「新薬の開発に携わるために、CRA(臨床開発モニター)になりたいと考えています。未経験でCRA(臨床開発モニター)になるには、どうすればよいでしょうか?」という方は多いでしょう。
この記事では、未経験からCRA(臨床開発モニター)になるために必要な資格や経験、学歴、年齢などを詳しく解説します。また、おすすめの資格ランキングや転職活動の実態もご紹介します。
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未経験からCRA(臨床開発モニター)になるには
CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすい資格ランキング(CRAばんく調べ)
- 1位
- CRC・治験コーディネーター(理系大卒・院卒/新卒入社)※6 ※7
- 2位
- 製薬会社MR(薬剤師)※1 ※2
- 3位
- 製薬会社MR(理系大卒・院卒)※1 ※2
- 4位
- 薬剤師(病院)
- 5位
- 薬剤師(調剤)、がん領域の看護師(大卒・院卒)※3
- 6位
- CRC・治験コーディネーター(理系大卒・院卒/中途入社)※6 ※7、CSOMR(理系大卒・院卒)※1 ※2
- 7位
- 保健師(病院)、がん領域以外の看護師(大卒・院卒)※3、臨床検査技師(院卒)※4 ※5、獣医師
- 8位
- 保健師(企業)、製薬会社MR(文系大卒)※1 ※2
- 9位
- 保健師(行政)、臨床検査技師(大卒)※4 ※5、CSOMR(文系大卒)※1 ※2
- 10位
- CRC・治験コーディネーター(専門・短大卒)※6 ※7、臨床工学技士(大卒)、医療機器営業(理系大卒・院卒)
- 11位
- 看護師(短大・専門卒)※3
- 12位
- 臨床検査技師(短大・専門卒)※4 ※5、臨床工学技士(短大・専門卒)、管理栄養士
※1 MRの施設別の転職のしやすさは有利なほうから 大学病院>その他の基幹病院>>開業医
※2 MRの医薬品の種類別の転職のしやすさは有利なほうから 先発品>>>後発品
※3 看護師の施設別の転職のしやすさは有利なほうから 大学病院>その他の基幹病院>>その他の病院>>>クリニックなど
※4 臨床検査技師の施設別の転職のしやすさは有利なほうから 大学病院>その他の基幹病院>>>クリニック=健診センター=検査センターなど
※5 臨床検査技師の部門別の転職しやすさは有利なほうから 病理=生理機能>>検体
※6 CRC・治験コーディネーターの所属組織別の転職のしやすさは有利なほうから 大手SMO>>>病院>中小SMO>>>クリニック
※7 CRC・治験コーディネーターの施設別の転職のしやすさは有利なほうから 大学病院>その他の基幹病院>その他の病院>>>クリニックなど
CRAの資格
※200名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年12月、有効回答数:N=200)。(新卒採用を含む)
CRAの資格(未経験/中途採用のみ)
※100名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年12月、有効回答数:N=100)。(看護師には保健師も含む)
CRAの学歴
※180名のクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年12月、有効回答数:N=300)。(新卒採用を含む)
CRAになった年齢(中途採用のみ)
※120名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年12月、有効回答数:N=120)。
CRAの転職活動の状況(平均値)
※120名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年12月、有効回答数:N=120)。
未経験からCRA(臨床開発モニター)になるには
などの方法があります
MRや薬剤師、看護師として働いた経験を活かして、CRA(臨床開発モニター)に転職する人が多いです。CRC(治験コーディネーター)や臨床検査技師、保健師、臨床工学技士、獣医師からCRA(臨床開発モニター)に転職する人もいます。
いずれの場合でも、CRA(臨床開発モニター)になるまでには6~10年の期間が必要とされます。以下では、それぞれの道のりについて詳しく見てみましょう。
薬剤師からCRAになる MRからCRAになる 看護師からCRAになる 臨床検査技師からCRAになる 保健師からCRAになる 臨床工学技士からCRAになる CRCからCRAになる
薬剤師からCRA(臨床開発モニター)になる
即戦力としてはMRやCRCに、がん領域の経験は看護師に及ばないと評価されることがある。しかし、ポテンシャルの高さと豊富な薬の知識は高く評価されることが多い。
CRA(臨床開発モニター)は、薬剤師の資格を持つ方が約5分の1を占めます。つまり、薬剤師資格を取得してCRA(臨床開発モニター)になる方法は、新卒・中途の両方で王道の道のりと言えます。また、薬剤師は新卒からCRA(臨床開発モニター)になる方も多いです。では、以下で詳しく見てみましょう。
薬剤師資格を取得する(6年)
薬剤師になるには、各地にある薬科大学や薬学部のある大学を卒業し、薬剤師の国家試験に合格する必要があります。所要年数は6年です。 薬剤師資格は1万人前後が受験し、合格率は80%前後と高めです。気を抜かずに、しっかりと勉強すれば合格する確率は高いと言えます。
病院や調剤薬局、企業などで経験を積む(0年~)
その後、病院や調剤薬局、製薬会社などで経験を積み、20代半ば~20代後半の間にCRA(臨床開発モニター)へと転職するのが一般的です。薬剤師の場合は社会人経験を積まずに新卒でCRA(臨床開発モニター)になるケースも多いです。
CRA(臨床開発モニター)へ転職する(2週間~)
CRA(臨床開発モニター)になるための転職活動に必要な期間は平均1.5か月、必要な時間は平均12~13時間です。時間の内訳は応募の準備に3時間、応募書類の作成に3時間、面接の準備に4時間、面接に2~3時間(移動時間も含む)となっています。
応募した会社の数の平均は3~3.5社、受けた面接の社数の平均は2~2.5社となっています。薬剤師は応募書類の作成や面接に慣れていない方が多いため、準備に時間がかかることが多いです。9割以上の応募者は面接と併せて適性試験を受けています。
薬剤師は豊富な薬の知識を持っているため、CRA(臨床開発モニター)に最も適していると言われています。そのため、CRA(臨床開発モニター)の合格率は平均より高く、転職活動の期間も短くなっています。また、調剤薬局の薬剤師よりも、病院の薬剤師の方が早く内定をもらえる傾向があります。
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平均的な薬剤師の転職活動状況
薬剤師の勤務先 | 転職活動期間 | 転職活動時間 | 応募社数 | 面接を受けた社数 |
病院 | 1.5ヶ月 | 12時間 | 3社 | 2社 |
調剤薬局 | 1.5ヶ月 | 13時間 | 3.5社 | 2.5社 |
MRからCRA(臨床開発モニター)になる
幅広い薬の知識に加えて、製薬会社で身につけた医師との高い交渉力がCRA(臨床開発モニター)としても即戦力として高く評価される。懸念されるのは、CRA(臨床開発モニター)としての適性やポテンシャルの有無ぐらい。
MRはCRA(臨床開発モニター)へ転職する際に最も有利な資格の一つです。そのため、MRからCRA(臨床開発モニター)になる方法は、中途採用において最も一般的な道のりの一つと言えるでしょう。では、以下で詳しく見てみましょう。
大学を卒業してMR資格を取得する(4年~)
MRになるには4年制大学を卒業し、MR認定試験に合格する必要があります。MR認定試験は製薬企業またはCSO(MR派遣)で導入教育を受講し、修了認定するか、センターの教育研修施設で基礎教育300時間を受講し、修了認定することで受験資格が得られます。
ただし、教育研修施設で受験資格を得た場合は、MR認定試験合格後、製薬企業またはCSOに入社し、実務教育150時間と実務経験(MR経験)6ヵ月が修了しないとMR認定証を取得できません。MR資格は毎年5000人前後が受験し合格率は80%前後と高めです。しっかり勉強していれば合格する確率は高いと言えます。
製薬企業やCSO(MR派遣業)で経験を積む(2年~)
その後、製薬企業やCSO(MR派遣業)で経験を積み、20代半ば~20代後半の間にCRA(臨床開発モニター)へと転職するのが一般的です。
CRA(臨床開発モニター)へ転職する(2週間~)
CRA(臨床開発モニター)になるための転職活動に必要な期間は平均1か月、必要な時間は平均10~11時間です。時間の内訳は応募の準備に3時間、応募書類の作成に2時間、面接の準備に3時間、面接に2~3時間(移動時間も含む)となっています。
応募した会社の数の平均は3~3.5社、受けた面接の社数の平均は2~2.5社となっています。MRは応募書類の作成や面接を得意とする方が多いため、他の職種と比較して準備時間が短くなっています。9割以上の応募者は面接と併せて適性試験を受けています。
MRは薬の知識では薬剤師には及びませんが、MRとして身につけた医師との高い交渉力は、CRA(臨床開発モニター)としても高く評価されることが多いです。そのため、CRA(臨床開発モニター)の合格率は平均より高く、転職活動の期間も短くなっています。ただし、文系卒のMRは理系卒のMRよりも転職活動の期間が長くなることが多いです。
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平均的なMRの転職活動状況
MRの経歴 | 転職活動期間 | 転職活動時間 | 応募社数 | 面接を受けた社数 |
理系 | 1ヶ月 | 10時間 | 3社 | 2社 |
文系 | 1ヶ月 | 11時間 | 3.5社 | 2.5社 |
看護師からCRA(臨床開発モニター)になる
がん(オンコロジー)領域の治験が増加しており、がん(オンコロジー)領域での経験を持つ看護師は、以前よりも高く評価されるようになった。
がん(オンコロジー)領域の治験が増加していることから、がん(オンコロジー)領域の経験のある看護師は、以前に比べてCRA(臨床開発モニター)へ転職しやすくなりました。近年では中途採用でCRA(臨床開発モニター)になる方のうち、看護師の割合が薬剤師やMRを上回ることも珍しくありません。
高い向上心を持ち、キャリアアップに強くこだわる方が多いです。では、以下で詳しく見てみましょう。
看護師資格を取得する(3~4年)
看護師になるには、各地にある看護学校や大学の看護科を卒業し、看護師の国家試験に合格する必要があります。所要年数は3~4年です。 看護師資格は毎年5万人前後が受験し、合格率は90%前後と高めです。真面目に勉強すれば合格する確率はかなり高いと言えます。
病院で臨床経験を積む(2年~)
その後、病院で数年間臨床経験を積み、20代後半~20代後半の間にCRA(臨床開発モニター)へと転職するのが一般的です。大学病院やがんセンターなどの大規模な病院で2年以上の経験があると、CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすくなります。
CRA(臨床開発モニター)へ転職する(2週間~)
CRA(臨床開発モニター)になるための転職活動に必要な期間は平均1.5~2か月、必要な時間は平均14~17時間です。時間の内訳は応募の準備に3時間、応募書類の作成に4時間、面接の準備に4時間、面接に3~6時間(移動時間も含む)となっています。
応募した会社の数の平均は4~6社、受けた面接の社数の平均は2.5~3社となっています。看護師は志望理由や応募書類の作成を難しいと感じることが多いため、応募書類の準備に時間がかかる傾向があります。9割以上の応募者は面接と併せて適性試験を受けています。
看護師は癌(がん)から生活習慣病までの幅広い試験に対応できることが多いため、CRA(臨床開発モニター)としても十分に活躍できるとされています。そのため、CRA(臨床開発モニター)の合格率と転職活動期間はどちらも平均的な水準にあります。
癌(がん)領域での経験がある看護師の合格率は、薬剤師と同程度に高いです。一方で、短大・専門卒の看護師は応募先が限られるため、転職活動が長くなる傾向にあります。また、CRA(臨床開発モニター)の内定をもらう看護師は、CRA(臨床開発モニター)になることに非常に高い意欲を持つ方が多いです。
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平均的な看護師の転職活動状況
看護師の経歴 | 転職活動期間 | 転職活動時間 | 応募社数 | 面接を受けた社数 |
大卒 | 1.5ヶ月 | 14時間 | 4社 | 2.5社 |
短大・専門卒 | 2ヶ月 | 17時間 | 6社 | 3社 |
臨床検査技師からCRA(臨床開発モニター)になる
がん(オンコロジー)領域の治験が増加しており、病理検査の経験を持つ臨床検査技師は、以前よりも高く評価されるようになった。
がん(オンコロジー)領域の治験が増加していることから、病理検査の経験がある臨床検査技師は、以前に比べてCRA(臨床開発モニター)へ転職しやすくなりました。しかし、生理機能検査や検体検査に従事している臨床検査技師は、CRA(臨床開発モニター)への転職が以前よりも難しくなっています。
また、他の資格と比較して、男性や大学院卒の割合が高くなっています。では、以下で詳しく見てみましょう。
臨床検査技師資格を取得する(3~4年)
臨床検査技師になるには、専門学校や短大、大学を卒業し、臨床検査技師の国家試験に合格する必要があります。所要年数は3~4年です。臨床検査技師資格は毎年4000人前後が受験し、合格率は70%前後と低く、決して楽に取得できる資格ではありません。
病院や検査会社で臨床経験を積む(2年~)
その後、病院やクリニック、検査会社などで経験を積み、20代半ば~20代後半の間にCRA(臨床開発モニター)へと転職するのが一般的です。大規模な病院での勤務経験や、病理検査の経験があると、CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすくなります。
CRA(臨床開発モニター)へ転職する(2週間~)
CRA(臨床開発モニター)になるための転職活動に必要な期間は平均2か月、必要な時間は平均15時間です。時間の内訳は応募の準備に3時間、応募書類の作成に3時間、面接の準備に4時間、面接に5時間(移動時間も含む)となっています。
応募した会社の数の平均は5社、受けた面接の社数の平均は3社となっています。臨床検査技師は面接を苦手と感じる方が多いため、面接の準備に時間を費やす方が多い傾向があります。9割以上の応募者は面接と併せて適性試験を受けています。
臨床検査技師は薬や疾患の知識が不足していることが多く、コミュニケーション力も高くない傾向があります。そのため、CRA(臨床開発モニター)の合格率は平均よりも低く、転職活動の期間も長くなっています。特に短大・専門卒の臨床検査技師は、内定をもらえずにCRA(臨床開発モニター)への転職を断念する方が多いです。
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平均的な臨床検査技師の転職活動状況
転職活動期間 | 転職活動時間 | 応募社数 | 面接を受けた社数 |
2ヶ月 | 15時間 | 5社 | 3社 |
保健師からCRA(臨床開発モニター)になる
保健師からCRA(臨床開発モニター)へ転職することも可能です。では、以下で詳しく見てみましょう。
保健師資格を取得する(4年)
保健師になるには、看護大学や医学部看護学科などの4年制大学を卒業し、保健師の国家試験に合格する必要があります。所要年数は4年です。看護師資格を取得した後に保健師学校へ通って資格を取得することもできます。保健師資格は毎約年15000人前後が受験し、合格率は90%前後と高めです。学校できちんと勉強していれば合格する確率は高いと言えます。
病院や企業で経験を積む(2年~)
その後、病院や企業、行政機関で経験を積み、20代半ば~20代後半の間にCRA(臨床開発モニター)へと転職するのが一般的です。行政機関ではなく病院や企業での勤務経験があると、CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすくなります。
CRA(臨床開発モニター)へ転職する(2週間~)
CRA(臨床開発モニター)になるための転職活動に必要な期間は平均1.5~2か月、必要な時間は平均14~15時間です。時間の内訳は応募の準備に4時間、応募書類の作成に4時間、面接の準備に3時間、面接に3~4時間(移動時間も含む)となっています。
応募した会社の数の平均は4~5社、受けた面接の社数の平均は2~3社となっています。9割以上の応募者は面接と併せて適性試験を受けています。
行政機関よりも、病院や企業で勤務する保健師の方が合格率は高いです。幅広い知識に加えて、病院の臨床経験や企業での勤務経験を併せ持つ保健師は、MRには及ばないものの、面接の通過率が高くなっています。そのため、CRA(臨床開発モニター)の合格率は平均より高く、転職活動の期間も短くなっています。
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平均的な保健師の転職活動状況
病院勤務経験 | 転職活動期間 | 転職活動時間 | 応募社数 | 面接を受けた社数 |
あり | 1.5ヶ月 | 14時間 | 4社 | 2.5社 |
なし | 2ヶ月 | 15時間 | 5社 | 3社 |
臨床工学技士からCRA(臨床開発モニター)になる
臨床工学技士からCRA(臨床開発モニター)へ転職できるかは、募集内容に医療機器が含まれているかで大きく左右されることが多い。
臨床工学技士からCRA(臨床開発モニター)に転職することは可能ですが、その数は少ないです。では、以下で詳しく見てみましょう。
臨床工学技士資格を取得する(3~4年)
臨床工学技士になるには、臨床工学技士の養成校や大学の臨床工学技士養成課程を卒業し、臨床工学技士の国家試験に合格する必要があります。所要年数は3~4年です。臨床検査技師や看護師の方は、1年で臨床工学技士の受験資格を取得できる臨床工学技士専攻課程へ進むこともできます。
臨床工学技士国家資格の受験者数は年々増加傾向にあり、毎年2500人前後が受験し、合格率は80%前後となっています。学校でしっかり勉強していれば合格できる試験と言えます。
病院やクリニックで経験を積む(2年~)
その後、病院やクリニックで経験を積み、20代半ば~20代後半の間にCRA(臨床開発モニター)へと転職するのが一般的です。幅広い経験が積める病院での勤務経験があると、CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすくなります。
CRA(臨床開発モニター)へ転職する(2週間~)
CRA(臨床開発モニター)になるための転職活動に必要な期間は平均1か月、必要な時間は平均10~11時間です。時間の内訳は、応募の準備に3時間、応募書類の作成に3時間、面接の準備に3時間、面接に1~2時間(移動時間も含む)となっています。
応募した会社の平均数は2社、面接を受けた会社の平均数は1.5社となっています。臨床工学技士は応募先が限られることが多いため、他の資格と比べて応募数が少なくなります。9割以上の応募者は面接と併せて適性検査を受けています。
臨床工学技士は医療機器の操作や保守の経験があるため、医療機器の開発モニターにも応募する場合、合格率は高くなります。しかし、腎臓や循環器以外の分野には詳しくないため、薬の開発モニターにのみ応募する場合、合格率は低くなります。
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平均的な臨床工学技士の転職活動状況
転職活動期間 | 転職活動時間 | 応募社数 | 面接を受けた社数 |
1ヶ月 | 10~11時間 | 2社 | 1.5社 |
CRCからCRA(臨床開発モニター)になる
治験コーディネーター(CRC)の経験があると、CRA(臨床開発モニター)への転職は有利になることが多い。しかし、中途で治験コーディネーター(CRC)になった方は、MRや薬剤師、がん領域の看護師に比べて不利になることが多い。
治験コーディネーター(CRC)からCRA(臨床開発モニター)へ転職することも可能です。では、以下で詳しく見てみましょう。
治験コーディネーター(CRC)として経験を積む(2年~)
治験コーディネーター(CRC)として、病院やSMOで経験を積みます。期間は2~3年が理想です。1年では期間が短すぎますし、4年を超えると年齢で不利になることが多くなります。
CRA(臨床開発モニター)への転職においては、治験コーディネーター(CRC)の経験が4年以上ある方と、2~3年の方の評価はほとんど変わらないことが多いです。
所属する組織は病院よりも大手のSMOの方が、担当する施設はクリニックよりも大規模な病院の方が、CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすくなります。
CRA(臨床開発モニター)へ転職する(2週間~)
CRA(臨床開発モニター)になるための転職活動に必要な期間は平均1か月、必要な時間は平均8時間です。時間の内訳は応募の準備に2時間、応募書類の作成に2時間、面接の準備に2時間、面接に2時間(移動時間も含む)となっています。
応募した会社の数の平均は2.5社、受けた面接の社数の平均は2社となっています。治験コーディネーター(CRC)の業務内容は、CRA(臨床開発モニター)と関連性が高いため、応募書類の作成や面接の準備に必要な時間が短くて済むことが多いです。
ただし、短大・専門卒の治験コーディネーター(CRC)は、応募先が限られることが多いです。また、中途で治験コーディネーター(CRC)になった方は、転職回数や年齢などの理由で、選考が不利になることもあります。そのため、新卒で治験コーディネーター(CRC)になった方と比べて、中途で治験コーディネーター(CRC)になった方の合格率は低くなっています。
治験コーディネーター(CRC)としての経験は、CRA(臨床開発モニター)へ転職する際に高く評価されます。そのため、CRA(臨床開発モニター)の合格率は高く、転職活動の期間も短くなっています。
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平均的な治験コーディネーター(CRC)の転職活動状況
転職活動期間 | 転職活動時間 | 応募社数 | 面接を受けた社数 |
1ヶ月 | 8時間 | 2.5社 | 2社 |
その他のCRA(臨床開発モニター)になる方法
上記の他にも理系(化学・理学・薬学・生物学・獣医学・バイオ系学部)の大学を卒業後、一般企業で経験を積み、CRA(臨床開発モニター)に転職する方法や、獣医師や管理栄養士の資格を取得後にCRA(臨床開発モニター)へ転職する方法がありますが、人数は多くありません。
よくある質問とみんなの回答
- Q
- 男性の専門卒の看護師です。CRAへ転職は可能でしょうか。
- A
-
知人に元看護師のCRAがいます。
彼を見る限り、経験がなくてもCRAになれると思います。看護師や薬剤師などの医療系の資格を持っている人が多いようです。学歴も専門卒の人もいらっしゃるみたいです。知人は外資系で働いていますが、特に英語が得意だったというわけではなく、仕事を通じて英語力を身に着けていったようです。ですので質問者さんにもチャンスがあるのではないかと思います。
仕事は毎週のように出張があるようで、月に2〜3回は飛行機の乗っているようです。よくLINEでメールが来ますが、常に新しい場所にいるイメージですね(笑 ですので、全国を飛び回りたい看護師さんにとっては面白いかもしれません。ただ、若いうちは良いと思いますが、年をとった後はどうするんだろうと思ったりもします。きっと何か方法があるのでしょうが・・・。
- Q
- CRA(臨床開発モニター)への転職難易度ってどれぐらい?難しい?
- A
-
結論から言いますと、中小CROであれば十分に採用される可能性はあると思います。
CRA(臨床開発モニター)にとって、特別に必要な資格または学歴というのはありません。CRA(臨床開発モニター)への転職難易度を考えるにあたって、関連する資格と学歴について、具体例で考えてみましょう。
もちろん仕事の特徴から薬学部の出身者はかなり多く、多少会社によっても幅はあると思いますが、臨床開発に限っては薬剤師資格保有者が半分を超えることも多いと思います。
ただし、薬剤師資格が臨床開発の業務に絶対に必要かというと、必ずしもそうとは限りません。また理学部、工学部などの理系出身者も多く、たまに獣医学部(科)の出身者もいたりします。
では看護師、臨床検査技師など医療専門職の方はどうでしょうか。
看護師は看護大学もありますので、大卒の看護師の方もいらっしゃいます。看護師としての臨床業務経験があれば、基本的に臨床開発モニターの主要業務であるカルテの閲覧も問題なくこなせるでしょうから、会社によっては積極的に採用しているところもあります。
一般的な求人では、どちらかというと治験コーディネーター(CRC)の需要が多いと思いますが、医療現場をよく知っている看護師の方の需要はあります。
面接では、職務経歴書に沿って、職歴に見合ったこれまでの実績と経験がきちんと伝えられるかどうか、自己アピールができているかどうかなどが重要なポイントになるでしょう。
- Q
- 地方在住者ですがCRAへ就職できますか?
- A
-
地方でCRAとして働き続けるのは難しいと思います。在宅勤務ができると言っても、会社へ通勤できるなどの条件が設定されているはずです。例えば、秋田県に住んでいて東京の会社に採用されることは難しいと思います。
会社へ通勤できない期間が1~2年などの一時的なら、その間だけ在宅ワークを許してもらえることもあるようです。
詳しくは就業規則を見てみないと分かりませんが、私の会社では「居住地は原則として当所属事業所に通勤できる範囲(在来線で2時間以内または100km 以内を目安)に限る」となっています。
- Q
- 臨床検査技師でもCRA(臨床開発モニター)になれますか?
- A
-
管理栄養士出身のCRAです。
昔、病院で栄養士として働いていた時にCRAへと転職しようと思い、色々と応募しましたが上手くいきませんでした。その際にある方に治験コーディネーター(CRC)へ転職してからCRAになる方法があると聞き、まず治験コーディネーター(CRC)として3年弱の経験を積み、その後にCRAへと転職しました。
治験コーディネーター(CRC)とCRAは仕事内容が似ており、必要な知識もそれほど変わりません。ですので、いきなりCRAへ転職するのが難しいようでしたら、まずは治験コーディネーター(CRC)へ転職して、治験業界や折衝業務のスキルを身につけてからCRAへ転職すると上手くいくと思います。
ただし、未経験からCRAへ転職する際は20代のうちが好ましいと言われていますので、ご自身の年齢と相談して今後のキャリアプランを考えてください。
- Q
- 30代でもMRからCRAへ転職できますか?
- A
- 私は30代前半でMRからモニターへ転職しました。応募のタイミングや応募先にもよりけりですが、可能性はあると思います。ちなみに、私は書類選考でおとされることも多かったです。
- Q
- 病院薬剤師からCRA(臨床開発モニター)への転職
- A
-
薬剤師からCRAに転職した者です。臨床経験をCRAの業務に生かすことはもちろんできますが、モニタリング業務のごく一部に過ぎません。それならば少しでも早くCRAとして経験を積んだ方が、今後のキャリアを考える上でもいいかと思います。
私は3年間薬剤師として働いた後にCRAへと転職しましたが、薬学出身の同い年の社員(新卒でCRAとなり、現在CRA4年目)との差はかなり大きく感じます。
そうは言っても薬剤師免許を取る以上、臨床は経験してみたいものですよね。私の場合、薬剤師として患者さんと接することができた分、新薬開発の重要性を身をもって感じることもできました。
転職時の年齢なども考えますと、病院薬剤師として臨床経験を積むなら長くても2〜3年くらいだと思います。
- Q
- 看護師1年目からCRA(臨床開発モニター)への転職は不利ですか?
- A
-
看護師経験1年未満でCRA(臨床開発モニター)へ転職できる可能性は残念ながら低いです。応募できても選考に通過できる可能性は低いため、やむを得ない事情で退職される方、もしくはご経歴がとても秀でている方以外は転職活動をすることをお勧めしません。
質問者様のご経歴を拝見しますと、公立総合病院の外科病棟にて病棟看護師として働かれていらっしゃると書かれていますので、残念ながらご経歴が有利とも言えなさそうです。大学病院と同等レベルの病院で働かれていたり、英語が得意な看護師さんなら、ひょっとすると、もしかしたら通過できるかもしれません。
看護師と異なり薬剤師さんは大学に6年であることもあり、1年目であっても看護師より通過しやすくなります。あくまでも看護師より通過しやすくなるだけであって、不利であることに変わりはありません。
看護師に企業が求めていることなどは以下の記事などもご参考にしてください。
https://cra-bank.com/cranoqa#a116
臨床経験もしくはMR経験が1年しかありませんがCRA(臨床開発モニター)に応募できますか?
臨床経験もしくはMR経験は何年ぐらいあると良いしょうか?
https://cra-bank.com/cranoqa#b7
CRA(臨床開発モニター)の選考倍率・難易度・合格率はどれくらい?
https://cra-bank.com/kangoshityuui#a1
CRAの転職難易度について(看護師)
https://cra-bank.com/craninaruniha#a1
CRA(臨床開発モニター)へ転職しやすい資格ランキング
- Q
- CSOのMRからCRAへ転職できますか?
- A
-
20代後半ということであれば未経験者採用の許容範囲に入りますので、年齢の観点では問題ないと思います。
あとはコントラクトMRのキャリアがどのように影響するのかですが、理系出身であること、MR認定試験に合格していること、中枢神経系や癌など臨床開発のキャリアとして比較的有利に働く領域での経験があること、などの条件がそろえば中堅製薬メーカーのMRからの転職と比較して、それほど違いはないと思います。
逆に言うと、文系出身者であったり、MRとしての経験領域がオーソドックスな生活習慣病領域のみであるような場合は、やはり不利になると思いますので、英語力を磨くなどのプラスαのアピールポイントが必要になってきます。
- Q
- 医療機器営業からCRA(臨床開発モニター)へ転職できますか。
- A
-
CRA(臨床開発モニター)は一般的に医療用医薬品の開発を担当することが多いですが、医療機器の開発を担当する場合もあります。
医療機器開発のモニターに応募する場合は医療機器営業の経験が直接役に立ちますから、逆に通常のMRよりも有利です。ネックなのは求人数が少ないことでしょう。そのため求人数が多い医薬品開発モニターを志望することも想定されていると思いますが、その場合、転職活動にひと工夫必要でしょう。
例えば抗体医薬などPFS(pre filled syringe)の医薬品開発の枠組みの中で新たなデバイス開発を行ったりすることがありますので、医療機器営業の経験を活かせるとアピールすると説得力があります。
- Q
- 研究(CMC)職からCRA・CROへの転職は可能でしょうか。
- A
-
ご経験等を考慮しますと、モニターへの転職は充分に可能だと思います。ただし、研究職の方はコミュニケーションスキルが劣る場合が多いため、面接で不採用になる可能性も高くなる傾向があるようです。
ちなみに、モニターが外勤が多いというのは過去の話で、最近はほとんど内勤職(事務職)になっています。そのため、安易に人と接する仕事がしたいと考えてモニター職へ転職するのは避けたほうが良いかもしれません。事務所にこもって一日中、書類の修正に追われる仕事というほうがモニター職の認識としては近いと思います。
- 詳しくはこちら
- みんなの質問と回答