ランキング
CROの売上高と従業員数
※CROは日本CRO協会の会員のみ。
※日本CRO協会年次業績報告書をもとに作成。
主要グループの売上高
※各グループの連結売上高
グローバルCROグループ
- IQVIA
- IQVIAサービシーズジャパン合同会社
- Parexel
- パレクセル・インターナショナル株式会社
- Syneos Health
- サイネオス・ヘルス・クリニカル株式会社
- Thermo Fisher
- 株式会社新日本科学PPD
- Labcorp
- Fortrea Japan株式会社
- Icon
- ICONクリニカルリサーチ合同会社
- IQVIAとParexelは、日本で長年にわたって事業展開している2社です。とりわけIQVIAは、世界でも日本でも最大規模のCROに成長しました。
- グローバルCROの売上高はIQVIAとICONが拮抗。LabcorpとThermo Fisher Scientificが続きます。
- グローバルCROの従業員数はLabcorpが7.5万人でトップ、2位はIQVIAの7万人です。
国内従業員数(グループ計)
国内従業員数(単独)
- 従業員数はグループ計ではシミックがトップ、単独ではIQVIAサービシーズジャパンがトップとなっています。
- CRA(臨床開発モニター)数はIQVIAサービシーズジャパンがトップ、次いでイーピーエス、シミック、エムスリーグループの第二集団が続き、パレクセルとエイツーヘルスケアが追いかけます。
国内CRO企業一覧
IQVIAサービシーズジャパン、イーピーエス、シミックの3社は、国内のCROの大手企業として知られています。さらに、パレクセル、エムスリーグループ(メディサイエンスプラニング)、伊藤忠系のエイツーヘルスケア、ICONクリニカルリサーチを加えると、国内大手の7大CROグループとして位置づけられます。
その他にも、特定の分野に特化した領域特化型CROや、ITを活用した事業展開を行うCROなども存在します。
国内CRO大手3社
- IQVIAサービシーズジャパン合同会社
- 本社
- 東京都港区高輪4-10-18 京急第一ビル
- 設立
- 1998年7月31日
- 拠点一覧
- 東京、大阪、神戸、福岡
- 社員数
- 5,135名 ※2024年4月1日現在
- グループ概要
- 本社:米国、従業員数約8万名、オフィス約70ヶ国、事業展開約100カ国
- 種別
- 外資系
- 特徴
- 70ヶ国にオフィスを有し、100ヶ国で8万人の従業員が業務を行っている世界最大規模の医薬品総合サービス企業です。世界の売上高トップ100の医薬品のうち98品をサポートしています。
世界TOPのグローバルCRO
2016年10月には米国本社QuintilesとIMS Healthが合併しIQVIAとなりました。IMSヘルスが持つ医療データと、IQVIAサービシーズジャパンの新薬開発から市販後支援ノウハウを融合し、ヘルスケア領域で新たなサービスの創出へ取り組んでいます。グローバル企業の強みを活かして、治験のグローバルスタディ(国際共同治験)を積極的に展開しています。アメリカだけではなく世界各国に広がるIQVIAネットワークを利用することにより、全世界で試験の受注が可能です。
グローバルなキャリアをつむことが可能
世界中にネットワークをもつIQVIAサービシーズジャパンでは、グローバルな経験をつむことができます。受託する試験の多くはグローバル試験です。また、WEB会議で海外とやりとりすることが日常的にある環境になります。他にも広く平等に機会を提供する事を目的として、社内公募制度を導入しています。
女性が働きやすい環境
育児休業や短時間勤務・在宅勤務などの制度が整っており、有給消化率が7~8割前後など、女性が活躍しやすい環境となっています。実際にCRAの従業員の約7割が女性で、管理職の割合も5~6割と女性の比率も高くなっています。
主な受託領域は抗がん剤領域、中枢領域、その他リウマチ領域など
最新の医薬品グローバルスタディだけでなく、医療機器や再生医療の開発においても業界をリードしています。
- イーピーエス株式会社
- 本社
- 東京都新宿区下宮比町2-23 つるやビル
- 資本金
- 1億円
- 設立
- 2014年7月
- 売上高
- 連結980億円※2022年9月期
- 拠点一覧
- 東京、神奈川、大阪、名古屋、札幌
- 社員数
- 3,271名(2023年10月1日)、7,864名(グループ総計/2022年9月30日現在)
- 種別
- 内資系
- 求人一覧
- イーピーエスの最新の求人一覧はこちら
- 特徴
- 1991年の創設以来、イーピーエスはCRO業界のパイオニア、さらにリーディングカンパニーとして、その役割を果たしてきました。イーピーエスの強みは、医薬品開発から市販後の安全監視活動まであらゆる業務を一貫して担える対応力と、幅広い疾患領域をカバーする知見があることです。
強いオンコロジー領域
業界内で「がんといえばイーピーエス、イーピーエスと言えばがん」と言われるほど受託・実績ともに圧倒的に強いです。
業界トップクラスのリアルワールドエビデンス事業
2018年に「リアルワールドエビデンス事業本部」を設立し、業界トップクラスの規模と実績を誇るファーマコヴィジランス部門と製造販売後調査部門を有しています。
再生医療関連にいち早く進出
2008年から再生医療関連業務の受託を開始し、イーピーエスでは累計200件以上の豊富な受託実績があります。さらに再生医療イノベーションフォーラムへ参画するなど、常に新しい情報に接する環境で専門性を高めています。
eラーニングと座学の融合により、実践的かつ効果的な教育を実現
CROで培った臨床試験のノウハウを活かし、eラーニングシステムによる効率的で均質な教育・研修と、開発経験豊富な専任講師による実践的な座学講座を行っています。
バーチャル治験においてもフロントランナー
これまで培ってきたナレッジとノウハウ、さらに新技術やICTを駆使し、医療の発展に寄与して参ります。早期普及が期待されるバーチャル治験においては、すでにフロントランナーとしてのポジショニングを確立しています。
- シミック株式会社
- 本社
- 東京都港区芝浦1-1-1
- 資本金
- 1億円
- 設立
- 平成24年1月4日
- 売上高
- 連結1047億0,100万円(2023年9月期)
- 拠点一覧
- 東京、大阪、名古屋、福岡
- 社員数
- 2,117名(2022年9月現在) ※グループ全体6,354名(2023年10月現在)
- 種別
- 内資系
- 求人一覧
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- 特徴
- 日本で初めてCROビジネスをスタートしたCRO業界を代表するパイオニア企業です。CMO・CSO・ヘルスケア・IPD事業へと事業領域を拡大し、医療・医薬にまつわるさまざまな分野を支援しています。
開発製造からマーケティングまでのフルサポートのバリューチェーンを構築
グループ会社にSMOトップクラスのシミックヘルスケア・インスティテュート、CSOのシミック・イニジオ、CDMOのシミックCMOなど20社前後の会社を抱え、開発から製造、営業・マーケティングまで、製薬企業のバリューチェーンをフルサポートできる体制を整えています。
自社で知的財産を開発する事業を展開
診断薬やオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)などの知的財産の開発事業を行っています。 シミックで開発した診断薬の中で「レナプロL-FABPテスト」(腎疾患体外診断薬)は、承認後、製薬企業に販売権を譲渡し、シミックのライセンスビジネスの皮切りとなっています。
整備された教育・福利厚生
人事教育制度として、主体的なキャリア設計が可能な自己申告制度が整備されています。また、様々なクラブ活動や産業医によるカウンセリングなどがあり、あらゆる社員のチャレンジを応援する仕組みが整っています。
主な受託領域はオンコロジー領域、循環器領域、中枢神経領域
受託領域はオンコロジー領域、循環器領域、中枢神経領域など幅広い領域を経験しています。メガスタディへの対応も問題ありません。
注目のCRO
- 株式会社マイクロン
- 本社
- 東京都港区三田3丁目13番16号 三田43MTビル
- 資本金
- 5,000万円
- 設立
- 2005年10月3日
- 社員数
- 200名(2022年10月現在)
- 求人一覧
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- 特徴
- イメージングCROのリーディングカンパニー
- アジア圏に積極的に進出
関東の主なCRO(順不同)
- 株式会社メディサイエンスプラニング
- 本社
- 東京都中央区新川二丁目27-1 東京住友ツインビルディング東館
- 資本金
- 1億円
- 設立
- 1982年9月20日
- 社員数
- 1,431名 ※2023年4月1日時点
- 特徴
- 1982年の創業のCROのパイオニア的存在
- エムスリーグループ
- エイツーヘルスケア株式会社
- 本社
- 東京都文京区小石川1-4-1
- 資本金
- 1億円
- 設立
- 2003年7月
- 社員数
- 1,252名(2024年4月1日時点)
- 特徴
- 2014年11月にACRONETとエイツーヘルスケア(旧・アスクレップのGCP部門)が合併し誕生した総合CRO
- 2017年の1月には、同じ伊藤忠系のCRO企業である株式会社ベル・メディカルソリューションズのCRO事業を統合し、大手4強を追いかける存在へ
- 伊藤忠テクノソリューションズからの分社独立であるため、自社内にSEを擁しており、ITを活用した臨床試験の業務効率化に定評がある
- 伊藤忠グループのCROとして、モニタリング、データマネジメント、統計解析、安全性情報管理等のサービスを提供
- パレクセル・インターナショナル株式会社
- 本社
- 東京都中央区新川1-21-2 茅場町タワー13F
大阪府大阪市中央区今橋2−5−8 トレードピア淀屋橋18F
- 資本金
- 1000万円
- 設立
- 1997年
- 社員数
- 約1,050名 ※2023年4月
- グループ概要
- 本社:米国 従業員数約20,000名 拠点約50カ国
- 求人一覧
- パレクセルの最新の求人一覧はこちら
- 特徴
- 約20000人超の社員が50以上の国に拠点を構え100カ国以上で医薬品・医療機器開発のサービスを提供するグローバル企業
- パレクセルは、「フレキシブルに働ける企業TOP100」に9年連続で選ばれ、2022年はTop20にランクイン。
- 株式会社新日本科学PPD
- 本社
- 東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー12階
- 資本金
- 26億8,137万円
- 設立
- 2015年
- 社員数
- 1,008名(2024年4月時点)
- 求人一覧
- 新日本科学PPDの最新の求人一覧はこちら
- 特徴
- 前臨床試験受託の最大手企業のCRO部門と米CRO大手「PPD」の合弁事業により設立。
- サイネオス・ヘルス・クリニカル株式会社
- 本社
- 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス27F
- 設立
- 2018年7月
- 社員数
- 約700名(2023年)
- 特徴
- 2018年にアイエヌシー・リサーチ・ジャパンとインヴェンティヴ・ヘルス・ジャパンが合併し設立
- 世界110カ国、28,000名の社員が活躍する米国サイネオス・ヘルスグループの日本法人
- Fortrea Japan株式会社
- 本社
- 東京都中央区晴海1-8-11 晴海トリトンスクエア オフィスタワーY 8階
- 資本金
- 1000万円
- 設立
- 2004年6月
- 社員数
- 約350名(2023年)
- 特徴
- ラボコープグループは世界100ヵ国に展開、75000人以上を抱えるグローバル企業
- 世界最大の非臨床CROラボコープ傘下
- ArkMS株式会社
- 本社
- 東京都豊島区東池袋三丁目1番3号 ワールドインポートマートビル8階
- 設立
- 2024年9月2日
- 社員数
- 300名(2024年9月2日時点)
- 特徴
- インテージヘルスケアからCRO事業を事業分割。同時にアルフレッサ ホールディングス株式会社の完全子会社化
- 株式会社インテリム
- 本社
- 東京都台東区上野1-1-10 オリックス上野1丁目ビル5階
- 資本金
- 1億円
- 設立
- 2005年8月
- 社員数
- 285名(2021年)
- 求人一覧
- インテリムの最新の求人一覧はこちら
- 特徴
- 近年はオンコロジー領域とアジアを中心としたグローバルスタディに注力し、国内独立系CROとして順調に発展している
- 株式会社エスアールディ
- 本社
- 東京都中央区八丁堀3-4-8 RBM京橋ビル
- 資本金
- 5000万円
- 設立
- 平成元年3月1日
- 社員数
- 176名(2024年4月現在)※グループ全体で530名
- 求人一覧
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- 特徴
- 創業は1989年3月、CROのパイオニアの1社
- バイオスタートアップへの医薬品開発コンサルティングに注力している
- メドペイス・ジャパン株式会社
- 本社
- /東京都渋谷区神宮前1-5-8 神宮前タワービルディング20F
- 設立
- 2016年7月22日
- 社員数
- 195名(2024年1月現在)
- 特徴
- アメリカのオハイオ州に本社を置くグローバルCRO
- メビックス株式会社
- 本社
- 東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ
- 資本金
- 6,000万円
- 設立
- 2001年5月21日
- 社員数
- 177名(2023年4月1日現在)
- 特徴
- エムスリーの子会社
- エビデンスソリューションに定評がある
- 株式会社アールピーエム
- 本社
- 東京都新宿区西新宿3-2-4 JRE西新宿テラス
- 資本金
- 9000万円
- 設立
- 2008年5月
- 社員数
- 約1,160名(2023年4月時点)
- 特徴
- 受託業務と人材派遣の両面で対応
- PV、PMS、DMの正社員派遣が主。
- WDBココ株式会社
- 本社
- 東京都中央区晴海1-8-11 トリトンスクエアY 27F
- 資本金
- 275,940,500円
- 設立
- 1984年(昭和59年)8月23日
- 社員数
- 554名(2023年3月時点)※契約社員含む
- 特徴
- 安全性情報管理を主軸とした医薬品・医療機器の開発支援を行っている
- WDBホールディングス株式会社の子会社
- 株式会社中外臨床研究センター
- 本社
- 東京都中央区日本橋本町2-2-5
- 資本金
- 5,000万円
- 設立
- 2004年9月
- 社員数
- 127名(2024年1月1日現在)
- 特徴
- 中外製薬株式会社100%出資のCRO
- ロシュのグループ力を生かしたグローバル案件も手掛ける
- DOTワールド株式会社
- 本社
- 東京都港区東新橋2-14-1 NBFコモディオ汐留4F
- 資本金
- 1,500万円
- 設立
- 2006年11月7日
- 社員数
- 91名(2022年)
- 特徴
- 2012年11月に株式会社ワールドインテックと経営統合
- 株式会社アイメプロ
- 本社
- 東京都中央区日本橋小伝馬町1-5 PMO日本橋江戸通 2階
- 資本金
- 1,200万円
- 設立
- 2011年
- 特徴
- 主に小児医薬品・医療機器の開発を行っているCRO
- 3Hクリニカルトライアル株式会社
- 本社
- 東京都豊島区南池袋1-13-23 JRE南池袋ビル2F
- 資本金
- 1,500万円
- 設立
- 2005年2月17日
- 社員数
- 100名(契約社員・アルバイト含む)
- 特徴
- エムスリーグループ
- 治験・臨床試験の情報サイト「生活向上WEB」を運営
- クレイス株式会社
- 本社
- 東京都港区芝浦1-15-13 田嶋ビル3F
- 資本金
- 1500万円
- 設立
- 2016年7月
- 特徴
- 株式会社ケアネットの子会社
- 株式会社アイ・ディー・ディー
- 本社
- 東京都港区南麻布二丁目14番19号 オキノビル201
- 設立
- 設立1987年7月25日
- 社員数
- 39名
- 特徴
- 北里大学臨床薬理研究所の支援からスタートしたCRO
- Satt株式会社
- 本社
- 東京都新宿区新宿2-12-8 ACN新宿ビル5階
- 資本金
- 4500万円
- 設立
- 2009年11月4日
- 特徴
- 主に医師主導臨床研究を支援
- 株式会社リメディア
- 本社
- 東京都千代田区神田美倉町10番地 喜助新神田ビル 6F
- 資本金
- 3,150万円
- 設立
- 2014年10月27日
- 特徴
- 癌領域を中心に少数精鋭で臨床開発を行っている
- 株式会社CLINICAL RESEARCH OFFICE
- 本社
- 神奈川県逗子市小坪5-23-8
- 設立
- 2015年8月
- 特徴
- 東京、神奈川、京都で事業を展開
- (株式会社MICメディカル)
- 本社
- 東京都港区赤坂1 丁目11番44号 赤坂インターシティ10階
- 資本金
- 7億1,300万円
- 設立
- 1986年12月
- 拠点一覧
- 東京、大阪
- 社員数
- 400名(2018年4月1日現在)
- 特徴
- エムスリー株式会社の子会社
- 「治験君」など治験プロセスのIT化を積極的に推進
- 医薬品と医療機器の両分野での開発支援を手掛けている
- 主な受託領域は癌、中枢神経、循環器、整形外科領域
- 2021年6月にメディサイエンスプラニングと合併
- (エイツーPRA株式会社)
- 本社
- 東京都文京区小石川1-4-1 住友不動産後楽園ビル14階
- 資本金
- 7,000万円
- 設立
- 2013年4月
- 社員数
- 20名(2015年3月現在)
- 特徴
- エイツーヘルスケア株式会社と世界トップクラスCROの一つであるPRA Health Sciences社との合弁会社
- グローバルスタディ100%
- (ACメディカル株式会社)
- 本社
- 東京都中央区晴海2-5-24 晴海センタービル
- 資本金
- 1億円
- 設立
- 2010年5月7日
- 社員数
- 540名
- 特徴
- IT企業であるアグレックスの100%出資のもと、2010年5月に誕生
- IT基盤と医療分野の専門性を融合したフルサポートサービスを提供
- 2016年1月にCSOのアプシェ株式会社を吸収合併
- 2019年3月よりEPSグループ入り、その後2020年2月と3月にイーピーエスとEPフォースに吸収分割される
- (株式会社社EPクロア)
- 本社
- 東京都新宿区新小川町6番29号
- 資本金
- 9,000万円
- 設立
- 2012(平成24)年4月2日
- 社員数
- 557名(2022年)
- 特徴
- 株式会社CACエクシケアと株式会社クリニカルトラストが2016年4月1日に合併して設立
- 安全性情報管理(PV)業務に強み
- 2021/7よりイーピーエスの子会社となり社名を株式会社EPクロアへ変更
- 2022/7よりイーピーエスに吸収合併され消滅
- (EPSインターナショナル株式会社)
- 本社
- 東京都新宿区津久戸町1番8号 神楽坂AKビル
- 資本金
- 1億円
- 設立
- 2019年10月1日
- 社員数
- 263名
- 特徴
- 前身は東京CRO、日揮ファーマサービスを経てEPSグループ入り
- EPSインターナショナルを吸収合併した後に、EPSアソシエイトからEPSインターナショナルへと会社名を変更
- 2022年9月よりイーピーエスに吸収合併され消滅
- (インヴェンティヴ・ヘルス・ジャパン合同会社)
- 本社
- 東京都中央区日本橋2丁目1番3号 アーバンネット日本橋2丁目ビル 5階
- 資本金
- 1000万円
- 設立
- 2007年8月15日
- 特徴
- 世界90ヵ国以上に展開、14000人以上を抱えるグローバル企業
- 2018年7月にCRO部門をサイネオス・ヘルス・クリニカル株式会社へと統合
- (アイエヌシー・リサーチ・ジャパン株式会社)
- 本社
- 東京都港区港南一丁目2番70号 品川シーズンテラス27階
- 設立
- 2013年5月
- 社員数
- 100名(2015年12月現在)
- 特徴
- 米NASDAQ上場の社員5000名超の世界的CRO、世界100カ国以上で事業を展開
- 2018年7月にCRO部門をサイネオス・ヘルス・クリニカル株式会社へと統合
- グローバル治験に強い
- (サイネオス・ファーマ・パートナーズ株式会社)
- 本社
- 東京都品川区西五反田8-9-5
- 設立
- 2007年03月
- 社員数
- 112名
- 特徴
- 独立型のCRO
- 2018年4月にPVネクストを存続会社としてパーソルファーマパートナーズ株式会社に商号変更
- 2021年4月にサイネオス・ヘルスにより買収、その後に統合
- (株式会社ベルメディカルソリューションズ)
- 本社
- 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコート センターオフィス 10F
- 資本金
- 1億円
- 設立
- 2012(平成24)年3月1日
- 特徴
- 大手コールセンターの医薬・医療関連事業を分社独立化し、グループの一員として設立
- 症例登録センターは25年以上の歴史を持つ
- 2017年1月にIMLと合併しビーアイメディカルとなる
- CRO事業は2017年1月にエイツーヘルスケア株式会社が承継
- (株式会社エスアールエル・メディサーチ)
- 本社
- 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル8階
- 資本金
- 1億5000万円
- 設立
- 1997年(平成9年)1月14日
- 社員数
- 70名(2020年2月現在)
- 特徴
- みらかグループの一員
- 臨床検査受託事業において50年近い実績と技術力を持つ株式会社エスアールエルの100%出資企業
- 2024年11月にエイツーヘルスケアに譲渡
- (ナイフィックス合同会社)
- 本社
- 東京都中央区日本橋兜町21-7
- 資本金
- 1,000万円
- 設立
- 2002年11月
- 特徴
- 抗がん剤領域に特化したフルサービスCRO
- 2017年4月に株式会社アイコン・ジャパンに吸収合併
- (株式会社アスクレップ)
- 本社
- 東京都豊島区東池袋三丁目1番3号 ワールドインポートマートビル8階
- 資本金
- 1億5,000万円
- 設立
- 1992年7月20日
- 特徴
- ITを駆使したシステムソリューション機能を高度に備えている。また、メディカル・マーケティング・リサーチにも強い
- 平成26年6月にアスクレップのCRO事業は伊藤忠商事の「エーケーピー」へ譲渡
- (株式会社イーピーメイト)
- 本社
- 東京都新宿区新小川町6-36
- 資本金
- 4,500万円
- 設立
- 2005年10月
- 社員数
- 170名(2017年1月現在)
- 特徴
- CRO最大手であるイーピーエスのグループ企業
- 製薬企業に常駐して勤務するCRA分野に特化
- 2019年4月1日に親会社であるイーピーエスと統合
- (株式会社データファルマ)
- 本社
- 東京都品川区東五反田三丁目14番13号 高輪ミューズビル5階
- 資本金
- 9,000万円
- 設立
- 平成20年5月1日
- 特徴
- NTTデータのグループ企業
- 2016年4月にクリニカルサポート(SMO)に吸収合併
- (株式会社綜合臨床メデフィ)
- 本社
- 東京都新宿区西新宿三丁目2番7号 KDX新宿ビル9F
- 資本金
- 5,000万円
- 設立
- 2012年4月17日
- 社員数
- 28名(2017年4月現在)
- 特徴
- EPSホールディングのグループ企業
- 2019年3月よりEPSクルーズを存続会社として合併
関西の主なCRO(順不同)
- ICONクリニカルリサーチ合同会社
- 本社
- 大阪府大阪市中央区久太郎町四丁目1番3号 大阪御堂筋ビル12階
- 資本金
- 2,000万円
- 設立
- 1987年03月
- 社員数
- 約1000名 ※2023年現在
- 特徴
- 2021年にPRAヘルスサイエンス(株)と統合し、グローバルでの従業員数40,000名、90か国での事業展開とグローバルトップクラス。
- 2023年にアイコン・ジャパンとPRAヘルスサイエンスを統合し、社名をICONクリニカルリサーチ合同会社に変更。
- プロジェクトの約9割強がグローバル治験、オンコロジー領域の医薬品が6割を占める
- 株式会社リニカル
- 本社
- 大阪市淀川区宮原1丁目6番1号 新大阪ブリックビル10階
- 資本金
- 214,043,500円
- 設立
- 平成17(2005)年6月7日
- 社員数
- 単体:382名、連結:799名 ※2023年3月末現在
- 求人一覧
- リニカルの最新の求人一覧はこちら
- 特徴
- 「フェーズ2」「フェーズ3」の領域に注力
- 癌、中枢神経系、免疫領域に強い
- 欧米アジアのグローバル展開を積極的に押し進める
- 株式会社総合医科学研究所
- 本社
- 大阪府豊中市新千里東町1-4-2 千里ライフサイエンスセンター13階
- 資本金
- 1億円
- 設立
- 2007年1月
- 社員数
- 28名
- 特徴
- 大学発のバイオベンチャーでアカデミック且つ自由な社風が特徴
- 主流は臨床開発よりは臨床研究
- 株式会社イーエムアイ
- 本社
- 大阪市西区江戸堀二丁目1番1号 江戸堀センタービル18F
- 資本金
- 100百万円
- 設立
- 1982(昭和57)年4月1日
- 社員数
- 21名 (パートタイマー含む)
- 特徴
- 医薬品の高品質を確保するための製剤品質試験、安定性試験、新規開発医薬品の生物学的同等性試験にかかわる臨床治験、薬物動態試験と、幅広く業務を実施している。
- インクロムCRO株式会社
- 本社
- 大阪府大阪市淀川区宮原4-1-6 アクロス新大阪6F
- 資本金
- 1000万円
- 設立
- 2010年12月
- 社員数
- 35名(2023年)
- 特徴
- 日本治験業界の先駆け的存在
- 業界初の治験に特化した医療機関を設立
- (PRAヘルスサイエンス株式会社)
- 本社
- 大阪市中央区久太郎町4-1-3
- 設立
- 2017年6月
- 資本金
- 2,000万円
- 社員数
- 約450名 (2021年11月現在)
- 特徴
- PRAが100%出資した日本法人
- 2023年にアイコン・ジャパンと統合
- (武田PRA開発センター株式会社)
- 本社
- 大阪府大阪市中央区道修町四丁目1番1号
- 設立
- 2017年6月
- 特徴
- 米CRO大手のPRAヘルスサイエンシズの100%子会社
- 2019年6月にPRAヘルスサイエンスと統合
北海道・東北の主なCRO(順不同)
- 株式会社化合物安全性研究所
- 本社
- 北海道札幌市清田区真栄363番24
- 資本金
- 2億5,040万円(2010年3月末現在)
- 設立
- 1970年9月
- 社員数
- 90名(2024年1月)
- 特徴
- 東証1部上場 日本ケミファ株式会社100%出資企業
- 北海道大学、札幌医科大学の医学者グループによって、医薬品の安全性の研究を目的として設立された会社
- 非臨床試験及び臨床試験の開発業務受託機関(CRO)。
九州の主なCRO(順不同)
- 株式会社アイクロス
- 本社
- 福岡県福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡9階
- 資本金
- 50百万円
- 設立
- 2000年1月
- 社員数
- 40名
- 特徴
- 福岡本社、東京や大阪、名古屋でも展開
- 大学・AROによる医師主導治験・臨床研究支援を中心に手掛ける
- (アイクロ株式会社)
- 本社
- 福岡市博多区博多駅南1-11-27 AS-OFFICE博多6F
- 資本金
- 500万円
- 設立
- 2011年4月
- 社員数
- 15名(2011年4月現在)
- 特徴
- 福岡本社
海外CRO企業一覧
IQVIA、Labcorp、Icon、PPD、Syneos Health、Parexelの6社が海外CROの大手企業と言えます。近年は各社、日本での攻勢を進めており、グローバルCROであることが生き残りの条件となりつつあります。
グローバルCROの再編・統合・買収の歴史
グローバルCROは再編・統合・買収を繰り返しています。主なものは以下の通りです。
- 2016年にQuintilesがIMS Healthを買収し、IQVIAに社名変更
- 2017年にPamplona Capital ManagementoがParexel Internationalを買収
- 2017年にLabCorpがChiltern Internationalを買収
- 2017年にInVentivがINC Researchを買収し、Syneos Healthに社名変更
- 2019年にIQVIAがlinguarnaticsを買収
- 2019年にLabCorpがGlobalCareを買収
- 2020年にSyneos HealthがSynteractを買収
- 2021年にICONがPRA Health Sciencesを買収
- 2021年にBioclinicaがERTと合併
- 2021年にThermo Fisher ScientificがPPDを買収
- 2021年にEQT Private EquityとGoldman SachsがParexelを買収
- 2023年にLabCorpが臨床開発事業をスピンオフしFortreaを設立
- 2023年にEliott Investment Managementを中心とした投資家グループがSyneosを買収
海外CRO大手6社
- IQVIA
- 本社
- 米国(ノースカロライナ州)
- 従業員数
- 約70000人
- 事業展開エリア
- 100ヶ国以上
- 設立
- 1982年(前身はQuintiles)
- 株式
- NYSE上場
- 売上高
- 113.6億ドル(2020)
- 特徴
- ヘルスケア領域で新たなサービスの創出へ取り組んでいる世界TOPクラスのCRO
- 2016年にクインタイルズとIMSヘルスが合併して誕生
- Labcorp
- 本社
- 米国(ノースカロライナ州)
- 従業員数
- 約75000人
- 事業展開エリア
- 約100ヶ国
- 設立
- 1978年
- 株式
- NYSE上場
- 売上高
- 139.8億ドル(2020)
- 特徴
- 主な事業は臨床診断
- 世界TOPクラスのCRO
- CovanceとChilternを買収し医薬品の研究開発の分野に参入
- Icon
- 本社
- アイルランド
- 従業員数
- 約35000人
- 事業展開エリア
- 約45ヶ国
- 設立
- 1990年
- 売上高
- 59.8億ドル(2020)
- 株式
- Nasdaq上場
- 特徴
- 2021年にPRAを買収し世界トップクラスのCROへ
- Syneos Health
- 本社
- 米国(ノースカロライナ州)
- 従業員数
- 約25000人
- 事業展開エリア
- 100ヶ国以上
- 設立
- 2010年8月
- 株式
- NASDAQ上場
- 売上高
- 44.2億ドル(2020)
- 特徴
- inVentiv HealthとINC Researchの合併により誕生
- Parexel
- 本社
- 米国(マサチューセッツ州)
- 従業員数
- 約19000人
- 事業展開エリア
- 約100ヶ国
- 設立
- 1983年
- 株式
- 2017年10月上場廃止
- 売上高
- 25億ドル(2020)
- 特徴
- 米国のCRO企業で製品開発から上市に至るまでのプロセスのアウトソーシングサービスを提供
その他の海外CRO
- Charles River Laboratories
- 本社
- 米国
- 従業員数
- 約17000人
- 設立
- 1994年
- 株式
- NYSE上場
- 売上高
- 29.2億ドル(2020)
- 特徴
- 医薬開発の非臨床試験全般から臨床一相試験まで総合的に展開。
- Tigermed
- 本社
- 中国(杭州)
- 従業員数
- 約5000人
- 設立
- 2002年
- 特徴
- 中国のCRO業界のリーディングカンパニー。
- 中国を中心に世界10カ国に拠点を置き事業を展開。
よくある質問とみんなの回答
- Q
- 外資系CROと内資系(日系)CROの違いを教えて下さい。
- A
-
未経験からCRA(臨床開発モニター)へ転職する場合、外資系か内資系(日系)CROのどちらが良いかを悩まれる応募者が多いようです。私は外資系CRO、内資系(日系)CROのどちらも経験しておりますので、僭越ながら私なりに感じた違いやメリット・デメリットについて説明します。
年収や給与水準は外資系CROのほうが高い傾向があります。内資系(日系)CROにも年収や給与水準が高いCROは存在しますが、少ないと思います。理由はいくつかありますが、やはりグローバルに展開しているクインタイルズなどのCROは競争力が高いため製薬会社に対して強い価格交渉力を持っている点が最も大きいと思います。プリファード契約などの優先契約を交わしていることも多く、高い単価での受注が可能です。他にも外資系は業務の効率化が進んでいるため、CRA(臨床開発モニター)一人あたりの業務効率が高いことも影響していると思います。
それに対して内資系(日系)CROはグローバルにおける価格競争力が弱く、業務の効率化も進んでいません。また、臨床開発以外の業務も幅広く手がけているCROも多いため、どうしても給与水準が低くなりがちです。その証拠に内資系(日系)CROでもリニカルなどの領域集中型のCROは他の内資系(日系)CROよりも高い給与水準を維持しています。
ただし、業務の効率化が進んでいるということは、無駄な作業が少ないことを意味します。事実、外資系CROは業務の効率化を進めるあまり、横の人間関係が希薄になっている部分があります。ラインマネージャーなどの横野つながりをフォローするための担当者も設けたりしていますが、人数不足は否めず細かい点までフォローできていないのが実情です。
- Q
- 大手CROと中小CROの違いを教えてください。
- A
-
大手CROのほうが有利だと思います。経営的な面から見ると資金力の差が大きいと思います。
臨床開発のプロジェクトは常に計画通りに進むわけではなく、中止や延期になったりすることがしばしば発生します。その際に中小CROは資金的な余力がないため、資金繰りが苦しくなってしまいます。そのため、中小CROは経営的に苦しくなってしまうことが多いようです。
ただし、中小CROであっても外資系は資金的な余力が大きいため、経営面での影響はないようです。
- Q
- 外資系CROの売上高ランキング
- A
-
外資系CROは合併を繰り返した結果、2023年現在では6グループへと集約されています。
IQVIAとCovance (LabCorp Drug Development) がTOP2です。加えて、PPD (Thermo Fisher Scientific)、ICON-PRA、Syneos Health、PAREXELの4社を含めてグループ6強と言えます。
次点はMedpaceですがPAREXELとの差は大きく、日本のEPSやCMICとあまり規模が変わりません。
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1位 IQVIA
Durham, NC [https://iqvia.com]
IQV $13.87B、88,000 人の従業員、100カ国、Full-service, end-to-end service provider
2位 Covance (LabCorp Drug Development)
Princeton, NJ [https://www.labcorp.com/]
LH $11.5B、70,000 人の従業員、100カ国、Preclinical, clinical, post-marketing/ pharmacovigilance
3位 PPD (Thermo Fisher Scientific)
Morrisville, NC [https://ppd.com]
TMO $4.6B、27,000 人の従業員、75拠点、48カ国、Early development, Phase III-IV trial management
4位 ICON-PRA
Dublin,Ireland [https://iconplc.com]
ICLR $5.48B、37,000 人の従業員、90カ国、Full-service, end-to-end service provider
5位 Syneos Health
Morrisville, NC [https://syneoshealth.com]
SYNH $5.2B、28,000 人の従業員、91オフィス、44カ国
6位 PAREXEL
Waltham, MA [https://parexel.com]
$4.7B、18,900 人の従業員、75拠点、40カ国、Full-service, regulatory and consulting
7位 Medpace
Cincinnati, OH [https://medpace.com]
MEDP $1.14B、4,500 人の従業員、6大陸のオフィス、Early phase, Phase II-IV, drug, device, and diagnostics
順位 会社名
場所 URL
売上 特徴
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Applied Clinical Trials • March 2022を修正
- Q
- CRO業界の魅力について教えて下さい。
- A
-
CROは製薬メーカーの下請けのようなイメージをもたれる方もいますが、現在のCRO、特に大手は大手製薬メーカーをしのぐ従業員数となっており、教育体制も充実しています。
なぜ、今後もCRO業界が順調に成長していくかというと、製薬メーカーは今までの低分子薬を中心とした開発から、生物学的製剤、再生医療製品など、新薬の開発難易度が高い分野へと移行しています。
そうなると臨床試験の中止率が高くなるため、以前に比べて臨床試験関連の人員需要が安定せず、どうしても業務量に波が出てきます。そのような人員需要を的確に補うためにCROの皆さんが活躍しています。
また製薬メーカーの中には、自社でCRA(臨床開発モニター)を抱えずに、特定のCROと提携してグループ会社のように業務を進めているところもあります。
日本は欧米に比べて全体の委託率が低くなっていますので、今後もCROへの受託率は伸びていくと思われます。