CRA(臨床開発モニター)のよくある質問と回答

CRA(臨床開発モニター)のよくある質問

CRA(臨床開発モニター)に関する疑問や悩みを、Q&A形式で分かりやすく解説します。

CRA(臨床開発モニター)への転職を考えている方や、CRA(臨床開発モニター)についてもっと知りたい方のために、必要な医療資格、年齢制限、残業、出張の頻度、英語の必要性、合格率、離職率、結婚のタイミング、育児との両立などについてまとめて解説します。

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質問CRA(臨床開発モニター)のよくある質問

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ランキングよくある質問ランキング

よくある質問ランキング(閲覧数順)

1位
未経験からCRAになるためには、どのような資格が必要ですか?
2位
CRAになる際に年齢制限はありますか?
3位
残業はどれくらいありますか?
4位
月にどれくらい出張がありますか?
5位
英語が苦手ですが、CRAになることは可能ですか?
6位
給与・年収はどれくらいですか?
7位
CRAの選考倍率・難易度・合格率はどれくらいですか?
8位
結婚を考えています。CRAへ転職するベストなタイミングはいつですか?
9位
CRAのキャリアパスについて教えてください。
10位
離職率はどれくらいですか?
11~30位を見る
11位
英語を使用する場面はありますか?
12位
大卒でなくても応募できますか?
13位
転職回数が多いです。未経験からCRAへ転職できますか?
14位
筆記試験や適性検査はありますか?それはどのような内容ですか?
15位
社会人経験は何年ぐらいあれば良いでしょうか?
16位
結婚を考えています。CRAへ転職するベストなタイミングはいつですか?
17位
社会人経験が1年しかありませんが、CRAに応募できますか?
18位
募集が多い時期はいつですか? 逆に少ない時期はいつですか?
19位
英語が得意です。選考は有利になりますか?
20位
CRAのキャリアパスについて教えてください。
21位
社会人経験が2年しかありませんが、CRAに応募できますか?
22位
小さな子供がいる場合、仕事と育児は両立可能ですか?
23位
休みの日に電話がかかってくることはありますか?
24位
1年前に応募して不採用になりました。再応募は可能ですか?
25位
CRAの選考方法は、薬剤師や看護師、臨床検査技師などとは違いますか?
26位
CRAの将来性について教えてください。
27位
CRAは患者様と接することはありますか?
28位
地方はCRAの求人が少ないですか?
29位
臨床研究モニターとは? 臨床薬理モニターとは?PMSモニターとは?
30位
CROに勤める場合、どこで働くのでしょうか?
  • よくある質問の1位は、「未経験からCRA(臨床開発モニター)になるためには、どのような資格が必要ですか?」です。中途採用でCRA(臨床開発モニター)になるためには、薬剤師だけでなく、MRや看護師などの医療系資格を持っていれば応募できる場合が多いため、「自分が持つ資格で応募できるかどうかを知りたい」という声が多く聞かれます。
  • 2~4位には、「年齢制限」や「残業」「出張」などの一般的な質問が続きます。インターネットなどで調べても明確な答えが見つからないことが多く、不安に思う方が多いようです。
  • 5位は、英語力に関する質問です。英語が苦手な方にとって、応募条件の「英語力歓迎」などの表記が気になり、応募するかどうか迷う方が多いようです。

労働条件についての質問&回答

労働条件は実際に働く場合、一番、気になる部分ですね。
Q1
CRA(臨床開発モニター)になるための研修はどこで受けるのですか?
A1
入社後に会社で研修を受けます。研修の場所は通常、本社や最寄りの支店ですが、コロナ禍以降は自宅でオンライン研修を受けることもあります。

研修の内容は医学、薬学、治験などの専門知識に加えて、ビジネスマナーやプレゼンテーションスキルなど、各社が独自に工夫を凝らした様々な研修を行っています。

研修を終えた後は、社内のCRA認定試験に合格する必要があります。また、CRO協会のCRA認定試験など、他の試験にも合格することを求められる場合もあります。なお、研修中も給与は支給されますのでご安心ください。
詳しくはこちら
日本CRO協会 CRA教育研修修了認定
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CRA認定試験に受からなかったら解雇になりますか?
Q2
研修期間はどのくらいですか?
A2
中途採用の場合、初めに1~4ヶ月間の座学による講義を受けます。その後、2~4ヶ月間、実際の職場に配属されて先輩の指導のもとで実務を学びます。CRA認定資格に合格した後、正式にプロジェクトに配属され、モニタリング業務を担当します。

新卒採用の場合は、中途採用の2~3倍の期間が必要となることが多いです。

座学の研修期間

主要CRO10社のデータをもとに作成。

Q3
土日や祝日はお休みですか?
A3
はい、土日や祝日は基本的にお休みです。ただし、担当するプロジェクトによっては、有害事象への対応や研修などで、稀に土日や祝日に出勤が必要となることもあります。

また、自宅で仕事をする方も少なくありません。そのため、会社に出勤する必要はないとしても、土日や祝日に自宅で仕事をすることは多いと言えます。

CRAが土日に出勤した回数(1ヶ月)

※20名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2016年4月~2024年10月、有効回答数:N=20)。

Q4
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆にお休みは取れますか?
A4
ほとんどの場合、取ることができます。CRA(臨床開発モニター)は、比較的カレンダー通りに休みを取りやすい職種です。
詳しくはこちら
CRAの福利厚生・休日
Q5
有給休暇は取得しやすいですか?
A5
CRA(臨床開発モニター)は有給休暇を取得しやすい職種です。

プロジェクトの合間にまとめて有給休暇を取得できるため、海外旅行などに出かけやすいとされています。有給休暇の取得率は50~80%程度と高い水準にあります。
詳しくはこちら
CRAの福利厚生・休日
Q6
夜勤はありますか?
A6
いいえ、夜勤はありません。ただし、プロジェクトの立ち上げ時や業務量が多くて対応しきれない場合など、21時を過ぎても仕事をすることがあります。また、海外のプロジェクトを担当する場合、時差のため深夜に多数のメールが届いたり、早朝や深夜に会議を行うこともあります。
Q7
残業はどれくらいありますか?
A7
残業月平均の残業時間は10~30時間です。

残業の量は主に「プロジェクトの進行状況」によって変わります。プロジェクトの開始直前や締め切りが近い時期には、残業が多くなる傾向がありますが、進行中や終了間近の時期には、残業が少なくなることが多いです。

ただし、この残業時間には出張による移動時間は含まれません。例えば、遠方の出張先から帰宅するのに時間がかかる場合や、前泊する場合も残業時間には含まれません。また、自宅で勤務時間外に仕事をする方も多く、これらの時間を加えると、実感としての月平均残業時間は20~50時間程度と感じる方が多いです。

忙しい日々を過ごすCRA(臨床開発モニター)は、時間が経つのが早いと感じることが多いです。
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CRAの残業
CRAの残業と拘束時間の例
※残業時間が少なくても拘束時間は長くなる
出張の種類 残業時間 拘束時間 合計
前泊して9時から施設を訪問 0時間 12時間前後 12時間前後
6時の始発に乗って9時から施設を訪問 0時間 3時間 3時間
19時に施設を出て24時の終電で帰宅 1時間 4時間 5時間

CRAの残業時間(1ヶ月)

※100名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=100)。

Q8
月にどれくらい出張がありますか?
A8
出張会社や担当するプロジェクトによって異なりますが、宿泊を伴う遠方への出張は月に1~3回程度となることが多いです。また、平均して月の3分の2は内勤となっています。

女性よりも男性、既婚者よりも未婚者の方が出張の頻度が高くなる傾向があります。また、 ITの進歩やRBM(リスクベースドモニタリング)の導入、リモートモニタリングの活用などにより、出張の頻度は減少し、内勤が増加する傾向にあります。
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宿泊の回数(1ヶ月)

※30名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2016年4月~2024年10月、有効回答数:N=30)。

内勤の日数(1ヶ月)

※30名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2016年4月~2024年10月、有効回答数:N=30)。

Q9
給与・年収はどれくらいですか?
A9
年収CRA(臨床開発モニター)として未経験から働き始めた場合、初年度の給与は月収25~30万円+賞与4~6ヶ月で、年収は残業代や出張手当を含めて450~500万円程度になることが多いです。

3年目には年収500~600万円程度、5年目以降では年収600~1000万円程度になることが多いです。外資系企業では、同じ会社で長く働いている方よりも、転職を繰り返している方のほうが年収が高くなる傾向があります。
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CRAの年収

※CRAは422名、CRCは291名のCRAばんく・CRCばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=713)。
※薬剤師・看護師・臨床検査技師は2022年、MRは2018年の賃金構造基本統計調査のデータを独自に加工して作成。

Q10
離職率はどれくらいですか?
A10
離職率会社によって異なりますが、およそ10%前後です。労働環境の改善により、離職率が一桁台に低下している企業もあります。

離職理由の半数以上は「より良い条件の製薬会社やCROへの転職」となっています。その背景には、CRA(臨床開発モニター)の転職が売り手市場になっている時期が多いこと、転職を繰り返すことで年収が上がる傾向がある外資系企業の割合が高いこと、雇用の流動性が高い都市部で働いていることなどが考えられます。

また、労働環境が改善されても、CRA(臨床開発モニター)の半数以上が女性であるため、ライフスタイルの変化により退職する方も少なくありません。例えば、CRA(臨床開発モニター)の仕事は出張が多いため、時短勤務が利用できなくなるタイミングで退職する方や、配偶者の転勤などで地方に引っ越すことになった場合に、地方で仕事を続けることが難しいため、退職せざるを得ない場合もあります。
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CRAの離職率
Q11
出勤時間は何時ですか?
A11
多くの製薬会社やCROではフレックスタイム制が導入されており、CRA(臨床開発モニター)は自身の都合に合わせて勤務開始時間を調整できる場合が多いです。一般的には、8時30分から10時の間に勤務を開始するCRAが多いです。
Q12
服装は?
A12
医療機関を訪問する際はスーツを着用し、訪問がない日はビジネスカジュアルで働く方が多いです。
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CRAの服装について
Q13
携帯電話が支給されると聞きましたが、休みの日に電話がかかってくることはありますか?もし、電話がかかってきたら、すぐに対応する必要がありますか?
A13
CRA(臨床開発モニター)は休日であっても、医療機関が診療を行っているため、電話がかかってくることがあります。休日にかかってくる電話は、緊急や重要な用件であることが多く、CRA(臨床開発モニター)は迅速に対応する必要があります。

電話の相手は、治験担当医師や看護師、治験コーディネーター(CRC)などが多く、電話の内容は重篤な有害事象(SAE)への対応方法、副作用についての質問、治験の参加基準の確認などが多いです。

電話がかかってくる頻度は、平均して1~2ヶ月に1回程度ですが、治験の種類や進捗状況、医療機関の治験の経験の多さなどによって大きく異なります。
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CRAの休日の電話対応の頻度について
Q14
年間休日はどれくらいありますか?
A14
120日以上の会社が大半です。125日以上の会社も少なくありません。
Q16
男女比は?
A16
製薬会社の男女比はほぼ半々、もしくは男性がわずかに多い傾向があります。CROでは女性が多く、特に外資系では女性の割合が高くなっています。

CRAの男女比

※100名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=100)。

応募条件についての質問&回答

応募条件の本音と建前を見極める必要ありますよ。
Q1
未経験からCRA(臨床開発モニター)になるためには、どのような資格が必要ですか?
A1
必要な資格CRA(臨床開発モニター)になるために特定の資格は必須ではありませんが、中途採用の場合、医療系の国家資格を持っている人が採用されやすい傾向があります。

特に、薬剤師やMR、看護師の資格を持っている人は、CRA(臨床開発モニター)として採用されやすいです。また、臨床検査技師、臨床工学技士、獣医師などの資格を持っている人も、CRA(臨床開発モニター)に採用される可能性があります。さらに、英語力があると有利です。医療資格がなくても採用される可能性のある求人も一部ありますが、数は少なく、待遇も良くないことが多いです。

新卒採用の場合は、薬剤師、もしくは理系(化学・理学・薬学・生物学・獣医学・バイオなど)の院卒(修士)以上の人が採用されやすいです。
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CRA全体

※200名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=200)。(新卒入社を含む)

中途未経験

※100名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=100)。(看護師には保健師も含む)

Q2
大卒でなくても応募できますか?
A2
専門・短大卒の方は全体の10%未満となっており、その割合は年々減少しています。そのため、現在では基本的には大卒以上の学歴が求められると考えてよいでしょう。

専門・短大卒の方がCRA(臨床開発モニター)へ転職するためには、高い英語力がある、治験コーディネーター(CRC)の経験がある、高い偏差値の高校を卒業している、同じ職場で3年以上の社会人経験があるなどの経歴が必要になる場合が多いです。その上で、選考基準が低い求人を見つけて応募することが重要です。

しかし、専門・短大卒の方が応募できる求人は少なく、今後はさらに減少する可能性が高いです。

CRAの学歴

※180名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2016年4月~2024年10月、有効回答数:N=180)。

Q3
文系の学部を卒業した場合でも、応募は可能ですか?
A3
文系出身の方でも、中途採用においてはMRまたは治験コーディネーター(CRC)の経験があれば応募可能です。ただし、CRA(臨床開発モニター)の9割以上は理系の学部を卒業しています。

CRAの専攻分野

※100名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=100)。

Q4
小さな子供がいる場合、仕事と育児は両立可能ですか?
A4
保育園の送り迎えCRA(臨床開発モニター)の仕事と育児を両立することは可能です。

お子様が小さい間は、出張の必要がない近隣の施設を担当したり、内勤モニターやCRAアシスタントに異動して仕事を続ける方が多いです。
また、PV(安全性情報担当者)やQC(品質管理担当者)などの別の部門に異動する選択肢もあります。

多くのCROでは、フレックスタイム制や時短勤務の延長、在宅勤務などの柔軟な勤務制度があるため、仕事と育児を両立しやすい環境が整っています。育児休業後の復職率が9割以上の企業も多く、小さな子供がいるCRA(臨床開発モニター)も多くいます。

ただし、小さな子供がいるCRA(臨床開発モニター)未経験者については、育児が勤務時間に影響しない方のみ、CRA(臨床開発モニター)への転職が可能です。なぜなら、CRA(臨床開発モニター)の仕事には宿泊を伴う出張や残業があるからです。

出張や残業ができないCRA(臨床開発モニター)未経験者は、出張や残業ができるCRA(臨床開発モニター)未経験者に比べて評価が低くなり、内定を得ることが難しいです。

転職してから1年間は時短勤務を利用できないことが多く、内勤に配属される可能性も低いです。そのため、小さな子供がいるCRA(臨床開発モニター)未経験者がCRA(臨床開発モニター)へ転職できる可能性は低くなっています。

目安として、月に20時間程度の残業と月に数回の宿泊を伴う出張に対応ができないCRA(臨床開発モニター)未経験者の方については、CRA(臨床開発モニター)への転職はおすすめできません。
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Q5
MR資格を持っていますが文系の大学卒です。CRA(臨床開発モニター)になることは可能ですか?
A5
文系の大学を卒業していても、MR資格をお持ちであれば、CRA(臨床開発モニター)になることが可能な場合があります。ぜひチャレンジしてみてください。
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Q6
看護師資格を持っていますが専門学校卒です。CRA(臨床開発モニター)になることは可能ですか?
A6
専門学校卒の看護師資格をお持ちの方は、CRA(臨床開発モニター)になれる可能性は低いですが、チャンスはゼロではありません。英語力を高めたり、治験コーディネーター(CRC)としての実務経験を積むことで、転職のチャンスを広げることができます。
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Q7
調剤薬局に勤務している薬剤師です。CRA(臨床開発モニター)になることは可能ですか?
A7
調剤薬局で働いている薬剤師でも、CRA(臨床開発モニター)になることは可能です。ぜひチャレンジしてみてください。
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Q8
臨床検査技師ですが、専門学校または短大を卒業しており、臨床経験がありません。CRA(臨床開発モニター)になることは可能ですか?
A8
臨床検査技師からCRA(臨床開発モニター)への転職は難易度が高いため、専門・短大卒の臨床経験がない臨床検査技師の方がCRA(臨床開発モニター)へ転職することは難しい可能性が高いです。臨床経験があるだけでなく、学歴も大卒以上が望ましいです。なお、中途採用でCRA(臨床開発モニター)に転職する臨床検査技師の約半数は大学院を修了しています。
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Q9
CRA(臨床開発モニター)になる際に年齢制限はありますか?
A9
年齢制限CRA(臨床開発モニター)の求人の約8割は、CRA未経験者は28~30歳まで、CRA経験者は50~55歳までとなっています。

しかし、30歳を超えているCRA未経験者でも、高いコミュニケーション力や英語力、豊富な経験、高い意欲を持っていれば、採用される可能性はゼロではありません。ぜひ一度ご相談ください。
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CRAの年齢制限

CRAになった年齢

※120名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=120)。(ただし、新卒は除く)

Q10
CRA(臨床開発モニター)としての経験がありませんが、大丈夫でしょうか?
A10
はい、大丈夫です。CRA(臨床開発モニター)として入社される方の約6~7割が未経験者です。
Q11
社会人経験が2年しかありませんが、CRA(臨床開発モニター)に応募できますか?
A11
可能です。石の上にも三年ということわざがあるように、3年以上の社会人経験がある方のほうが有利な場合が多いです。しかし、応募条件に社会人経験3年以上と記載されている求人でも、社会人経験が2年の方が採用されることも稀にあります。

実際は、応募条件の内容に関わらず、2年以上の社会人経験を持つ方が、選考通過の最低条件となっている求人が多いです。
Q12
社会人経験が1年しかありませんが、CRA(臨床開発モニター)に応募できますか?
A12
2~3割の求人に応募することは可能ですが、社会人経験1年の応募者が内定を得る可能性は低いです。なぜなら、他の応募者よりも評価が低くなることが多いためです。

採用担当者は長期的に働ける見込みが高い人を優先します。1年前後で退職した方は、CRA(臨床開発モニター)になっても長期的に働ける見込みが低いと判断されるため、書類選考で落とされやすいです。社会人経験1年と2年では社会で経験したことの量や質が大きく異なります。そのため、採用担当者からの評価も変わります。

採用される可能性があるのは、自分の都合ではなく、家族や職場の事情でやむを得ず退職した場合や、急募や大量募集の求人に応募した場合くらいです。

応募できる会社数

主要CRO15社の応募条件から作成。

Q13
社会人経験は何年ぐらいあれば良いでしょうか?
A13
3年前後の社会人経験がある方が、最も内定をもらいやすいです。

2年未満の場合、職場での定着性に対する懸念が生じやすく、合格率が低下する傾向があります。また、5年以上の場合は、年齢や給与の面で不利になることが多く、合格率が低下する傾向があります。

特に、薬剤師や修士以上の学位を持つ方は、大卒者よりも年齢が2歳高くなるため、早めに転職を考えることをおすすめします。

社会人年数と合格率

※社会人経験3年の合格率を100%とした場合。
※100名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=100)。

Q14
1年前に応募して不採用になりました。再応募は可能ですか?
A14
前回の応募から1年が経過すれば、再応募が可能な場合が多いです。ただし、書類選考で不採用になった場合と、面接で不採用になった場合では、再応募して採用される可能性に大きな差があります。

書類選考で不採用になったCRA(臨床開発モニター)未経験者は、経歴が変わっている場合、CRA(臨床開発モニター)経験者は、希望する労働条件が変わっている場合、前回の応募から1年未満でも再応募できることがあります。実際に再応募して採用された方もいます。

しかし、面接で不採用になった方は、理由が応募者の資質や適性にあることが多いため、時間が経過しても評価が変わることは少なく、再応募しても選考に通過することはほとんど期待できません。

また、社会人経験が1年未満と短いために不採用になった応募先は、1~2年後に再応募してもほとんど不採用になってしまうことも知っておきましょう。

その理由は社会人経験が長くなってから応募しても、過去に社会人経験が短い時期から転職活動をしていたことが応募先に知られてしまっているため、採用担当者に「社会人経験が短いうちから転職活動を始める人は、職場への定着性が低くて仕事もできないし不満も多いだろう。」と評価されてしまうことが多いからです。

社会人経験が短いときに応募して不採用になった過去があるため、社会人経験を長く積んだ後も同じ応募先に転職できなくなった人は多くいます。社会人経験が短いうちに軽率に応募しないようにしましょう。
Q15
PCスキルはどの程度必要ですか?
A15
色々なアプリケーションエクセル(Excel)ワード(Word)の基本的な操作ができれば、ほとんどの場合は問題ありません。パワーポイント(PowerPoint)を触ったことがあれば万全です。

最近では、Teams、Zoom、Google Meetなどのビデオ会議ツールや、Slackなどのチャットツール、メモツールなどの使用経験があるかどうかを聞かれることもあります。

病院や薬局で働いている方は、MRやCRC(治験コーディネーター)に比べて、仕事上でPCを使用する機会が少ないことが多いです。インターネット上には無料で使える教材やアプリもたくさんありますので、PCスキルに自信がない方は、エクセル(Excel)やワード(Word)などの基本操作やタイピングを事前に練習しておくと良いでしょう。
Q16
CRA(臨床開発モニター)としてパートタイムで働きたいのですが、可能でしょうか?
A16
CRA(臨床開発モニター)の経験がある場合は、応募先によってはパートタイムで働ける可能性があります。その場合は、応募先に問い合わせてみることをおすすめします。

CRA(臨床開発モニター)の経験がない場合は、研修や業務の都合上、パートタイムでの採用は難しいことが多いです。そのような場合は、CRA(臨床開発モニター)ではなく、アシスタントなどから経験を積んでみるのがよいでしょう。
Q17
英語が苦手ですが、CRA(臨床開発モニター)になることは可能ですか?
A17
英語が苦手2018年に国際共同治験の割合が50%を超え、現在も増加傾向にあります。そのため、英語が苦手な方でもCRA(臨床開発モニター)になることは可能ですが、年々その難易度は上がっています。

必要とされる英語力は応募先によって差があります。CRA(臨床開発モニター)未経験者が内資系CROに応募する場合、応募の時点で英検準2級以上またはTOEIC450~500点以上の英語力があると有利です。

外資系CROに応募する場合、応募の時点で英検2級以上またはTOEIC550~600点以上の英語力に加えて、簡単な日常英会話ができると有利です。


内資系CROでは、日本語で業務を行う国内のプロジェクトを担当する機会が十分にあります。一方、外資系CROでは、英語力が必要なグローバルプロジェクトを担当する機会が多く、日本語で業務を行う国内のプロジェクトを担当する機会がほとんどない場合も珍しくありません。そのため、外資系CROでは、応募の時点で高い英語力が必要とされることが多いです。

ただし、内資系CROで働く場合でも、将来的には英語力が必要になる可能性は高いです。そのため、英会話スクールに通ったり、自主的に英語を学習したりして、早めに英語力を向上させることをおすすめします。
Q18
英語が得意です。選考は有利になりますか?
A18
英語が得意英語力が高ければ高いほど、選考は有利になる傾向があります。たとえば、TOEICのスコアが500点よりも700点の方が、TOEIC700点よりも900点の方が有利です。特に外資系企業では、高い英語力を持つ方が選考で有利になることが多いです。

ただし、英語力が高い方が有利になるのは、その他の経歴が同じである場合に限ります。例えば、社会人経験が3年でTOEICのスコアが500点の方と、社会人経験が1年でTOEICのスコアが700点の方を比較した場合、社会人経験が長い前者の方が有利になることが多いです。

同様に、社会人経験が3年でTOEICのスコアが600点の方と、社会人経験が2年でその後1年間留学していたTOEICのスコアが700点の方を比較した場合、留学経験がない前者の方が有利になることが多いです。コミュニケーション力が高いTOEICのスコアが500点の方と、コミュニケーション力が高くないTOEICのスコアが800点の方を比較した場合、コミュニケーション力が高い前者の方が有利になることが多いです。

CRA(臨床開発モニター)への志望理由を明確に説明できるTOEICのスコアが500点の方と、CRA(臨床開発モニター)への志望理由を明確に説明できないTOEICのスコアが700点の方を比較した場合、CRA(臨床開発モニター)になりたい理由が明確な前者のほうが有利になることが多いです。

留学経験がある方は特に注意が必要です。なぜなら、留学期間に見合った英語力が身についていない場合、海外で遊んでいたと思われたり、職歴のブランクが懸念されてしまい、逆に内定を得にくくなることがあるからです。

特に留学期間が2年を超えると、就業していない期間が長くなり、高い英語力があっても選考で不利になることがあります。また、日本の文化への適応性が低いと判断される場合、日系(内資系)企業からは「すぐに転職しそう」と面接官に思われてしまい、選考で不利になることもあります。

CRAと英語への興味また、高い英語力があるにもかかわらず、不採用になる方も少なくありません。その主な理由の一つは、「英語にしか興味がない」と面接官に思われてしまうことです。CRA(臨床開発モニター)にとって、英語はあくまでも手段であり、目的は新薬を開発することにあります。

したがって、「製薬業界でCRA(臨床開発モニター)として活躍し、新薬開発に貢献することが目的であり、そのために英語を活用したい」と説明することが重要です。そうすることで、英語力があるだけでなく、CRA(臨床開発モニター)への熱意も伝えることができます。

まとめると、「留学経験のないTOEICのスコアが600点以上の方」や「留学経験があるTOEICのスコアが800点以上の方」は、CRA(臨床開発モニター)の選考で有利になることが多いと言えます。
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海外留学の種類による合格率への影響

留学の種類 合格率 理由
正規留学 下がることがある 職歴の空白期間が長いため
語学留学 観光ビザ 変わらない 職歴の空白期間が3ヶ月以内と短いため
学生ビザ 下がることがある 職歴の空白期間が長いため
ワーキングホリデービザ 下がることが多い 遊んでいたと思われやすいため
青年海外協力隊 上がることが多い 仕事をしていることが多く、職歴に空白期間ができないため
Q19
結婚を考えています。CRA(臨床開発モニター)へ転職するベストなタイミングはいつですか?
A19
結婚式CRA(臨床開発モニター)への転職を検討している女性の方には、できるだけ結婚が決まる前の早い段階で応募することをおすすめします。

その理由は、入社後2~3年以内に産休・育休を取得する可能性が高いCRA(臨床開発モニター)未経験者の採用に消極的になる傾向があるからです。

薬剤師や看護師などの同職種への転職では、短期間の教育を受けるだけで一人前に仕事ができるようになります。そのため、入社後2~3年以内に産休・育休を取得しても、会社や病院は赤字にならないで済みます。

しかし、未経験からCRA(臨床開発モニター)へ転職する場合は、一人前に仕事ができるようになるまでに長期間の教育を受ける必要があります。入社後2~3年以内に産休・育休を取得すると、教育コストが社員がもたらす利益を上回ってしまい、会社は赤字になるリスクが高まります。

実際に新婚のCRA(臨床開発モニター)未経験者の応募者の内定獲得率は28歳では結婚予定がない方の約半分にまで下がってしまいます。特に日系(内資系)の会社は新婚者を避ける傾向が強いです。

近いうちに結婚することが決まっている場合は、応募者の都合だけでなく、応募先の事情も考慮して転職活動を行うと良い結果を得られやすいです。

具体的な応募の時期は、面接官は応募者の状況が落ち着いた後のほうが採否の判断しやすいと考えられるため、「入籍前より入籍後」「結婚式を挙げる前より挙げた後」「引越し予定がある場合は引越し前よりも引越し後か、もしくは、引越し直前」「新婚旅行へ行く予定がある場合は新婚旅行後」が好ましいと言えます。

ただし、職歴の空白期間はできる限り短くしなければなりません。そのうえで、面接では「転職後は最低でも3年は仕事に専念するつもりである」と強くアピールすることを心がけましょう。また、結婚に伴う引越しや新婚旅行などの予定がある場合は、応募先に事前に伝えておくことも大切です。
詳しくはこちら
結婚された方の転職成功事例

新婚者(女性)のCRAの合格率

※結婚予定がない方の合格率を100%とした場合。
※50名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=50)。

Q20
CRA(臨床開発モニター)経験者ですが、ブランクがあります。再びCRA(臨床開発モニター)として就職することは可能ですか?
A20
ブランクの期間によって異なります。ブランクが3年以内であれば、CRA(臨床開発モニター)として再就職できる可能性は高いです。しかし、ブランクが7年以上になると、再就職できる可能性は低くなります。

ブランクの期間と合格率

※30名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=30)。

Q21
転職回数が多いです。未経験からCRA(臨床開発モニター)へ転職できますか?
A21
転職回数が多くて悩む応募者CRA(臨床開発モニター)未経験者の場合、転職回数は1回まで、多くても2回までとしている企業が多いです。

転職回数と合格率

※転職回数0回の合格率を100%とした場合。
※50名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=50)。

転職活動についての質問&回答

転職活動は孤独になりがちです。無料相談を活用しましょう。
Q1
CRA(臨床開発モニター)に応募するための書類はどのように作成すればよいでしょうか?
A1
CRA(臨床開発モニター)に応募する際には、履歴書と職務経歴書が必要です。これらの書類の作成に慣れていない方も多いと思います。以下に参考になるページをご紹介しますので、ぜひ活用して素晴らしい応募書類を作成してください。
詳しくはこちら
CRAの履歴書・職務経歴書
Q2
現在在職中ですが、CRA(臨床開発モニター)に転職することはできますか?
A2
はい、可能です。実際、CRA(臨床開発モニター)になる方の約8~9割は、在職中に転職活動を行っています。2~3ヶ月先の入社を待ってくれる企業も多いです。
Q3
来年3月末に退職する予定です。いつ応募すればよいでしょうか。
A3
来年4月からの入社を希望される方は、11月から翌年1月までに応募することが望ましいです。応募が早すぎると、選考が難しくなったり、応募を受け付けてもらえない場合があります。一方で、応募が遅すぎると、すでに募集が終了している可能性があります。
詳しくはこちら
来年4月からCRAとして働くためには
Q4
地方はCRA(臨床開発モニター)の求人が少ないですか?
A4
はい、少ないです。東京や大阪、名古屋、福岡などの都市圏以外にお住まいの方は、CRA(臨床開発モニター)になるチャンスはとても少ないです。

CROは製薬企業や医療機器メーカーからの依頼を受けて仕事を行っています。そのため、CRA(臨床開発モニター)の求人は、製薬企業や医療機器メーカーの開発部門と連絡が取りやすい、大阪や東京などの都市部に集中しています。

働ける都道府県

※47都道府県中

Q5
CRA(臨床開発モニター)の会社の違いが分からないので教えてください。
A5
会社によって、規模、支店の数、CRAの数、契約形態(受託・派遣)、資本(日本・外国)、教育体制、得意領域、CRA以外の部門の有無、平均年齢、福利厚生、社風などが異なります。まずはCRO企業・業界ランキングを参考にしてください。

転職サポートに申し込むと、会社の違いを詳しく知ることができたり、WEB上では公開されていない情報も教えてもらえたり、自分に合った会社を選ぶアドバイスをもらうことができます。
詳しくはこちら
Q6
CRA(臨床開発モニター)の選考方法は、薬剤師や看護師、臨床検査技師などとは違いますか?
A6
はい、違うことがが多いです。薬剤師や看護師、臨床検査技師などの選考では、複数回の面接や適性検査を行うことはほとんどありませんが、CRA(臨床開発モニター)の選考では、多くの企業で複数回の面接や適性検査が必要になることがあります。

無料の転職サポートに申し込むと、模擬面接を受けたり、適性検査の傾向を知ることができます。
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面接の回数

主要CRO10社の選考方法をもとに作成。

適性検査の有無

主要CRO10社の選考方法をもとに作成。

Q7
筆記試験や適性検査はありますか?それはどのような内容ですか?
A7
およそ9割の会社では、面接以外にも筆記試験や適性検査を実施しています。筆記試験や適性検査には心理検査、学力検査、専門知識試験、作文や小論文などの種類があります。

心理検査では性格やストレス耐性などが測定されます。学力検査では算数・国語・英語などの基礎的な能力が評価されます。専門知識試験では治験や医療、ITに関する知識が問われます。作文や小論文では志望動機や適性が判断されます。
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Q8
CRA(臨床開発モニター)の選考倍率・難易度・合格率はどれくらいですか?
A8
合格率全国平均の合格率は、CRA未経験者が約5%(書類選考の通過率が約30%、面接の通過率が約20%)、CRA経験者が約30%(書類選考の通過率が約70%、面接の通過率が約40%)です。

合格率は、募集状況や地域、時期、経験内容、資格の種類、年齢、転職回数などによって異なりますが、30人以上の応募者の中から1人だけが採用されることもあります。一方で、大規模なプロジェクトを近い将来に控えているなどの理由で、多くの人員を採用する必要があるときは、選考の難易度が一時的に低くなることもあります。

CRA(臨床開発モニター)未経験者の場合、例えば薬剤師から薬剤師へという今と同じ職種への転職と比べると、CRA(臨床開発モニター)への転職は大幅に難しくなることがほとんどです。

新卒入社の理系大卒・院卒の治験コーディネーター(CRC)や製薬会社のMR(薬剤師、理系大卒・院卒)の合格率が最も高いです。近年はがん領域の治験が増えているため、大規模な病院でがんに関わっている看護師(大卒)の合格率も高くなっています。

一方で、転職回数が多い方や年齢が高い方、小さなお子さんがいる女性などは合格率が低いです。また、英語力と学歴の両方が低い方も合格率が低いです。
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選考の通過率

※CRAばんくのクチコミ・アンケート調査データ、主要CROのヒアリング調査をもとに作成。

年齢と合格率

※100名のCRAばんくのクチコミ・アンケート調査データをもとに作成(調査期間:2015年4月~2024年10月、有効回答数:N=100)。

Q9
働き始めたい月の何ヶ月前から応募できますか
A9
応募先やご経歴、時期によって異なりますが、「2~3ヶ月前」が目安となります。例えば10月から働きたい場合は、7~8月から応募するのがおすすめです。

CRA(臨床開発モニター)の経験がある場合は、早く応募できることが多いです。また、応募先の規模が大きい場合は、3~4ヶ月前から応募できることもあります。4月入社の場合は、4月入社以外より早く応募できることがあります。

正確な時期を知りたい場合は、《CRAばんく》に相談したり、各募集先に問い合わせて確認しましょう。
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CRA未経験です。応募の時期によって合格率に差はありますか?
Q10
募集が多い時期はいつですか? 逆に少ない時期はいつですか?
A10
4月1日入社の求人が最も多くなる傾向がありますので、CRA(臨床開発モニター)の募集が最も多い時期は12月から1月頃となります。

4月1日入社の求人が最も多くなる理由として、「まとまった人数を採用しやすい」「新卒者も入社するため、研修の効率が良い」「期の区切りがよい」などが挙げられます。

ただし、4月入社は求人数が増える以上に応募者も増えたため、合格率が下がることもあります。CRA(臨床開発モニター)未経験者の中途採用においては、応募時期の違いによる採用のされやすさは年によって傾向が異なると言えます。
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CRA未経験です。応募の時期によって合格率に差はありますか?
Q11
CRA(臨床開発モニター)になってからまだ日が浅いのですが、転職を考えています。最適なタイミングはいつでしょうか?
A11
サポートからメイン担当になり、1~2つのプロジェクトを最初から最後まで担当した後が、転職するのに最適なタイミングだと考えられます。それよりも早いと、CRA(臨床開発モニター)として一人前になっていないと見なされる可能性が高く、それより遅いと年齢が上がって不利になる可能性があります。

仕事内容についての質問&回答

CRAの仕事内容をイメージするのは難しいですね。
Q1
CROに勤める場合、どこで働くのでしょうか?
A1
在宅勤務CROに勤める場合、平均して月の約3分の2は内勤で、残りの約3分の1は外勤となっています。

内勤のときは、基本的に所属するオフィスで勤務しますが、CROによっては在宅勤務も可能です。在宅勤務の割合はCROや個人の状況により異なりますが、平均して内勤のうち約3分の1程度です。

コロナ禍の間は在宅勤務の割合は約3分の2まで増加しましたが、コロナ禍が収束した後は多くのCROがオフィス勤務を推奨したため、現在の在宅勤務の割合は約3分の1に減少しています。

出張外勤のときは、担当する医療機関を訪問します。医療機関が全国に点在している場合も多く、宿泊を伴う出張が発生することもあります。ITの進歩やRBM(リスクベースドモニタリング)の導入、リモートモニタリングの活用などにより、医療機関への訪問頻度は減少傾向にあります。

特にコロナ禍の間は医療機関への訪問を控え、リモートでの対応が増加しましたが、コロナ禍が収束した後は医療機関への訪問を優先するCROが増加しています。
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Q2
CRA(臨床開発モニター)は営業活動を行いますか?
A2
CRA(臨床開発モニター)は、商品の販売などの直接的な営業活動は行いませんが、医師や製薬会社との信頼関係を築くためのコミュニケーションは必要不可欠です。

また、対象となる患者様が競合する他の治験薬の対象でもある場合、限られた患者さんをめぐって他のCRA(臨床開発モニター)と競争するような営業的な業務が発生することがあります。
Q3
病院の職員ではないCRA(臨床開発モニター)が、病院のカルテを閲覧してもよいのでしょうか?
A3
製薬会社やCROと病院が事前に守秘義務契約を締結している場合、CRA(臨床開発モニター)は病院のカルテを閲覧することができます。
Q4
英語を使用する場面はありますか?
A4
英語を使用する場面会社や治験の種類によっても異なりますが、英語を使用する場面は多いです。

2018年に国際共同治験の割合が50%を超え、外資系のCROで働くCRA(臨床開発モニター)の数も増加傾向にあります。そのため、英語を使用する機会も増えています。

国際共同治験(グローバル治験)では、英語の文書が使用されます。そのため、国際共同治験(グローバル治験)のプロジェクトを担当する場合、英語で書かれたプロトコール(治験実施計画書)などの文書を読む必要があります。また、英語でモニタリング報告書を作成する必要があるため、医療英語の読み書きの能力は不可欠です。

外資系企業では、ITシステムやマニュアルが英語で書かれていることが一般的です。そのため、日常業務である交通費の申請などでも、日常会話レベルの英会話力やEメールの作成スキルが求められることが多いです。管理職以上になると、海外とのテレビ会議を行う際にビジネスレベルの英会話力が必要になります。

CRA(臨床開発モニター)に必要な英語力は、所属する会社や担当する治験の種類によって異なります。そのため、CRA(臨床開発モニター)であっても、内資系の会社に所属して国内の治験を担当している場合、英語力を必要とする場面はほとんどありません。
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CRAには英語力がどれぐらい必要なのでしょうか?

CRA(臨床開発モニター)に求められる英語力

会社の資本 内資 外資
治験の種類 国内 海外 国内 海外
英会話
管理職は◎
英語の読み書き
Q5
CRA(臨床開発モニター)は医療行為を行いますか?
A5
CRA(臨床開発モニター)は医療行為を行いません。
Q6
CRA(臨床開発モニター)は患者様と接することはありますか?
A6
治験の公平性を保つため、原則としてCRA(臨床開発モニター)は患者様と接することはありません。
Q7
外部就労型の臨床開発モニター(CRA)とは何ですか?
A7
外部就労型のCRA(臨床開発モニター)とは、製薬メーカーや医療機器メーカーに派遣され、その企業の社員と同じように働くCRA(臨床開発モニター)のことです。
詳しくはこちら
受託型CROと派遣型CROの違い
Q8
臨床研究モニターとは? 臨床薬理モニターとは?PMSモニターとは?
A8
CRA(臨床開発モニター)は、市販前の薬剤の臨床試験のモニタリングを行います。一方、臨床研究モニターやPMSモニターは、市販後の薬剤の臨床試験のモニタリングを行います。

業務範囲を区別するために、治験に携わっている人は「臨床開発モニター」または「治験モニター」、臨床研究に携わっている人は「臨床研究モニター」、製造販売後臨床試験や市販後調査に携わっている人は「PMSモニター」と一般的に呼ばれています。

臨床研究モニターやPMSモニターの業務は、CRA(臨床開発モニター)に比べて、副作用の対応が少ないことや、作成する書類の数が少ないことなどが特徴です。そのため、CRA(臨床開発モニター)よりも専門性や給与が低いことが多いですが、仕事のオンとオフを区別しやすいため、働きやすいと言われています。

また、臨床薬理モニターは、臨床研究、ワクチン、ジェネリック医薬品などのモニタリングを行う人のことを指す場合が多いです。
詳しくはこちら
治験の位置づけ
みんなの回答はこちら

臨床開発モニター、臨床研究モニター、PMSモニターの違い

臨床開発モニター 臨床研究モニター PMSモニター
目的 新薬の承認 論文発表 有効性と安全性の調査、情報提供
審査機関 IRB(治験審査委員会 CRB(認定臨床研究審査委員会)、EC(倫理委員会) ---
SDVの対象 全データ 全データの1割程度 行わない
試験デザイン ランダム化&盲検化 ランダム化されていない&盲検化されていない ---
対象集団 少数の集団で複数の選択基準と除外基準がある 多数の集団でで少数の選択基準と除外基準がある ---
データ量 少ない患者、少ない施設、複雑なCRF 多数の患者、多くの施設、簡素なCRF とても多数の患者、とても多くの施設
治験薬 市販薬 市販薬
専門性 高い どちらとも言えない 低い
英語力 求められることが多い 求められることは少ない 求められることは少ない
年収 高い 高くも低くもない 低い場合がある
休日の対応 求められることが多い 求められることは少ない 求められない
出張 多い 少ない どちらかと言えば多い
Q9
研究と開発の違いについて教えてください。
A9
研究とは、効果が期待できる物質を発見することです。一方で、開発とは、その物質を医薬品にするために、どのような疾患を対象とするか、どのような病院で臨床試験を行うか、などを計画して実行することです。CRA(臨床開発モニター)とは、この開発をモニタリングする専門職です。

研究と開発の違い

Q10
CRA(臨床開発モニター)のキャリアパスについて教えてください。
A10
キャリアパス最初の1年間は、座学の研修を通じてモニタリングに必要な知識を習得し、先輩の指導のもとでOJTを受けます。これにより、モニタリングの基本的な業務を学びます。

その後、2~3年間のモニタリング経験を積んだ後、医療機関との契約、IRB(治験審査委員会)の運営、各種の申請処理など、CRA(臨床開発モニター)としての一連の業務を1人でこなせるようになることを目指します。

その後は、グローバルプロジェクトの経験を積み、チームのマネジメントを担うプロジェクトリーダーへと進むことが一般的です。プロジェクトリーダーになるためには、約7~10年の期間が必要とされています。

最終的には、モニタリングから統計解析、安全性評価に至るまでの各部門を取りまとめ、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネージャーになったり、ICCC(治験国内管理人)として国際的に活躍したり、臨床開発の企画に携わることを目指します。

また、他にもQCなどの品質管理、薬事やメディカルライター、PV(安全性情報管理)などの、他のキャリアへ進むことも可能です。
詳しくはこちら

CRAのキャリアパス

CRAのキャリアマトリックス

※円の大きさは人数の多さを表す

Q11
事務作業は多いですか。
A11
はい、非常に多いです。CRA(臨床開発モニター)は、多くの書類を作成したり確認したりする必要があります。そのため、半日から一日の大部分を事務作業に費やすことも珍しくありません。書類には提出期限があることが多く、急な変更や修正が必要になることもあります。そのため、効率的な事務処理スキルが必要です。

サイトスタートアップ(SSU)やCRAアシスタント(CTA)などのサポートスタッフがいる場合は、CRA(臨床開発モニター)の事務作業の負担は軽減されます。
Q12
ノルマはありますか?
A12
目標とノルマは異なります。目標は自分で設定したり変更したりできるものですが、ノルマは強制されるものです。CRA(臨床開発モニター)には、訪問数や症例登録数などの目標は設定されますが、ノルマは存在しません。

CRA(臨床開発モニター)の成果は、担当する病院やプロジェクトの影響を大きく受けるため、個人の努力だけでは対処しきれない部分があります。

そのため、CRA(臨床開発モニター)の評価は、数値で表せる成果(訪問数や症例登録数など)だけではなく、数値では表せない能力(実行力や企画力など)や態度(協調性や積極性など)も重要な評価の要素となります。

目標の訪問数や症例登録数を達成できなかったとしても、同僚や上司、治験担当医師、製薬企業などが、あなたの能力や態度を高く評価すれば、CRA(臨床開発モニター)としての評価が高くなることもあります。
Q13
CRA(臨床開発モニター)の将来性について教えてください。
A13
CRA(臨床開発モニター)の将来性は、携わっている領域や試験の種類によって異なります。

例えば、がん(オンコロジー)領域やグローバル試験に携わるCRA(臨床開発モニター)は、将来性が高いと考えられます。しかし、生活習慣病領域や国内試験を担当するCRA(臨床開発モニター)の場合、必ずしも将来性が高いとは言えません。


治験の主要な領域は、生活習慣病からがん(オンコロジー)へと移行しています。また、2018年以降、国際共同治験の割合が50%を超え、現在も増加傾向にあります。

CRA(臨床開発モニター)の数は2017年以降、ほぼ横ばいで推移しています。IT化の進展により効率化が進んでいるため、今後のCRA(臨床開発モニター)の数は現状維持または若干の減少が見込まれています。そのため、CRA(臨床開発モニター)の将来性は、一概に明るいとは言えない状況です。

しかし、高度な専門知識が求められるがん(オンコロジー)領域の試験や、英語力が必要なグローバル試験の割合は増加しています。そのため、がん領域に詳しく、グローバル試験の経験が豊富で、英語も堪能なCRA(臨床開発モニター)の需要は、以前よりも高まっていると言えます。
詳しくはこちら
CROの成長性・安定性
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CROの売上高と従業員数

※CROは日本CRO協会の会員のみ。
日本CRO協会年次業績報告書をもとに作成。

薬物の治験計画届出件数の推移

PMDAより出典

国際共同治験の推移

Q14
担当するプロジェクトは自由に選べますか?
A14
「オンコロジー領域のグローバル試験を担当したい」など、自身のキャリアプランに合わせて特定のプロジェクトを担当したいと希望する方もいます。

CRA(臨床開発モニター)が担当するプロジェクトを選べるかどうかは、CRA(臨床開発モニター)の経験年数や勤続年数、本人の意欲の強さ、会社の方針などによって異なります。希望するプロジェクトを選べたと回答したCRA(臨床開発モニター)の割合は、約30~50%となっています。

経験が豊富でキャリアへの意欲が高いCRA(臨床開発モニター)は、希望するプロジェクトを選ぶことができる可能性も高くなります。一方で、経験が少ないCRA(臨床開発モニター)が希望するプロジェクトを選べることはほとんどありません。

希望するプロジェクトを選べる可能性

※10名のCRAばんくのアンケート調査データをもとに作成(調査期間:2020年4月~2024年10月、有効回答数:N=10)。

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