CRA(臨床開発モニター)の面接では、どのようなことを聞かれるのでしょうか。
もちろん、「志望動機」や「転職理由」は必ず聞かれますが、他にも「なぜ、弊社に応募したのか?」「仕事内容の詳細を説明してください」など、CRA(臨床開発モニター)の面接ならではの質問も多いようです。
こちらでは、「CRA(臨床開発モニター)未経験者」「CRA(臨床開発モニター)経験者」のそれぞれに分けて、「よく聞かれる質問」と「模範的な返答例」を解説します。面接を受ける前にこちらを読めば、きっとあなたは面接が上手になることでしょう。頑張ってください!
面接でよく聞かれる質問と返答例
面接でよく聞かれる質問と返答例
よく聞かれる質問ベスト9(出題率順)
- 100%
- 退職理由を教えてください。
- 100%
- 転職理由を教えてください。
- 100%
- 何か質問ありませんか?
- 100%
- 出張はできますか?
- 90%
- 自己紹介を御願いします。
- 90%
- 英語は得意ですか。
自己紹介に関する質問と返答例
「自己紹介」は面接の最初に聞かれる。この段階で「緊張をほぐせれば」内定が近づく!
- Q
- 簡単な自己紹介を御願いします。
- A
- 自己紹介は1分程度に短くまとめましょう。
できる限り丁寧に説明しようとするあまり、5分10分と延々に自己紹介をされる方が時々見受けられますが、自分で自分の首を絞めていると言えます。なぜなら、5分10分もの間、相手の関心を引き続けるように話すことは極めて難しいからです。
「初対面の面接官にこのことを話したいけれども、話すためにはこういう背景を伝えなければならない。こういう人もいたことを説明しないといけない。そうでなければ、このアクシデントについては説明できない。」などと思ってしまうと、際限なく話が長くなりますので気をつけましょう。
また、頭の中だけで考えていると、いざ面接で聞かれた時に上手に言えないことが多々あります。それを避けるためには、自己紹介を口に出して言う練習をくり返して行うことが効果的です。良い返答例
- ○○と申します。よろしくお願いします。学校卒業後、○○大学付属病院で薬剤師として調剤業務を4年間、経験しました。通常の調剤業務以外にも、院内感染委員や医療事故防止委員にも携わりました。
その後、保険調剤薬局で勤務した後に株式会社○○ではCRA(臨床開発モニター)として循環器領域の高血圧症薬と、脳外科領域の脳梗塞薬を中心とした複数のプロジェクトを担当しました。また、新人教育の担当も兼務しました。簡単ですが以上です。
悪い返答例
- ○○と申します。趣味は~です。特技は~です。前職を辞めた理由は~です。御社を応募した理由は~です。
神経質な人は高校時代の部活の話などから始めてしまいますが、それは決して自分にとって得ではありません。かえって面接の評価を落としている、と思っていただいて間違いないと思います。 - ○○と申します。よろしくお願いします。学校卒業後、○○大学付属病院で薬剤師として調剤業務を4年間、経験しました。通常の調剤業務以外にも、院内感染委員や医療事故防止委員にも携わりました。
- Q
- 簡単な自己PRを御願いします。
- A
- 自己PRも自己紹介と同じように「1分程度」にまとめておきます。
CRA(臨床開発モニター)はコミュニケーションスキルや交渉力を求められるため、これまでの仕事で「どのようなコミュニケーションスキルを習得したか」「どのような場面で交渉力を発揮できたか」などを具体的に述べると良いでしょう。自己PRの作り方
1)自己PRを作るには、まず自分の「自慢できること」「夢中になったこと」「苦労してやり遂げたこと」「長所」「心がけていること」「熱意がある部分」などを書き出します。
2)その中から、応募する企業や職種にマッチすると思われるアピールポイントを一つ、もしくは二つ選びます。
3)選んだアピールポイントに具体的なエピーソードを付け足します。エピソードを付け加えることによって、あなたのアピールポイントが事実に裏付けられるため、より説得力を増すことになります。
4)そのアピールポイントが仕事でどのように活用できるかを付け加えてまとめます。
良い返答例
- 私のアピールポイントは「興味を持ったことに対して、貪欲に追及する性格」であることです。
興味をもったことに対しては、本やインターネットで調べるだけでなく、他の人の意見から学び、実際に体験することにより多角的に物事を考えるようにしています。
医薬学会の発表では特別賞を受賞し「前向きな努力が伝わってくる良い発表だった」と講評を受けました。また、CRAの高血圧症薬のプロジェクトのときには、製薬会社から「あなたを信頼しているので今後も御社でお願いしたい」と言われ、施設数が大幅に増えた結果、その年のベストCRAに選ばれたことがあります。
今後は御社で病院と企業で習得した知識と、実務経験をさらに追求したいと考えていますのでよろしくお願いします。簡単ですが以上になります。
- 私のアピールポイントは「興味を持ったことに対して、貪欲に追及する性格」であることです。
- Q
- 長所を教えて下さい。成功談を教えて下さい
- A
- よほど極端なことでなければ何を言ってもかまいません。実際に内容により不採用になることはまずありません。ここで重要なことは「内容ではなく、聞かれたらすぐに返答できること」、すなわち「リズムよく返答できること」です。
長所や短所を聞かれて「そうですね・・」と考えこんで止まってしまう方は多いです。なぜなら私たちは日頃、自分の「長所」や「短所」を考えて生きていないから当然です。
ただ、企業側の評価として面接の時に「長所」や「短所」を聞かれて考え込んでしまうと「自分のことが分かっていない」という評価になってしまいます。ですので、準備としては「聞かれたらこれを言おう」というのが頭の中で定まっていれば内容は何でも良いです。良い返答例
- 周囲から「よく気がつく面倒見のいいタイプ」とよく言われますので、これが自分の長所だと思っています。
悪い返答例
- (10秒以上の沈黙の後)周囲から「よく気がつく面倒見のいいタイプ」とよく言われますので、これが自分の長所だと思っています。
- Q
- 短所を教えて下さい。
- A
- 短所は長所と異なり慎重な返答が求められます。なぜなら、実際に短所として述べた内容が理由となり、不採用になる方が結構な割合でいらっしゃるからです。
短所に何を言おうかと考えこんで沈黙することはもちろん避けたいのですが、それ以外に気をつけることとして、CRA(臨床開発モニター)に求められている適性要素を短所として言ってしまうことです。
例えばCRA(臨床開発モニター)には複数の利害関係者の間に入り、スムーズな交渉を行うためにコミュニケーション力が必須と言われています。それにも関わらず「コミュニケーション力が低いことが短所です」と述べてしまうと、採用担当者は前向きに採用を考えることができなくなってしまいます。
また、長々と短所を述べることも避けたいです。理由は短所を長々と述べても、面接評価がプラスになることはないからです。
まとめますと、短所は「5~10秒ぐらいの短いセリフ」で「NGワードを避けながら、レスポンスよく返答すれば良い」という結論になります。良い返答例
- 失敗を恐れるあまり、慎重すぎるところがあると思います。
- 集中すると周囲が見えなくなることがあります。
- 優しすぎる性格です。
- 優柔不断です。
- 真面目過ぎると言われます。
- ユーモアを言うのが苦手です。
- 心配性な性格です。
- おせっかいすぎる部分があります。
- せっかちで何事にも性急な結論を求める傾向があります。
- 人の意見に流されやすいところがあります。
悪い返答例
- (10秒以上の沈黙の後)コミュニケーション力に自信がありません。例えば、初対面の方と話す時に緊張してしまい、上手に用件を伝えられないことがあります。また、他の人よりミスが多いと思います。他にもストレスにも弱い部分があります。つい先日も仕事でトラブルが発生し、胃が痛くなり早退するということがありました。
- 飽きっぽいです。
- 人付き合いが苦手です。
- 人見知りをします。
- 緊張しいです。
- 忍耐力がありません。
- 怒りっぽいです。
- 自分勝手な性格です。
短所の言い方に間違えると、一発で「レッドカード」をもらってしまう場合もあります。早々と退場にならないように気をつけましょう。
- Q
- 失敗談を教えて下さい。一番の挫折は何ですか?
- A
- CRA(臨床開発モニター)へ転職した後、「色々なとまどいや挫折を、乗り越えられる人かどうか」を確認する意図があります。「〜な失敗や挫折を経験しましたが〜にして乗り越えました」とポジティブにまとめましょう。
失敗談では重大なインシデントを言ってはいけません。患者様の生命に関わらないような失敗談を前もって用意しておきましょう。
また、どうしても思いつかないという方は、学生時代の失敗や挫折でもかまいません。CRA(臨床開発モニター)の面接では頻出の質問ですので、何か一つは返答を必ず用意をしておきましょう。良い返答例
- 学生時代にクラブ活動でバスケットボールをやっていたのですが、練習中に不注意から左膝の靱帯を損傷してしまい、バスケットボールを続けられなくなったことです。しかし、その時にお世話になった看護師さんがすごく素敵な方で、その出会いによって私は医療業界へ進むきっかけとなりました。
- Q
- ストレスには強い方ですか?
- A
- 「ストレスに弱い」と言うと面接の評価が下がります。
「ストレスに強い人」もしくは「ストレスにどちらかと言えば強い人」は、そのまま伝えて下さい。「ストレスに普通の人」は「どちらかと言えばストレスに強い」と返答してください。
「ストレスにどちらかと言えば弱い人」もしくは「ストレスに弱い人」は、「ストレスには強くもなく弱くもない」と伝えたうえで、「ストレスの解消法」があることを合わせて伝えると良いでしょう。良い返答例
- はい、ストレスには強いです。
- ストレスへの強さは普通ですが、休日にはスポーツをしたり、ショッピングをしたりして、ストレスを溜めないようにしています。
悪い返答例
- どちらかと言えばストレスに弱いと思います。
経歴・キャリアに関する質問と返答例
誰しもが「退職理由」に悩んでいる。面接官の気持ちになりきって返答を考える!
- Q
- 前職の仕事の内容を教えてください。何を心がけて仕事に取り組んでいましたか。「気難しい医師」「忙しい医師」へは何を心がけて接してしましたか。
- A
- この質問は難しくありません。なぜなら、自分が過去に経験してきたことを述べれば良いだけだからです。ですので履歴書や職務経歴書に書いてある内容が、きちんと頭に入っていれば問題ありません。
ただし、気をつけなければならないことが1点あります。それは「忘却」です。面接中に昔の仕事内容を思い出そうとすると、思い出せないことがあります。
ですので、面接の前に、ご自身の書類を見直しながら、記憶の掘り起こしをかけておきましょう。一回記憶を上のほうに持ってきておけば、返答に困ることはそうないはずです。忘却を軽く考えてはいけませんよ。特に「何件、担当しましたか」「何人でしたか」「いくらでしたか」などの数字に関する質問はよく聞かれます。3年以上前の細かいことを聞かれて、すぐに返答できる人はほとんどいませんので、昔の資料などを探して、思い出す作業をきちんとしておきましょう。
- Q
- 退職理由を教えてください。転職理由を教えてください。
- A
- 「同じ理由でうちも辞める可能性がある」と思われない返答をします。
退職理由は「正直にありのままを言って良い場合」と「言ってはいけない場合」があります。退職理由を言うことによって、採用担当者が何を気にするかというと「同じ理由でうちの会社も辞めやしないか」ということなのです。
採用担当者は「採用に失敗したくない」と強く思っています。早期に辞められてしまうということは、「採用の失敗」を意味するため、退職理由の説明はすごくデリケートであると言えます。
嘘はいけませんが、そのように受け取られない退職理由を、自分なりにまとめておく必要があります。言い方を変えると「~さん。これはしょうがないね。仮に私でも辞めるわ」と思っていただける退職理由であれば大丈夫です。
例えば、「会社の業績が悪くなった」とか「倒産した」などの理由であればどなたでも理解していただけます。そのまま言っても問題はありません。
ただし、ご自分の選択で、つまり自己都合で辞めた場合は、きちんと相手に納得していただける退職理由を考える必要があります。良い返答例
- 家庭の事情で介護が必要になったため
- 結婚、出産育児のため
- 配偶者の転勤のため
- 病院が移転して通勤できなくなったため
- 勤めていた会社が業績不振で給与が遅延するようになったため
- 勤めていた会社が倒産したため
- 留学のため
良くも悪くもない返答例
- キャリアアップのため
- キャリアチェンジのため
- 他の領域や分野を経験したいと思ったため
- 病院薬剤師として働きたいと考えたため(薬剤師)
- 大学病院を経験したいと考えたため(MR)
- 規模の大きな病院で働きたいと考えたため(看護師)
- 違う科を経験したいと考えたため(看護師)
- 検体検査ではなく生理機能検査に携わりたいと考えたため(臨床検査技師)
- エコー検査に携わりたいと考えたため(臨床検査技師)
- 他の領域や違う相、事務局などを経験したいと考えたため(CRC)
- 院内CRC・SMOで働いてみたいと思ったため(CRC)
- 残業が多いため(月平均50時間以上)
- 通勤時間が長いため(片道平均1時間半以上)
悪い返答例
- 残業が多いため(月平均50時間未満)
- 通勤時間が長いため(片道平均1時間半未満)
- ノルマが多いため
- 夜勤が多いため
- 勤務時間が不規則なため
- 休みが少ないため
- 上司や同僚との人間関係が悪化したため
- セクハラ・パワハラがあったため
- 病気を患ったため
- 給与が低いため
「退職理由」と次の「志望動機」はきちんとつじつまが合っている必要があります。こういう理由で辞めました。だから、こういう理由で御社を志望しました。とスムーズに連動している必要があるのです。
このつじつまが合ってない場合、あなたの説明は納得感に欠けることになるため、採用担当者は「あなたが何か嘘をついている」「何か隠している」と感じてしまいます。
その結果、採用担当者はあなたを採用することに不安になり、採用を見送ってしまう可能性が高くなります。「キャリアアップ」や「キャリアチェンジ」などの前向きな転職理由も決して良い返答とは言えません。
なぜなら、「CRA(臨床開発モニター)になった後に、再びキャリアアップやキャリアチェンジをしたいと思った時に、別の会社へ転職してしまう可能性が高い人」と面接官に思われてしまうからです。
志望動機に関する質問と返答例
「志望動機」は面接の最大の山場! 「他の職種ではなく、CRA(臨床開発モニター)である理由」を説明できているか?
- Q
- なぜ臨床開発業界で働きたいのですか?なぜCRAになりたいのですか?
- A
- CRA(臨床開発モニター)になりたい理由は人それぞれでしょう。気をつけることは、他の職種ではなく「なぜCRA(臨床開発モニター)なのか」を合理的に説明できているか、です。
例えば、CRA(臨床開発モニター)になりたい理由に「コミュニケーション能力が生かせる」ことをあげる方は多いですが、それですと採用担当者に「別にCRA(臨床開発モニター)でなくても良いのでは?」と思われてしまいます。
ですので、そのように思われないためには、「CRA(臨床開発モニター)でなければならない理由」を説明する必要があります。
また、この質問に適切に返答するためには「臨床開発業界とは何か」を正確に理解しておく必要があります。「研究」と「開発」の違いを理解したうえで「臨床開発は何であるか」を、きちんと言えるようにしておきましょう。良い返答例
- 未来の多くの患者様の役に立ちたい
- 新薬を一日でも早く患者様に届けたい
- 再び患者様に笑顔と希望を取り戻す助けをしたい
- 治験のさらなる国際化の手伝いをしたい
良くも悪くもない返答例
- 薬の知識を生かせるうえに、コミュニケーション能力を発揮できる
- 習得したコミュニケーション能力と医療業界の経験を生かしつつ、新薬の開発に関われる
- 積極的な性格と幅広い方と接してきたコミュニケーション力を臨床開発業界で発揮できる
悪い返答例
- 夜勤がない
- 土日が休みである
- ノルマがない
- コミュニケーション能力などが生かせる
別の記事でも詳しく説明していますので、さらに知りたい方はそちらもご覧ください。
- 詳しくはこちら
不採用理由の1位は「志望動機があいまい」です。きちんとした志望動機を述べられるかが、面接の合否を大きく左右すると言えます。
過去には何千人もの応募者が、志望動機を上手に述べられずに不採用になったことでしょう。
- Q
- 将来、どのようなCRAになりたいですか?3年後、5年後、10年後にはどのようなCRAになりたいですか?
- A
- この質問には採用担当者の意図が二つ隠されています。
一つ目は「CRA(臨床開発モニター)として長期的な就業を考えているかどうかを確認するため」、二つ目は「本気でCRA(臨床開発モニター)になりたいと思っているかを確認するため」です。
3年後や5年後のことまで言える人であれば、長期的な就業が見込める可能性が高いはずですし、将来のキャリアプランを具体的に話すことができる人であれば、本気でCRA(臨床開発モニター)になりたいと思っているはずです。
よくある返答として「周囲から尊敬されるCRA(臨床開発モニター)になりたい」というものがありますが、これでは本気でCRA(臨床開発モニター)を目指していないと言っているようなものですので、気をつけましょう。
もし、この返答をするのであれば、もう少し具体的に「モニタリングを最初から最後まで一人でできるだけでなく、SOPの作成、医療機関の選定、医薬品医療機器総合機構への申請処理などをできるような、周囲から尊敬されるCRA(臨床開発モニター)になりたいです。」ぐらい言いたいところです。良い返答例
- 一人前のCRA(臨床開発モニター)である証明になると思いますので、3年以内の早期にGCPパスポートの資格取得を目指します。その後は、癌領域やバイオ薬品など、色々な開発の現場で経験を積み、最終的には「オプジーボ」「ハーボニー」などの画期的な新薬の治験に携わり、多くの患者様に笑顔と希望を送り届けられるようなCRA(臨床開発モニター)になりたいと思います。
- 治験のさらなる国際化の手伝いができるCRA(臨床開発モニター)になりたいです。なぜなら、ドラッグ・ラグをなくして、日本の患者様の笑顔を増やしたいという思いがあるからです。具体的には、国内だけでなく、海外の治験にも携わりたいと考えています。
そのためには、まずは国内の治験の実績を積み、モニタリング業務を一人でこなせるようになりたいです。その間に、英語の勉強会に積極的に参加し、将来は有害事象報告書などを英語で作成できるようになりたいと思っています。
良くも悪くもない返答例
- 初年度はまずCRA(臨床開発モニター)の基礎を身につけ、モニタリング業務を一通り理解したいと思います。2年目にはメイン担当としてモニタリング業務を最初から最後まで一人でできるようにしたいです。
その後には医療機関の選定、IRBの開催、治験の終了処理など幅広く業務を覚え、5~10年後にはリーダーとして部下を育成したり、チームをまとめるなどのマネジメント業務にもチャレンジしたいと思います。
悪い返答例
- 周囲から尊敬されるCRA(臨床開発モニター)になりたいです
まずは「10~20年後」の遠い将来にどうなりたいかをイメージしましょう。その後、そのイメージに近づくためには「2~5年後」にどうすれば良いかを考えます。
2~5年後の目標を先に考えるのではなく、遠い将来のイメージができた後に2~5年後を考えることがコツです。
- Q
- 治験コーディネーター(CRC)の仕事を知っていますか?CRCではなく、なぜCRA(臨床開発モニター)なのですか?
- A
- CRA(臨床開発モニター)と似ている職業に治験コーディネーター(CRC)があります。どちらに転職するかを迷っている応募者も多いため、面接官はなぜ治験コーディネーター(CRC)ではないかを聞いてくることがあります。
治験コーディネーター(CRC)の仕事内容をきちんと理解したうえで、なぜCRA(臨床開発モニター)になりたいかを上手に返答しましょう。良い返答例
- 英語力を活かして新薬を開発したいからです。
- 新薬を開発している製薬会社をサポートしたいからです。(一部の医師主導治験を除き、新薬を開発している主体は病院ではなく製薬会社である)
- いつか臨床開発のプロジェクトを自分で主導してみたいと考えており、その第一歩としてCRA(臨床開発モニター)になりたいと考えているからです。
- 病院や患者様をサポートする治験コーディネーター(CRC)よりも、製薬会社の立場で仕事を行えるCRA(臨床開発モニター)のほうが、薬の知識や前職の経験をより生かせると考えたからです。
- CRA(臨床開発モニター)のほうが医師に対する交渉力を活かせると考えたからです。
悪い返答例
- 臨床開発の全体に携わりたいと考えているからです。
- 治験の全体に携わりたいと考えているからです。
- 詳しくはこちら
また、リーダー以上の治験コーディネーター(CRC)などは、CRA(臨床開発モニター)以上に治験の全体に携わっている方も多いため、「治験の全体に携わりたい」と述べると治験コーディネーター(CRC)の仕事内容の理解が浅いことが面接官へ伝わってしまいます。
- Q
- なぜ他社ではなく、弊社に応募されたのですか?
- A
- 応募した会社の特徴を調べておき、それを伝えます。
良い返答例
- 御社は初めてCROのビジネスを開始した業界のパイオニアとお伺いしています。また、CROだけでなくCMO・CSO・ヘルスケア・IPD事業へと事業領域を拡大し、医療・医薬にまつわるさまざまな分野を支援されているとホームページで拝見しました。
私の総合病院の経験を臨床開発というステージで発揮し、CRO業界を代表するパイオニア企業のCRA(臨床開発モニター)として、医薬品開発を通して人類へ貢献したいと考え応募させていただきました。
悪い返答例
- 給与が高いからです。
- 求人を見つけたからです。
- 御社は初めてCROのビジネスを開始した業界のパイオニアとお伺いしています。また、CROだけでなくCMO・CSO・ヘルスケア・IPD事業へと事業領域を拡大し、医療・医薬にまつわるさまざまな分野を支援されているとホームページで拝見しました。
- 詳しくはこちら
そして、別に本音でなくてもかまいませんから、なぜ御社を応募したのか、ここを軸にしっかりと強いものを持っていれば非常に強い面接ができるはずです。
仕事内容に関する質問と返答例
仕事内容の理解度は「準備に費やした時間の長さに比例」する。仕事内容を細部まで理解し、ライバルに差をつけよう!
- Q
- CRA(臨床開発モニター)の仕事内容を説明してください
- A
- 応募者によって「返答の出来栄え」が大きく異なる部分です。仕事内容の理解度が高くなると、内定を取得できる確率も比例して上がります。ですので、時間をかけて準備する価値がある部分であると言えるでしょう。
では、なぜ仕事内容をきちんと説明できる人は面接に受かりやすくなるのでしょうか?それは、CRA(臨床開発モニター)の仕事内容をきちんと理解している人は、仕事内容のイメージと現実のギャップにとまどうことが少ないため、入社後の働きに期待ができるうえに、すぐに退職してしまうリスクが低くなるからです。
逆に仕事内容のイメージができていない人は、採用担当者からすればCRA(臨床開発モニター)として頑張ってもらえるかどうかは、入社してみないと分からない人と映るため、採用に及び腰になると考えられます。
説明のコツとしては2~3個の臨床開発の専門用語を含めて説明すると良いようです。他にもモニタリングだけでなく、医療機関の選定などの治験の準備や、医薬品医療機器総合機構への書類の申請などの治験の終了処理までを含めて説明できることが大切です。良い返答例
- 正確な治験のデータをスムーズに収集するために、病院で治験がきちんと行われるようにチェック・サポートする職種です。具体的にはSDVなどのモニタリング、CRFのチェック、モニタリング報告書の作成、治験契約の締結、有害事象への対応などがあります。
悪い返答例
- 病院を巡回してモニタリングする仕事です。具体的には病院へ出張して担当者と調整・交渉を行います。
別の記事でも詳しく説明していますので、さらに知りたい方はそちらもご覧ください。
- 詳しくはこちら
CRA(臨床開発モニター)の仕事内容を「3分以上」述べ続けられれば、合格ラインです。1分前後しか話せないとすれば、仕事内容をきちんと理解できない状態である可能性が高いです。- Q
- CRA(臨床開発モニター)にとって一番大切なスキルは何だと思いますか?
- A
- 比較的、何を返答しても良い部分であると言えます。
比較的多い返答は「コミュニケーションスキル」「交渉力」「ストレス耐性」「事務処理の正確性」「目標達成力」「治験薬と治験領域の知識」などですが、どのように返答しても合否を左右することが少ないため、あなたが思うCRA(臨床開発モニター)にとって一番大切なスキルをそのまま述べれば良いでしょう。良い返答例
- 他の患者様の診察状況に配慮をした上で、医者や治験コーディネーター(CRC)と接することです
- 製薬会社の立場や状況を理解して交渉することができるビジネススキルです
- モニタリング報告書などの書類をGCPを遵守して作成することができる事務処理の正確性です
- 医者や製薬会社に無理難題を言われても、くじけない精神的な強さです
- 治験の目標症例数を達成するという目標意識の高さです
- Q
- 前職の経験のどの部分がCRA(臨床開発モニター)の仕事に生かせると思いますか?CRA(臨床開発モニター)の仕事内容で難しいと感じている部分はどこですか?
- A
- CRA(臨床開発モニター)の仕事内容の理解を確かめる質問が続きます。CRA(臨床開発モニター)の仕事内容をきちんと理解したうえで、自身のスキルと経験をどのように生かせるのか、また、足りない部分は何なのかをまとめておきましょう。
- 詳しくはこちら
- Q
- 英語は得意ですか?
- A
- 国際共同治験が増加している現状では、内資・外資系企業のいずれの面接でも英語力を問う質問は頻出です。外資系の場合、応募先によっては高いレベルが求めらる場合もありますが、多くは英語の素養があれば問題なしとする企業が多いようです。
「英語に抵抗感がない」「英語が好き」「日常的に英語に触れる機会がある」などを上手に伝えましょう。良い返答例
- 学生時代から英語が得意でした。ブランクはありますが、勉強すればある程度の勘は取り戻せると思います。
- 英語は好きです。現在も趣味で英語を使っています。
- 英語の論文に目を通す場面も多いので、基礎的な英語力は習得しています。CRA(臨床開発モニター)へ転職した後は、さらに英語力を磨いていきたいと考えています。
悪い返答例
- とちらかと言えば英語は苦手です。
- 英語は自信がありません。
- Q
- 薬について?
- A
- 過去に使用していた薬の作用機序などについて聞かれることが多いようです。きちんと復習しておきましょう。
- Q
- 治験の意味を教えてくださいGCPの意味を教えてくださいCROの意味を教えてください
- A
- 治験の用語を知っているかどうかを確認する質問です。「主な治験用語を知っているか」「知っている場合はきちんと説明できるか」が問われます。
知らない場合は返答ができずに、面接の評価が下がります。逆にきちんと説明ができると内定を取得できる確率が高くなります。主要な用語は簡単に説明ができるように準備をしておきましょう。
- 詳しくはこちら
- Q
- 臨床経験やMR経験のある方がCRAへ転職して戸惑うことを教えて下さい。
- A
- 「採用担当者の不安を取り除いて、安心感を与えられるか」が問われる極めて重要な質問の一つです。
採用担当者も同じ人間ですので、過去に採用に失敗した経験は一度や二度は必ずあるものです。あなたも経験がありませんか?新人が入ってきたけれども、明らかにダメな人で、なぜこのような人を採用したのかなと思っていると、案の定すぐに退職をしていった人・・・。
採用担当を長くやっていればいるほど、採用に失敗した経験もたくさんあります。ですので、採用担当者は「今度は過去と同じ失敗を繰り返したくない」と強く思っています。
では、応募者はこのような質問に何と返答すれば良いのか?まず、採用担当者の気持ちを理解しましょう。採用担当者の気持ちは「この人はちゃんと頑張ってくれるのかな?」「くだらない理由ですぐに辞めちゃわないかな?」という猜疑心で一杯だと思って下さい。そのような疑いの目で見ています。
面接の中で「相手の猜疑心を取り除くことが出来れば」「相手に安心を与えることが出来れば」内定という結果になります。逆に面接で落ちるというのは残念ながら「面接の中で相手の不安を取り除くことが出来なかった」あるいは「余計に不安にさせてしまった」結果が不採用という評価になります。
前置きが長くなりましたが、CRA(臨床開発モニター)へ転職して戸惑うことというのは、ズバリ!!「CRA(臨床開発モニター)の退職理由」と同じであると言えます。ですので、前もってよくある退職理由などを調べておき、「私はそのような理由で退職しませんよ。安心してください。」と暗に伝えることができれば、内定へ大きく前進すると言えるでしょう。良い返答例
- 医療行為に携わることがないため、医療スキルが落ちる
- 患者様と接することがないため、フレンドリーな日常会話をする場面が少ない
- 交渉業務が大変で以前の仕事よりストレスがたまる
- 医師や治験コーディネーター(CRC)がなかなか協力してくれない
- 思うようなデータが集まらないときはモチベーションが上がらない
- ノルマはないが目標が設定され、利益を追求する
- 予想していたよりも事務処理が多く、一日中パソコンの前に座っていることもある
- スケジュール管理や締め切りに追われる
- 出張や残業が多い
- 詳しくはこちら
採用担当者は「人を採用したい」のです。「いつまでに人を増やさなければいけない」などの目標があり、「人が必要」だから募集を行っています。そこで、あなたが来たから是非とも採用したいのです。
ただし「採用したいけれども、失敗したくない」そう思っている採用担当者の不安を取り除き、相手を安心させて「私を採用しても問題ないですよ」と、採用担当者の背中を押してあげることができれば、おのずと「内定」という結果につながってくるはずです。
- Q
- 医者から無理難題を言われた場合、どのように対処されますか?どのような領域の臨床開発をやってみたいと思いますか?
- A
- ご自身の経験にもとづく対処方法を述べます。
企業・業界に関する質問と返答例
面接官との「腹の探り合い」に勝利しよう!
- Q
- ホームページをご覧になってどう思いましたか?
- A
- ホームページを見ているかどうかを確認する質問です。面接の前に応募企業のホームページにはきちんと目を通しておき、あなたが感じた感想を素直に述べれば良いでしょう。
- Q
- 他社に応募していますか?
- A
- 基本的にはご自身の状況をそのまま伝えましょう。複数の企業へ同時に応募している場合は、御社が第一志望であることを合わせて伝えます。
良い返答例
- 御社のみです(本当)
- 御社以外にも応募していますが、御社が第一志望ですので、働く機会をいただけましたら、他社は丁重に辞退する予定です。
悪い返答例
- 御社のみです(嘘)
- 応募しています。早く内定をいただけたほうに入社するつもりです。
CRA(臨床開発モニター)未経験者の合格率は低いため、応募者の7~8割は複数の会社を同時に応募しています。そのため、面接官は複数の企業を同時に応募していることについて不満には思いませんので、ご自身の状況を偽る必要はありません。
逆に、他へ応募していないと、CRA(臨床開発モニター)への転職意欲を疑われてマイナスの影響が発生する場合もあります。
- Q
- 他に応募中の会社名を教えて下さい
- A
- 他に応募中の会社名まで聞かれることは少ないですが、聞かれた場合は上手に返答する必要があります。なぜなら、他に応募中の会社から内定が出た場合、そちらに行ってしまうと思われると、あなたの選考のスピードが遅くなったり、あなた以外の応募者を優先して選考する可能性があるからです。
もし、応募中の会社名を伝える場合は、採用担当者に安心感をもってもらうような会社名を伝える必要があります。良い返答例
- ○○です。(面接中の会社よりも規模が小さく、労働条件が悪いと推測される会社)
- ○○です。(採用担当者が知らないような小さい会社)
悪い返答例
- ○○です。(面接中の会社よりも規模が大きく、労働条件が良いいと推測される会社)
- ○○です。(誰もが知っているような大手企業)
- Q
- 他社の選考状況を教えて下さい。
- A
- 選考があまり進んでいないことを伝えましょう。選考が進んでいることを伝えて、結果を急いでもらう方法もありますが、応募者の都合よく物事が進む可能性は低いため、なるべく避けたいところです。
良い返答例
- 書類選考中です。
- 書類選考を始めたばかりで、面接になるかどうかは分かりません。
悪い返答例
- 最終面接が終わり、結果を待っている状況です。
- 明日、面接の予定です。
- Q
- 同業の会社をどこかご存知ですか?
- A
- 1~2つの会社名を答えます。「知りません」と返答すると業界への志望度が低いと判断されてしまいますし、3つ以上の会社名を伝えると、面接中の会社への志望度が疑われてしまいます。できれば「面接中の会社よりも規模が小さく、労働条件が悪い会社の名前」を言えるとベストです。
良い返答例
- ○○と○○です。(両社とも面接中の企業よりも規模が小さく、労働条件が悪いと推測される)
悪い返答例
- 知りません。
- ○○と○○、それに○○と○○、○○も知っています。他にも○○や○○も聞いたことがあります。
労働条件に関する質問と返答例
「大丈夫です」「問題ありません」と繰り返し述べよう! ※ただし「転勤の質問」を除く!
- Q
- どれぐらいの期間、弊社で働こうと思っていますか?
- A
- 長期間、働く意思があるかどうかを確認する質問です。なるべく長い期間を返答すると良いでしょう。
良い返答例
- なるべく長く、できれば定年まで働きたいと思っています。
- 最低でも5年は働きたいと思っています。
- 将来、結婚や出産をした後も仕事を続けたいと思っています。
悪い返答例
- まずは半年間がんばりたいと思います。
- 初めての仕事ですので、分かりません。
2~3年以内に出産の予定がある方は不採用になる可能性が非常に大きくなります。そのため、出産を2~3年後にできないか、あらかじめ配偶者に相談したうえで応募すると良いでしょう。
また、出産後も仕事を続ける意思があることを合わせて述べるようにしましょう。
- Q
- いつから働けますか?
- A
- なるべく早い時期を返答したいところです。あまり遅いと、採用担当者のテンションが下がってしまいます。
良い返答例
- 内定を取得してから1ヶ月以内には働けると思います。
悪い返答例
- はっきりと断言できませんが、場合によっては2~3ヶ月先になるかもしれません。
働ける時期が「内定をもらってから2ヶ月以上先」になってしまう場合、応募する前に採用担当者に問題がないかを確認しておきましょう。
- Q
- 前職の給与はいくらですか?希望の給与はいくらですか?
- A
- 希望の給与を聞かれた時には「御社規定に従います」と返答することが無難です。ただし、続いて「具体的にいくら欲しいですか?」と聞かれることも多いため、事前に希望の年収額を算出しておきましょう。
採用担当者が想定している年収を上回る金額を述べると、不採用になる確率が高くなるため、事前に想定年収をを調べたうえで「想定年収と同じくらいの金額」もしくは「少し下回る金額」を伝えると良い結果につながることが多いです。良い返答例
- 御社規定に従います。
- 前職と同じぐらい、もしくは若干下回るくらいの金額をいただければ十分です。
悪い返答例
- 前職を上回る金額をいただきたいと思っています。
- 詳しくはこちら
- CRA(臨床開発モニター)の給与・年収
面接でとても高い評価をもらっても、あなたの希望年収が採用担当者の想定を上回ると「彼・彼女はとても良い人材だったけど、うちでは希望に沿う年収は出せないからあきらめるよ」と言われてしまい、全ての努力が水の泡となってしまいます。
- Q
- 通勤時間はどれくらいですか?
- A
- 自宅から会社までの通勤時間を調べておいて返答しましょう。通勤時間が1時間を超える場合は、内定を取得できる確率が下がるため注意が必要です。最短時間を調べておき、きちんと乗り換えをすれば1時間以内で通えることを説明して、企業の懸念を払拭しておく必要があります。
良い返答例
- 30分です。
- 乗り換えを工夫すれば1時間以内で御社に到着します。
悪い返答例
- 1時間以上かかります。
- Q
- 出張はできますか?研修には参加できますか?残業はできますか?残業が多くても大丈夫ですか?休日出勤はできますか?
- A
- このようなネガティブな質問には全て「イエス」で答えるのが基本です。本音から「ノー」と言ってしまうとそこで選考が終わってしまう可能性があります。特にCRA(臨床開発モニター)は出張が多い職種ですので、「出張や残業は喜んで」というぐらいの仕事に対する熱意を伝えることが大切です。
中途入社を希望される方は、前職で何か失敗をしたり、前職で何か間違ったなと思うことがある方がほとんどです。次に働く会社では事前にこういう問題を解決しておこうとか、こういうは避けようなど、そのような思いをたくさん持っていらっしゃる方が多いです。
中途入社を希望される方は、前職で何か失敗をしたり、間違ったと思っている方がほとんどです。次に働く会社では事前に「こういう問題を解決しておこう」とか「こういうはことは避けよう」などの思いをたくさん持っていらっしゃる方が多いです。
ただし、忘れないでいただきたいのは「内定を頂いた時点で初めてその会社に行くか、行かないかの選択権が与えられる」ことです。内定を頂いた会社に絶対に入社しなければいけない義理はどこにもないはずです。内定を取ってからじっくりと考えれば良いのです。
ただし、面接で聞かれたネガティブな質問が、どうしても許容しきれない話だった場合、「面接でこんなことを言ってくる会社には内定をもらっても万が一つにも行かない」と言い切れるのであれば、タオルを投げてしまっていいと思います。
ただし、選択肢として残しておきたいと思うのであれば、イエスと言って面接を続けるべきです。そこに本音は必要ありません。良い返答例
- 大丈夫です。問題ありません。
- 歓迎はしませんが、なるべく御社の規定に従えるよう努力したいと思います。
悪い返答例
- できません。
- なるべく避けたいです。
- 詳しくはこちら
- CRA(臨床開発モニター)の労働条件についての質問&回答
- Q
- 転勤はできますか?
- A
- 上ではネガティブな質問に対してはなるべくイエスと答えると説明しましたが、「転勤に関する質問」だけは正直に返答したほうが良いと言えます。
なぜなら、前向きな返答をしようと心がけるあまり、転勤についてもイエスと返答した結果、本当にいきなり転勤になってしまう可能性があるからです。
「できません」と返答すると角がたちますので、「できれば○○(希望勤務地)で働きたいと思っています。」とやんわりと返答するのが良いでしょう。
就業規則には「転勤の可能性がある」と書かれている会社が多いため、建前として聞かれることの多い質問ですが、CRA(臨床開発モニター)に転勤がある可能性は実際には低いため、過度な心配は不要と言えます。良い返答例
- できれば○○(希望勤務地)で働きたいと思います。
- まずは○○(希望勤務地)で働きたいと思います。仕事を覚えた将来に再度、検討したいと思います。
悪い返答例
- できます。(転勤できないにも関わらず)
- できません。
「何か質問はありませんか?」と聞かれたら
「何か質問はありませんか?」と聞かれて「特にありません」と答えると面接に落ちる?
「何か質問はありませんか?」と聞かれて「特にありません」と答えると面接に落ちる可能性が高くなるというのを存知ですか?なぜでしょうか?理由は「何だうちに興味がないんだ」という印象を採用担当者に与えるからです。ということは裏を返すとこのようなことが言えます。
「何か質問ありませんか」という問いには「表の意図」と「裏の意図」がある。
表の意図は何か?それは「疑問の解決」です。質問という単語を辞書で調べるとこのように書いてあります。「あなたが疑問に思われたことがあれば解決しましょう」というのが表の意味です。この部分しか見えていないと応募者は面接で「質問は特にありません」と言ってしまいます。
ところが「質問は特にありません」と言った応募者に対して、企業側は「この人は非常に物分りがいいな」とか、「理解力があるな」とかいう評価をすることはありません。なぜなら「何か質問ありませんか?」という問いには、自社に対する「関心度」や「意欲」をチェックする裏の意図がある。
からです。つまり、面接官は「何か質問ありませんか?」という問いで「応募者の自社に対する関心度や意欲を試している」と言えます。
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CRA(臨床開発モニター)への転職を考えている方々にとって、自身のキャリアや経験がどの程度評価されるのか、気になることでしょう。
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- 「社会人経験が少ない」「転職回数が多い」といった理由で、選考に通過できるか不安になり、応募をためらう方も多いと思います。
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