうか?

CRAは結婚や育児で退職する人はほとんどいません。

>出来れば4月からと考えていますが退職のタイミングなども教えていただけると幸いです。

病院にお勤めでしたら3月末でしか退職できないと思いますので、4月入社に向けて12〜1月ごろから転職活動を始められると良いと思います。
Q
卒業後すぐに看護師から臨床開発モニターに就職可能かどうか。
A
社内に看護師資格を持っている方は何人かいらっしゃいますが、みんな臨床経験を積んでから転職しておられます。臨床経験があったほうが、疾患、カルテ、院内体制等理解しやすい部分も多く、CRA業務でも役立つため、一度臨床で働いてから転職される方が多いように思います。
Q
大卒の20代男性看護師です。CRA(臨床開発モニター)への転職は可能でしょうか。
A
関東で計20名以上、関西なら計10名以上の未経験者の募集があるなら、転職できるチャンスがあると思います。逆に、それ以下の数しか募集がないなら難しい可能性が大きいです。

「関東で10名の未経験者の募集があれば選考に通過できるチャンスがあるのでは?」と思われる方かいらっしゃるかもしれませんが、大卒の看護師の採用されやすさは、薬剤師やMRよりも低いです。そのため、募集がMRと薬剤師で埋まってしまったら、看護師が採用される可能性はありません。つまり、大卒の看護師もCRA(臨床開発モニター)に転職できる募集数が、過去のデータなどから関東で20名以上、関西なら10名以上になります。


(CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすい資格ランキング)

どれくらいの数の募集が発生するかは12月ごろにならないと分かりませんが、コロナの影響が残る2021年4月入社の募集は、大卒の看護師が選考の通過を期待できるほどの数が発生しない可能性が大きそうです。

以下の天気が晴れマークになったときが、CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすい時期と言えますので、時々チェックしておきましょう。


(臨床開発業界レポート)

※食品モニター、PMSモニター、臨床研究モニターなどは、CRA(臨床開発モニター)と選考の基準が異なるため考慮していません。


<役に立つ記事>

CRA(臨床開発モニター)の選考倍率・難易度・合格率はどれくらい?

看護師がCRA(臨床開発モニター)へ転職する際の注意点

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看護師からCRAへの転職について

看護師1年目からCRA(臨床開発モニター)への転職は不利ですか?

看護師からCRAへ転職した時にとまどうことを教えてください

看護師からCRAへ転職して貢献したいです

<転職成功事例>

看護師出身のCRA(臨床開発モニター)未経験者の転職成功事例

<来年からCRAとして働くには?>
Q
CRCとCRAのどちらを選べば良いでしょうか?
A
「CRCとCRAのどちらへ転職しようか?」と迷われている看護師さんは、他にもいらっしゃいます。

以下で他の看護師さんが、CRCとCRAをどのように選ばれていらっしゃるかをまとめましたので、転職活動の参考にしていただけますと幸いです。

------------

1)患者様と接する機会の有無で選ぶ

! 患者様と接したいならCRC、患者様と接したくないならCRA !

CRCは毎日のように被験者(患者)と接します。CRCは被験者にとって、治験について相談できる最も身近な存在です。CRCは看護師のときの患者様とのコミュニケーション能力をそのまま活かせますし、被験者とは試験内容だけでなく、趣味やニュースなどの雑談もします。

それに対して、CRAは被験者と接することはありません。看護師のときに培った患者様とのコミュニケーション能力を活かせる機会は少なく、仕事中に被験者とおしゃべりをする時間もありません。

看護師からCRCへ転職される方は、「今後も患者様と接していたい」「患者様とのつながりは絶ちたくない」と思われている方が多いです。逆に看護師からCRAへ転職される方は「今後は患者様と接したくない」「患者様からできるだけ離れたい」「仕事中のおしゃべりは時間の無駄」と思われている方が多いです。

「患者様との時間は少しあったほうが良い」と思われているならCRCを、「患者様との時間は全く必要ない」と思われているならCRAを選ばれると良いでしょう。


(CRCは被験者と雑談する時間は多いですか?少ないですか?)


2)働く場所で選ぶ

! 病院で働きたいならCRC、病院で働きたくないならCRA !

CRCの雇用先は病院やSMOですから、働く場所は主に病院やクリニックになります。つまり、CRCへ転職した後も、看護師のときと同じように病院で働き続けることになります。

それに対して、CRAの雇用先は製薬会社やCROですから、働く場所は製薬会社やCROになります。CRAも月に数回程度、病院やクリニックを訪問することはありますが、CRCと異なり毎日のように病院やクリニックへ通いません。

看護師からCRCへ転職される方は、「今後も病院で働きたい」「さすがに病院から完全に離れるのはちょっと・・」と思われている方が多いです。逆に看護師からCRAへ転職される方は、「とにかく病院で働きたくない」「病院からできるだけ離れて働きたい」と思われている方が多いです。

働く場所が病院やクリニック以外であるCRAは、再び看護師として病院やクリニックに戻ることがCRCより難しくなります。10~20年後に再び看護師として病院やクリニックで働きたいと思っても、看護師として復職するハードルが高くなります。

「再び看護師として働く可能性が少しはあるかもしれない」と思われているならCRCを、「再び看護師として働く可能性は全くない」と思われているならCRAを選ばれると良いでしょう。


(CRCの一日と一週間)

(CRAの一日と一週間)


3)在宅勤務の多さで選ぶ

! 何にも優先して在宅勤務がしたいならCRA !

在宅勤務を利用できる頻度は、CRCが月に数回に対してCRAは週に数回あり、CRAのほうが多いです。オフィスへの出社が週に1回で良かったり、完全に在宅勤務で働ける製薬会社やCROも存在しています。

在宅勤務は通勤の負担がなくなるため、プライベートの時間が増えます。また、育児と家事との両立がしやすくなったり、転勤しても仕事を続けやすいです。そのため、「できれば在宅勤務で働きたい」と思われている看護師さんは多くいらっしゃいます。

CRCは、被験者(患者)の診察に同席する必要があったり、カルテを持ち出せなかったり、何をするにも医師の指示や許可が必要などの理由から、在宅勤務を利用できる機会は限られています。

それに対して、CRAはほとんど全ての業務を在宅でこなせるため、オフィスへの出勤を週に2~3回としている製薬会社やCROは珍しくなく、週に0~1回で良いとしているCROも存在しています。

看護師からCRAへ転職される方は、「とにかく在宅勤務で働きたい」「在宅勤務さえできれば他の条件は何でも良い」と思われている方が少なくありません。

在宅勤務を多く利用できることが何よりも重要ならCRAを、今まで通り病院で働いても大丈夫ならCRCを選ばれると良いでしょう。

ただし、在宅勤務は社員同士のコミュニケーションが減って孤独になりやすいことや、運動不足になるなど自己管理が難しくなるなどのデメリットもあります。

また、コロナが収束するにつれて、在宅勤務の利用回数を減らす製薬会社やCROが多く見られることや、DCT(分散型臨床試験)の普及が進むと、CRCも在宅勤務の利用頻度が増えると予測されていることも知っておきましょう。


(CROでの在宅勤務について)

(CRCは在宅勤務(リモートワーク/テレワーク)ができますか)


4)年収へのこだわりで選ぶ

! 何にも優先して高い年収がほしいならCRA !

CRAの平均年収はCRCより100~150万ほど高いです。CRAがCRCより高い年収をもらえる理由は「最終学歴が高い」「労働時間が長い」「責任が重い」「製薬業界の平均年収が高い」など色々ありますが、最も大きな理由は外資系の会社で働けるからだと考えられます。

CRCが所属する病院やSMOは外資系の参入が規制されており、外資系の病院やSMOは基本的には存在していません。それに対して、CRAが所属する製薬会社やCROの約半分は外資系です。外資系の給料が高い理由は「成果主義」「リストラされやすい」「グローバル企業が多い」「英語力が必要」などだと考えられます。

CRAとCRCの年収の差は、年数が経過するごとに大きくなる傾向が見られます。CRCで年収1000万円をもらうことは簡単ではありませんが、CRAであれば20~30年後なら十分に可能性があります。

「年収に人一倍のこだわりがある」「将来は年収1000万円を目指したい」と思われているならCRAを、「年収にそこまでのこだわりがない」と思われているならCRCを選ばれると良いでしょう。


(CRAの給料・年収の詳細)

(CRCの給料・年収の詳細)

(なぜCRCよりもCRAのほうが給料が高いのでしょうか)


5)患者様と薬のどちらに興味があるかで選ぶ

! 患者(被験者)に興味があるならCRC、薬(治験薬)に興味があるならCRA !

CRCは患者に詳しく、CRAは薬に詳しいです。

CRCは「被験者の症状や状態」などについて、医師やCRAから聞かれたらすぐに返答できるように、日頃から患者様とコミュニケーションをとって、信頼関係の構築に努めています。

CRAは「治験薬の性質や組成、有効性や安全性」などについて、医師やCRCから聞かれたらすぐに返答できるように、プロトコールや治験薬概要書を読み込み、治験薬の有効性や安全性に関する情報のアップデートを欠かしません。

「治験薬や薬に興味はないけれど、患者様は色々な方がいて飽きないなあ」と思われているならCRC、「被験者に興味はないけれど、治験薬や薬の作用機序や毒性を知るのが楽しいなあ」と思われているならCRAを選ばれると良いでしょう。

実際に看護師からCRAへ転職される方の多くは、過去に薬剤師を目指していたことがあるなど、以前から薬に人一倍の興味を持っていた方が多いです。


(なぜCRCではなくCRAか)


6)英語の得意不得意で選ぶ

! 英語が得意ならCRA !

CRAとCRCのどちらも国際共同治験(グローバル治験)を担当する場合は、英語で書類を作成したり、英語で書かれた資料を読んだりするため、英語の読み書きの能力が必要になります。

ただし、CRCよりもCRAのほうが高い英語力を求められる可能性があります。なぜなら、CRAが所属する製薬会社やCROの約半数が外資系だからです。外資系企業では交通費の申請などの日常業務をするときにも英語力が必要になる場合があります。また、管理職以上になると、海外とテレビ会議をする際にビジネスレベルの英会話力が必要になります。

CRAやCRCに求められる英語力は主に「所属する会社」と「担当する治験の種類」によって変わります。CRAであっても内資系の会社に所属しており、国内の治験を担当している場合、英語力を求められる場面がほとんどないことも知っておきましょう。

「英語が得意」「英語を勉強するのが好き」と思われているならCRA、「英語は苦手」「できれば英語を勉強したくない」と思われているならCRCを選ばれると良いでしょう。


(CRAには英語力がどれぐらい必要なのでしょうか?)

(治験コーディネーターは英語を使いますか?)


7)選考の通過しやすさで選ぶ

! 不採用になるのが嫌ならCRC !

看護師はCRAよりCRCのほうが選考に通過しやすいです。

CRCは看護師の経験を大いに活かせる職種です。CRCが働く場所は看護師と同じ病院やクリニックですから、治験を行うためにどの部署と調整すれば良いかを知っています。また、被験者の対応をするときに患者様と接してきた経験をそのまま活かせます。CRCと看護師の相性は抜群に良いです。

しかし、CRAはCRCほど看護師の経験を活かせない職種です。CRAが働く場所は看護師に馴染みのない製薬会社やCROですから、治験を行うためにどの部署と調整すれば良いか分かりません。また、患者様と接してきた経験をそのまま活かせる機会はありません。

実際に看護師からCRAへ転職された方の多くは「看護師の経験はほとんど活かせなかった」とおっしゃっています。

CRCへ転職された看護師は、「CRCの選考は看護師の3倍ぐらい難しい」と感じている方が多いです。そのCRCの選考よりさらに難しいのがCRAです。

看護師からCRAへ転職されるなら、「後にも先にもCRAへ転職するときより難しい選考はない」ぐらいの覚悟を持って挑戦されると良いでしょう。


(CRAの転職難易度について)

(CRCとCRAになるのでは、どちらが難しいですか?)

(CRCの選考は看護師と比べて何倍ぐらい難しいのでしょうか?)

(看護師からCRAへ転職した時にとまどうこと)


8)勉強の得意不得意で選ぶ

! 勉強が苦手ならCRC !

CRAが扱う書類は、治験実施計画書や治験薬概要書など種類が多く内容も複雑です。CRAはその書類を正確に素早く理解し、医師やCRCに簡潔に伝えたり、質問を受けたら適切に回答することが必要です。そして、多数の複雑な書類を、正確に素早く理解する能力は、学力と比例する傾向があります。

CRCの主な業務は被験者や他の医療専門職の間にたち、治験がスムーズに進むように調整することです。臨床現場で上手に立ち回る能力は、必ずしも学力と比例しません。

実際にCRCの約4割が専門・短大卒です。それに対して、専門・短大卒のCRAは1割以下です。また、CRAの約半数は6年制の大卒か院卒です。専門・短大卒の看護師が応募できる求人は少ないです。

大卒の看護師であっても、薬剤師や修士卒のCRAと一緒に仕事をするときは、ついていけるか不安を感じる方が多いです。専門・短大卒ならなおさらです。実際にCRAの研修中に「周りの人ができる人ばかりで、この仕事を続けていける自信を無くした」と感じて、早期に退職される看護師が一定数いらっしゃいます。

勉強が得意なら、CRCとCRAのどちらを選ばれても構いません。しかし、勉強が苦手ならCRCを選ばれると良いでしょう。

ただし、専門・短大卒であっても、「英語力が高い」「CRCの経験がある」「高校の偏差値が60以上」などの場合は、CRAとしても活躍できる可能性がありますので、積極的に挑戦されても良いでしょう。


(CRAになるのに大卒じゃなくても大丈夫ですか?)

(CRCになるのに学歴は関係ありますか?)

(CRAの仕事についていけないという理由で退職された方はいらっしゃいますでしょうか)


9)やりがいの実感しさすさで選ぶ

! 人との関わりや感謝の言葉を通して、喜びややりがいを実感したい人はCRC !

CRCは被験者と接するため、治験薬の効果を自分の目で見ることができます。治験薬の効きめが大きければ被験者はとても喜ばれますし、感謝の言葉ももらえます。CRCが「この仕事をやっていて良かった」と思える瞬間です。

しかし、CRAは被験者と接しないため、治験薬の効果は書類を通して間接的に見ることしかできません。治験薬の効きめが高くても、被験者から「ありがとう」と言われることもありません。そのため、CRAはCRCよりもやりがいを実感しにくい職種と言えます。

仕事のやりがいは、被験者が喜ぶ姿を見る以外にもたくさんございますが、CRAの業務内容は総じて成果が見えづらいため、やりがいを実感しにくいです。

喜びややりがいの実感しやすさを重視したいなら、CRCを選ばれると良いでしょう。


(CRCのやりがい)

(やりがいが大きいのは看護師と治験コーディネーターのどちらですか)

(CRAのやりがい)


10)宿泊を伴う出張の可否で選ぶ

! 宿泊を伴う出張ができないならCRC !

多くのCRAは月に数回程度、全国の医療機関へ訪問して業務を行っています。東京や大阪に住んでる方であれば、北海道・東北や九州・四国にある医療機関へ訪問する必要があるときは、宿泊を伴う出張が必要になる場合が多いです。仕事の状況によっては連泊になることもあります。

それに対して、CRCは宿泊を伴う出張は基本的に発生しません。

「ペットを飼っている」「小さな子どもがいる」「介護が必要な祖父母がいる」「彼氏と離れたくない」「ホテルに一人で泊まるのは避けたい」などの理由から、数日間に渡って家を留守にできない看護師が、CRAへ転職することは難しいと言えます。

「家を留守にできない」「仕事で宿泊することは避けたい」と思われているなら、CRCを選ばれると良いでしょう。


(CRAは月に何回ぐらい出張するのでしょうか)


11)お住まいの都道府県で選ぶ

! お住まいが東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・兵庫(・福岡・愛知・岐阜)以外ならCRC !

CRAは在宅勤務を利用しやすいとはいえ、週に数回はオフィスへの出社が求められることがほとんどです。そのため、地方にお住まいの看護師がCRAへ転職することは難しいです。

数年以上の在籍期間がある方CRA経験者であれば、地方に住みながらCRAとして働き続けることが可能な会社も少しずつ増えていますが、CRA経験のない方がすぐに完全在宅で勤務することはできません。

しかし、CRCなら治験が行われている病院さえあれば、地方でも働けます。

東京周辺や大阪周辺(まれに福岡や名古屋)に住んでいない方は、CRCを選ばれると良いでしょう。


(地方在住者ですがCRAへ就職できますか?)

(地方はCRAの求人が少ない?)


12)価値観で選ぶ

! 合理性を重んじる人はCRA、感情を大切にする人はCRC !

CRAが一緒に仕事をする人は、やるべき仕事をたくさん抱えている医師やCRCです。そのため、CRAは「要点を簡潔に伝えることが何よりも重要だ」という、合理性を重視する価値観をもちやすくなります。CRAにとって、効率の追求や、生産性の向上は最優先事項です。

それに対して、CRCは時間に余裕のある被験者とも接して仕事をします。被験者は合理性よりも、気持ちや想いなどの感情を大切にしている方が多いです。その結果、CRCは「人の気持ちを尊重して行動することが何よりも重要だ」がという価値観をもちやすくなります。

CRAはドライ、冷静、理性的な人が、CRCはフレンドリー、親しみやすい、優しい人が向いていると言えます。

合理性はとても重要だと考える人はCRAを、感情を大切にしたいと考える人はCRCを選ばれると良いでしょう。

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(CRAとCRCの違い)

(CRCとCRAの違い)

(CRAとは)

(CRCとは)

(CRCとCRAになるのでは、どちらが難しいですか?)
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