
CRA(臨床開発モニター)は別名「治験モニター」とも言われますが、「臨床開発」「治験」とはどのような意味なのかを知っていますか?
臨床開発とは製薬会社や医療機器メーカー、CROなどが医薬品の承認のために必要なデータをそろえる活動のことを言います。具体的には市場調査・開発プランの作成から始まり、試験の立ち上げ、治験薬の有効性や安全性のモニタリング、得られたデータの評価・考察、規制当局への承認申請までの様々な活動があります。
治験とは医薬品の承認のために必要なデータをそろえる試験のことを言います。具体的には製薬メーカーが開発した新薬を患者や健康な人に使用してもらい、データを収集して有効性や安全性を確認し、厚生労働省から薬として承認をもらうための試験のことです。
CRA(臨床開発モニター)になるためにはまず「臨床開発」「治験」とは何かについて理解しておく必要があります。面接では臨床開発や治験について説明を求められることも多いですので、こちらで事前に勉強しておきましょう。
新薬ができるまで 臨床開発とは 臨床開発のながれ 治験とは 治験のながれ 治験の位置づけ 治験の成功確率 新薬の上市数の推移 治験の領域 ドラッグ・ラグ、治験の空洞化 治験のルール 治験と治療の違い 治験参加のメリット インフォームド・コンセント
新薬ができるまで
新薬ができるまでには10年以上の長い開発期間と200~300億円の費用がかかる
日本では毎年およそ40~50種類の新薬が誕生しています。 新薬の開発には10年以上もの長い開発期間と200~300億円もの費用がかかると言われています。最初にスクリーニングした物質が実際に薬となるのは、約6000分の1の確率と言われています。新薬は下記のようなプロセスを経て完成します。
- 基礎研究
(2~3年) - 薬となる可能性がありそうな物質を自然界から探したり、科学的に作り出したりします。
- 最近はバイオテクノロジーの進歩によりコンピューターを使用して物質の立体構造を予測した上で、薬の候補を作ることができるようになってきました。
その物質が薬になるかどうかを、試験管の中で実験します。
- 前臨床試験
(3~5年) - 動物で試験を行います。
ネズミやウサギ、イヌ、サルなどの動物を使って、薬の候補が動物の体内で、どのように吸収、分布、代謝、排泄されるかを調べます。そして、薬として期待される効き目があるかどうか、副作用はあるかなどを検討した上で、候補を絞り込んでいきます。
- 安全性試験の実施方法や記録については、その試験結果の信頼性を確保するためにGLP(ジーエルピー:Good Laboratory Practice)という実施基準が定めらています。日本では、「医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準に関する省令」が厚生労働省から通達されています。
- 治験
(臨床試験) - 人で試験を行います。
動物を用いた試験で効果と安全性が確認されたものだけが「新しい薬の候補」となり、人による臨床試験に入ります。これが「治験」です。詳しくは下記で説明しますが、CRA(臨床開発モニター)が深く関わる部分になります。
詳しくはこちら治験の流れ

- 製造販売後
臨床試験 - 薬が市販された後に、より多くの患者様の治療で使われたときの効果や安全性を確認します。
治験とは呼びませんが、治験と同じような厳しい規則のもとで行われます。
臨床開発とは?

臨床開発とは製薬会社や医療機器メーカー、CROなどが新薬を販売するために必要なデータをそろえる活動。
製薬会社や医療機器メーカー、CROなどが新薬を販売するために必要なデータをそろえる活動のことを臨床開発と言います。
臨床開発は市場調査・開発プランの作成から始まり、試験の立ち上げ、治験薬の有効性や安全性のモニタリング、得られたデータの評価・考察、規制当局への承認申請までの様々な活動があります。
臨床開発は医療機関を訪問し、治験のデータを収集するCRA(臨床開発モニター)が知られていますが、市場調査をサポートする薬事コンサルタント、治験実施計画書を作成する企画開発担当、治験で収集されたデータを管理し分析するDM/統計解析、副作用や安全性に関する情報を収集するPV(安全性情報担当者)、承認申請に必要な書類などを作成するMW(メディカルライター)など、様々な役割を持った人達が協働して行っています。
臨床開発の流れ
臨床開発は市場調査→開発プランの作成→モニタリング→データマネジメント→生物統計解析→安全情報管理→メディカルライティング→上市/承認の順番で進められる。
- 市場調査
- 新薬の市場性を調査します。
患者や医療従事者のニーズ、競合製品の動向などを調査します。その後、市場調査で得られたデータを分析し、法律や規制を満たす新薬の開発戦略を立てます。
- 市場調査をサポートする人を薬事コンサルタントと言います。
- 開発プラン
の作成 - 治験実施計画書などを作成します。
治験を実施するための計画書を作成します。計画書には臨床試験の目的、方法、期間、予算など病院や製薬会社が遵守しなければならない治験に関する全ての要件が書かれています。
- 治験実施計画書は企画開発担当者が中心となって作成します。
詳しくはこちら治験実施計画書の作成
- モニタリング
- 治験の進行状況を確認します。
治験が治験実施計画書などを遵守して適切に実施されているかを確認します。
- 治験のモニタリングを行う人をCRA(臨床開発モニター)と言います。
詳しくはこちらCRAとは
- データ
マネジメント - 治験で収集されたデータを管理します。
治験で収集されたデータの入力や検証、クエリー(照会)処理などを行い、データの正確性と整合性を確保します。
- データマネジメントを行う人をDM(データマネジメント担当/データマネージャー)と言います。
詳しくはこちらDMの仕事内容
- 生物統計解析
- 臨床試験で収集されたデータを統計的に解析します。
治験で収集されたデータを統計的に解析し、被験薬の有効性や安全性に関する仮説を検証したり、被験薬と既存薬との比較を行い有効性や安全性などを評価します。
- 生物統計解析を行う人を統計解析担当者と言います。
- 安全情報管理
- 治験中に発生した副作用や安全性に関する情報を収集・管理します。
治験中に発生した副作用や安全性に関する情報を収集・管理し、有害事象や副作用の頻度や重症度を判断したり、治験実施計画書や被験者同意書などの文書の更新、副作用報告書の作成や治験中止判断などを行います。
- 治験の安全情報管理を行う人をPV(安全性情報担当者)と言います。
- メディカル
ライティング - 治験結果をまとめて報告書を作成します。
治験結果を元に報告書や承認申請資料、学術論文やポスターなどを作成します。
- 承認申請に必要な書類などを作成する人をMW(メディカルライター)と言います。
- 上市/承認
- 新薬を販売するために必要な承認手続きを行います。
新薬を販売するために必要な承認手続きを厚生労働省に行います。
- 被験薬の有効性や安全性に関するデータや文書を審査し、承認基準に適合しているかを判断します。審査で承認されたら新薬として販売(上市)できます。
- 承認申請を行う人を薬事担当者と言います。
治験とは?

治験とは厚生労働省から「薬」として承認を受けるために、必要なデータをそろえる臨床試験。
新しい薬を開発するためには、動物で薬の候補物質の効果や毒性を調べるだけでなく、人での有効性(効き目)や安全性(副作用)を確認する必要があります。
人での有効性や安全性について調べる試験を一般に「臨床試験」と呼び、医薬品の承認のために必要なデータをそろえる臨床試験を「治験」と呼びます。
「治験」は厚生労働省が定めた厳しいルール(医薬品の臨床試験の実施の基準:新GCP)に従って行われます。治験を行う医師が患者さんに「治験」についてきちんと説明を行い、患者さんが治験の内容をしっかりと理解した上で自らの考えで治験に参加することを同意(インフォームド・コンセント/IC)する必要があります。
治験の流れ
治験は第一相試験→第二相試験→第三相試験→(第四相試験)の順番で進められる。
治験は下記の3つ(治験後に1つ)の段階があり、各段階で薬の安全性や有効性の確認を行います。各段階(一相、二相、三相)の割合はおよそ1:3:6となっています。
- 第一相試験
- 主に健康な男性を対象とした試験です。100人程度の健康な成人を対象に、ごく少量から少しずつ薬の候補物質の投与量を増やし、主に安全性について調べます。
- 動物で調べられていることであっても、人間を対象に再度調べることが必要です。動物では効いたにも関わらず人間ではさほど効かなかったり、逆に、動物ではあらわれなかった副作用が人間にあらわれるといったことが起こりえます。
- 人体による安全性が未確認であるため、通常は妊娠の可能性のある女性を避け、男性で行われます。
- 抗がん剤の第一相試験では被験者はがんの患者になります。
- 第二相試験
- 通常は200~300人の少数の患者さんを対象とした試験です。薬の候補物質が効果を示すと予想される比較的少人数の患者さんで、有効性、安全性、使い方(投与量・投与方法など)を調べます。
- 第三相試験の次にCRA(臨床開発モニター)が担当することが多い試験です。少数の大学病院などの総合病院と治験専門クリニックで行われます
- 国際共同治験の場合、海外のデータを使用することによって省略することができます。
- 第三相試験
- 大勢の患者さんを対象とした試験です。実際の治療に近い状況で薬の有効性、安全性、使い方を確認し、既存薬との比較を行います。
- 最近は国際的に何万人、何十万人規模の患者を対象に行われることも多くなっています。
- プラセボ(偽薬)を使用してデータのかたよりを最小にする「二重遮へいランダム化比較試験」が行われることが原則です。
- 大学病院などの総合病院から専門クリニックまで多くの全国の医療機関で治験が行われます。

- 第四相試験
(製造販売後
臨床試験) - 厚生労働省の承認後に使用された薬の安全性を確認する試験です。GCP・GPSP省令に基づいて行われ「市販後臨床試験」とも呼ばれます。「市販後調査(PMS)」を通じて行われることが多いです。
- 治験とは言われません。
- 市販後調査(PMS)は新薬投与後の患者の状態を6ヶ月間に渡って調査する「市販直後調査」、治験の対象者とならなかった患者の有効性・安全性を調査する「特定使用成績調査」、長期的な使用実態を調査する「使用成績調査」に分類されます。製薬会社のMRやモニターが医師を訪問して情報を集めることが多いです。
治験の位置づけ
人を対象とする医学的研究を「臨床研究」と言い、臨床研究のうち薬や治療法の効果や安全性を調べる試験を「臨床試験」と言う。臨床試験のうち医薬品や医療機器などを厚生労働省に承認してもらうために行う試験を「治験」と言う。
CRA(臨床開発モニター)が主に携わるのは「治験」ですが、「特定臨床研究」にも携わることがあります。
携わっている業務範囲を明確に区別するために、治験に携わっている人を「臨床開発モニター」「治験モニター」、臨床研究に携わっている人を「臨床研究モニター」、製造販売後臨床試験や市販後調査に携わっている人を「PMSモニター」と呼び分ける場合があります。逆に業務範囲を区別しないときはモニターの前に何もつけずに「モニター」とだけ呼ぶこともあります。
- モニターのキャリアパスはこちら
種類 | 内容 | 職種 |
臨床研究 | 患者様の病気の原因解明や治療の改善を行うための研究。患者様が直接研究に参加する「介入研究」と検査データや血液サンプルの提供などを依頼する「観察研究」に分類できる。市販後調査(PMS)も含まれる。 | 臨床研究モニター、PMSモニター、MR |
臨床試験 | 臨床研究のうち薬や治療法などの安全性と有効性を評価することを目的としたもの。製造販売後臨床試験(市販後臨床試験)も含まれる。・・・GCP症例、GPSV | 臨床研究モニター、PMSモニター |
特定臨床研究 | 臨床研究のうち「製薬企業から資金提供を受けるもの」または「未承認薬(日本で承認されていない薬)あるいは、適応外薬(ある疾患に対しては承認されているが別の疾患への効能は承認されていない薬)を使うもの」・・・臨床研究法 | 臨床研究モニター |
治験 | 臨床試験のうち薬や医療機器などを厚生労働省に承認してもらうための試験。企業が主導する規模の大きな「企業治験」と、医師が主導する規模の小さな「医師主導治験」に分類できる。・・・薬機法、GCP省令 | 臨床開発モニター(治験モニター) |
- 臨床開発モニターと臨床研究モニター(またはPMSモニター)の違いはこちら
治験の成功確率
治験の成功確率は約8~10%
治験が成功する確率は約8~10%しかありません。つまり、残りの90~92%は失敗となります。
治験の各工程の成功確率は第1相が約65%、第2相が約43%、第3相が約42%、承認申請後に市販される確率が約75%となっています。
治験の成功確率
※成功確率は前臨床試験を終えた化合物を100とした場合
※成功確率はBiotechnology Innovation Organaization、Steven M. Paul et. al., Nature Reviews Drug Discovery 9, 203-214 (March 2010)などの論文を参考にCRAばんくが独自に作成。
新薬の上市数の推移
2021年に世界で販売が開始された新薬の数は5年前の2倍
2021年に世界で販売が開始された新薬の数は5年前の2倍へと増加しています。しかし、日本で販売が開始された新薬の数は10年ほど横ばいが続いています。2017年以降、日本で販売される新薬の数は、世界と差が広がったままになっています。
治験の領域
治験が最も多く行われている領域はがん(オンコロジー)。コロナの影響でワクチンも増加。
治験が最も多く行われている領域はがん(オンコロジー)になります。従来の抗がん剤の他に分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬など様々な種類が開発された結果、がん(オンコロジー)領域の治験数は10年で3倍以上と大きく増加しました。
薬物の治験計画届出件数の推移
※PMDAより出典
ドラッグ・ラグ、治験の空洞化
新薬の審査期間の短縮や国際共同治験の増加により多くのドラッグ・ラグが解消した結果、2010年代前半には治験の空洞化は相当に改善されましたが・・・。
2010年より前、日本の新薬の審査期間(審査ラグ)は主要国の中で最も長かったのですが、現在はトップクラスに短くなっています。実際にCIRSの調査では2009年時点の日本の新薬の審査期間は650日前後と長く、主要国のなかでは最下位でした。しかし、2010~2012年ごろにPMDA(医薬品医療機器総合機構)の審査官が増員されるなどした結果、2014~2016年には最も短くなりました。
志望動機などに「CRA(臨床開発モニター)になってドラッグ・ラグ(審査ラグ)を解消したい」と書かれる人がいらっしゃいますが、ドラッグ・ラグ(審査ラグ)の問題はすでに大きく改善されているため、安易に書くことは控えましょう。
日本の治験開始が海外に比べて遅れる開発ラグも、2018年には海外の製薬メーカーと共同で治験を行う国際共同治験の割合が50%を越え、製薬メーカーが合併を繰り返すなどしてグローバル化が進んだ結果、治験の空洞化は相当に改善されました。
審査期間の推移
※CIRS2019を参照。
国際共同治験の推移
※独立行政法人医薬品医療機器総合機構 事業年度業務報告書をもとに作成。
ドラッグ・ラグ問題が再燃! 患者の少ない希少がんやゲノムやバイオといった先端分野で新たなドラッグ・ラグと言われる「ドラッグ・ロス問題」が深刻化しています。
2010年代後半から一旦は解消に向かったドラッグラグ再び問題化しつつあります。原因は薬価制度の見直しが繰り返されたことにより日本の新薬開発市場の魅力が失われた結果、患者の少ない希少がんやゲノムやバイオといった先端分野において、日本で新薬が開発されないケースが増加しているからです。
特に最も開発数の多い抗癌剤について新興企業品目の増加により、日本を治験に組み入れないことによるドラッグラグ(ドラッグロス)が増加しています。実際に2016~20年までの抗癌剤の国内未承認薬数は米FDA承認60品目に対し41品目と68%にも上っています。また、未承認41品目のうち約半数の22品目はバイオベンチャーなどの新興企業の品目になっています。(出典:ドラッグ・ラグ:なぜ、未承認薬が増えているのか?)
国別の未承認薬の割合
※2010~2021年の481品目を対象 ドラッグ・ラグ:日本と欧州の未承認薬状況の比較より出典。
企業別の国内承認率の比較
※2010~2021年 ドラッグ・ラグ:日本と欧州の未承認薬状況の比較より出典。
治験のルール
治験は厳しいルール(新GCP)のもとで行われる
治験実施にあたっては、治験に参加される方の人権と安全性が最大限守られなければなりません。そのため、「薬機法(旧薬事法)」という法律と厚生労働省が定めている厳しいルール(医薬品の臨床試験の実施の基準:新GCP)によって、治験実施に関する厳格なルールが規定されています。主なルールは以下になります。
治験を実施するときのルール
- 治験の内容を国に届け出ること
- 治験審査委員会で治験の内容を前もって審査すること
- 同意が得られた患者さんのみを治験に参加させること
- 重大な副作用は国に報告すること
- 製薬会社は治験が適正に行われていることを確認すること
別の記事でも詳しく説明していますので、さらに知りたい方はそちらもご覧ください。
詳しくはこちら新GCPについて
治験と治療の違い
治験と治療は違う
治験と一般の治療は何が違うのでしょうか。下記にまとめましたので、頭の中を整理しておきましょう。
治験 | 治療 | |
厚生労働省の承認がとれていません。※プラセボを除く | 使用される薬 | 厚生労働省の承認がとれています。 |
試験を主な目的としますが、治療的な側面を持つこともあります。※プラセボを除く | 薬を飲む目的 | 治療を目的として飲みます。 |
患者さんが希望しても、指定の病院以外受けることができません。 | 病院 | 患者さんが希望する病院であれば、どこでも治療を受けられます。 |
治験担当医師(複数の場合もあります)が一貫して診察します。治験担当医師以外が診察することはありません。 | 医師 | 主治医以外の医師が診察することもあります。 |
一般の治療より長くなります。 | 診察時間 | 一般的には短時間です。 |
一般の治療より、きめ細かな検査が行われます。 | 検査内容 | 健康保険の適用範囲内で行われます。 |
治験参加のメリット

治験は参加する方の「本人の自由意志」に基づいて行われますが、治験に参加した場合のメリットしては、治験内容や医療機関の体制によって多少の違いはあるものの、およそ次のようなことがあげられます。
治験に参加するメリット
- これまでにない新しい治療を受けるチャンスがあります。
- 経験豊富な治験担当医師による丁寧な診察を受けることができます。
- 一般の診療に比べ、よりきめ細かい検査が行われるため、ご自身の病気の状態を詳しく知ることができます。
- 治験薬の費用や、治験中の検査費用は支払う必要がありません。
そして、何よりもかけがえのないことは、「次の世代により良い薬を残すために協力する」という社会貢献ができることです。
インフォームド・コンセント

インフォームド・コンセントとは、治療を受ける前に「自分の病気のことやその治療方針について医師等から十分説明を受け、患者さんが説明の内容をよく理解し納得した上で、患者さん自身の意思で治療を受けることに同意する」という意味です。
インフォームド・コンセントは一般の治療でも行われていますが、治験には試験的な側面があるため、参加される方の人権を尊重し安全性を守る、という点からも欠かすことのできない手続きとなっています。
インフォームド・コンセントで説明を受ける主な内容は以下になります。
インフォームド・コンセントで説明を受ける主な内容
- 治験の目的、治験薬の使用方法、検査内容、参加する期間
- 期待される効果と予想される副作用
- 治験への参加はいつでもやめることができ、不参加の場合でも不利益は受けないこと
- 副作用が起きて被害を受けた場合、補償を請求できること
- 担当する医師の氏名、連絡先
- 治験に関する質問、相談のための問い合わせ先
別の記事でも詳しく説明していますので、さらに知りたい方はそちらもご覧ください。
詳しくはこちらインフォームド・コンセントとは



転職サポート申し込みはこちら
- ステップ1
- まずは申し込み。入力は1分で終わります。
- ステップ2
- 希望にマッチした求人情報を提供します。
- ステップ3
- 書類選考・面接
- ステップ4
- 内定・入社
- 入社後もずっとサポート!

年収査定はこちら
- 転職するときに、もっとも重視する項目の一つが「給料」です。
CRA(臨床開発モニター)へ転職した時に自分のキャリアや経験がどれだけ評価されるものなのか、気になりますよね。
こちらではあなたのプロフィールなどから、CRA(臨床開発モニター)へ転職した時の「年収」を予想します。
転職活動の目安にしてみてはいかがでしょうか。

合格予想はこちら
- 「臨床経験が少ない」「転職回数が多い」など、選考に通過できる自信がなくて応募を迷っている方は意外に多いんです。
こちらではあなたのプロフィールなどから、CRA(臨床開発モニター)へ応募した時の「書類選考の通過率」や「面接の合格率」を予想します。
前もって合格率が分かると転職活動の無駄な手間が省けますよ。

掲示板で質問をする
- ちょっとした「悩み」や、ふとした「疑問」を気軽に掲示板で質問してみましょう。
面倒な登録をしなくても、匿名ですぐに質問できます。分からなかったあなたの質問をみんなで解決できます。
現役のCRA(臨床開発モニター)や人事担当者が回答してくれるかもしれませんよ。





