CRAとMRの違い

CRAとMRの違い

CRA(臨床開発モニター)への転職を検討しているMRは多いようですが、CRA(臨床開発モニター)とMRの違いが分からなくて、転職して良いかどうかを悩んでいる人が多いようです。そのようなMRの不安に応えるため、こちらのページではCRA(臨床開発モニター)とMRの違いを徹底的に解説しています。CRA(臨床開発モニター)に転職する前に、MRとの違いをきちんと理解して、少し頭のなかを整理しておきましょう。

クエスチョンマークCRAとMRの違い

市販前の薬を扱うのがCRAなんですね。難しそう・・・。

MRは医薬品を扱うのに対して、CRA(臨床開発モニター)は承認を目指す薬の候補を扱います。医師と面会するという点では同じですが、MR は既にある薬を正しく使うために、医師へ情報を提供する役割であるのに対して、CRA(臨床開発モニター) は未承認の薬のデータを収集し、新薬として世の中に出すために医師に協力を依頼します。

【仕事内容】CRAは営業要素が少なく、将来のキャリアパスが豊富

キャリアアップできるのはCRAかしら?

MRの仕事の主な目標は自社製品の売上やシェアですから、ライバル製品が多いなかで目標を達成するためには、どうしても医師に対して強い営業を行う必要があります。その結果、MRは医師からは営業と見られてしまい、冷ややかな扱いを受けることが多いです。それに対して臨床開発は事前に医師が協力に同意しています。目標は被験者の症例登録数になり、医薬品のようにライバル製品が多いわけではないため、医師はCRAに対してパートナーのように比較的好意的に接してもらえることが多いです。その結果、仕事における営業的要素は必然的に少なくなります。

MRの仕事内容は10~20年後も同様にMRであり、マネージャーなどへ出世することはできても、仕事内容そのものに変化はありません。MR以外のキャリアパスは少なく、マーケティング等への異動は極めて狭き門です。そのため、仕事を続けてもキャリアップ感が乏しく、10~20年後は営業が強く、知識やマネジメント経験が豊かなMRになっている場合が多いようです。それに対してCRAは結婚を機にQCや安全性情報、薬事などのより事務色が強いポジションへ異動される方も多く、キャリアパスが豊富です。また、グローバルプロジェクトを通して英語を使用する場面が多いため、将来的には海外と交渉をしながら新薬の企画に携わるなどというキャリアを描くこともできます。よって、MRよりもCRAのほうが将来のキャリアパスが豊富にあると言えるでしょう。

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CRAの仕事内容

【労働環境】ハードワークだが、CRAは結婚後も仕事を続けられる

結婚後も仕事を続けられるのはCRAのほうなんですね。

CRAの残業時間は平均すると月に10~30時間程度であり、それほど多くはありません。しかし、MRからCRAへ転職すると残業時間が少なくなったと感じる人は少数派のようです。なぜなら、MRが担当するエリアは隣県ぐらいまでであることが多いのに対して、CRAは全国を担当する場合があるからです。例えば、月曜日の午前中に医師とアポイントがあるため、日曜日の夜に移動して前泊して訪問することがあります。MRに前泊が必要な場面は少ないため、結果としてMRのほうが残業が多いにも関わらず、拘束時間はCRAへ転職した後のほうが長かったと感じる可能性があります。

MRもCRAも長時間の労働が必要であることに変わりはありませんが、育児後に復帰するCRAが多いのに対して、MRは少ないようです。これはなぜなのでしょうか?理由はMRとCRAでは文化が違うことや、営業要素が少ないなどの理由もありますが、上記でも説明をしたようにCRAは豊富なキャリアパスがあるため、より事務色が強く、残業が少ない間接部門への異動が可能であるからであると言えます。CRAの経験を生かして働ける部署が多数あるため、CRAは安心して育児後も働けると言えます。その結果、CRAは男性よりも女性のほうが多い企業も見受けられます。

他にも、MRは医師との面会の間に喫茶店で空いた時間をつぶしているという声をよく聞きますが、CRAにそのような時間はほとんどありません。なぜなら、CRAは締め切りが設定されている提出書類も多く、担当する医療機関の治験の進捗状況を随時チェックする必要があるため、医師との面会前の空いた時間も行うべき仕事が多いからです。自由な仕事スタイルに慣れすぎているMRはCRAへ転職すると窮屈な感じを受ける可能性があります。

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CRAの離職率

【応募条件】CRAへの転職は20代半ば~20代後半のワンチャンスのみ

CRAは応募のチャンスが少ないようです。

未経験からCRAへ転職する場合、MRにとって応募条件は非常に厳しいと言えます。なぜなら、CRAへ応募する際の年齢制限は28歳前後であることが多く、30歳を超えると応募するチャンスが極端に減少するからです。MRとしての経験は2~3年で十分であることが多いため、MRからCRAへ転職するためには、20代の早めのうちに活動を始めることが大切です。

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CRAの年齢制限

【転職活動】MRよりもCRAになるほうが難しい

CRAの転職活動は長期戦を覚悟です。嬉しくないですね。

MRがCRAへ転職する場合は、未経験からの挑戦になります。そのため、すでに実務経験を積んだMRへと転職するよりも、難易度は格段に高くなります。また、他の応募者は病院の薬剤師や看護師という医療系のスペシャリストであることが多く、文系大卒が多いMRにとって転職活動に余裕がある状況ではありません。そのため、MRへ応募する時とは全く異なった、ゼロからの準備が必要になると言えます。

文系大卒でも応募ができるMRに対して、CRA(臨床開発モニター)は文系大卒だけでは応募できません。MRとして経験を積んだ後に初めて応募することができます。以上のことからMRよりCRA(臨床開発モニター)になるほうが難しいと言えます。

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MRがCRAへ転職するときの注意点

表CRAとMRの比較一覧表

CRAとMRは似ているようで全然違う仕事なんですね。
C R A M R
臨床開発モニター(または治験モニター)、Clinical Research Associateの略 何の略? 医薬情報担当者、medical representativeの略
製薬会社、もしくはCRO 所属する組織 製薬会社、もしくはCSO
新薬が販売できるように、臨床試験がきちんと行われているかを病院を巡回してチェックする。 仕事内容 既存薬が普及できるように、既存薬の適切な情報を提供する。
年収は400~1200万円
平均年収はおよそ600万円前後
給料 年収は400~1500万円
平均年収はおよそ650万円前後
月に10~30時間前後(出張等による移動時間を合わせるとプラス10~20時間) 残業時間 月に30~50時間前後
  • 土日祝日、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始など
  • 年間休日は115~125日
  • 平均すると月に0~1回の休日出勤がある
休日
  • 土日祝日、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始など
  • 年間休日は115~125日
  • 平均すると月に0~2回の休日出勤がある
取得しやすい 有給 まあまあ取得しやすい
グローバルプロジェクトを担当したり、外資系に勤めると英語の使用頻度は高くなる。管理職レベルになると英語が話せて当然と言った雰囲気。 英語の使用頻度 高くはないが、海外の論文を読む時や外資系に勤める場合は英語力があると好ましい。
可能。 子供が小さいうちはCRAではなく、QCやCRAサポート職などの事務系職種に異動して仕事を続けることが多い。 家庭との両立 難しい。 仕事内容・文化的に難しく、結婚後も仕事を続けているMRは極めて少数。
東京と大阪に集中している(転勤はない) 勤務地 全国(転勤がある場合が多い)
理系大卒、理系院卒、医療系専門(短大)卒の順で多い 学歴 文系大卒が多い
薬剤師が最も多く、次いでMR、看護師、臨床検査技師の順。 資格 薬剤師が1割ほど、その他はMR資格のみ。
28歳前後(CRA経験者の場合は50歳前後) 応募時の 年齢制限 30歳前後(MR経験者の場合は45歳前後)
男女比は半々 男女比 男性が9割近い
1~2ヶ月が多い 入社時の 研修期間 2~3ヶ月が多い
1~2回 面接回数 2回が多い
多くは有り 筆記試験 の有無間 多くは有り
  • 日本全国への出張があるため移動時間が長い
  • 提出書類が多く、事務作業の時間が長い
その他の 特徴
  • 営業的要素が強い
  • 3県ほどを車で移動して訪問する
  • 単独行動で直行直帰が多いため、慣れると自分のペースで仕事がしやすい
  • すっごい忙しい、すっごい暇
  • 英語力はそのうち磨く
  • 移動中が勉強タイム
  • 症例登録が進まない
口癖
  • 拡販、拡販、売上、売上
  • 今日はどこの喫茶店にしようかな
  • また、転勤だ
  • 同じことを繰り返している気がする

マルCRAへ転職した理由

CRAのほうが人気がある職種かもしれませんね。

CRAへ転職した理由ベスト3

1位
深い専門知識や英語力が必要など、キャリアップできそうに感じた
2位
転勤がなく、結婚後も仕事を続けられる
3位
営業的な要素が少ない

CRAへ転職した理由の1位は「キャリアアップできそうに感じた」です。CRAはMRよりも一人前になるのに時間がかかります。より深い専門知識が必要とされ、英語の使用頻度は高く、キャリアパスも豊富です。そのため、将来的なキャリアップを考えてCRAへ転職したMRが多いようです。 2位には「転勤がない」「結婚後も仕事を続けられる」という声がランクインしました。MRは転勤が多いため、転勤がないCRAより将来設計が難しくなります。また、CRAは結婚後も仕事を続けられる環境があるため、転勤に疲れた男性や結婚後も仕事を続けたい女性から魅力的な仕事に映るようです。3位は営業に疲れた、営業は自分には向いていないと考えるMRの意見が入りました。

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CRAへ転職したMRの評判・口コミ

声CRAへ転職したMRの声

将来的なキャリアアップを考えた
MRの仕事も最初の1~2年は覚えることが多く、スキルが身についている実感があったのですが、3年目以降は同じことの繰り返しだと感じるようになりました。先輩を見ても営業力はすごいと感じても、専門性についてはそれほどの差を感じません。このまま何十年もこの仕事を続けることに疑問を感じた時にCRA(臨床開発モニター)という仕事を知りました。MRと比較して一人前になる期間も長く、専門性を高め続けられる点や、英語力を身につけられる点、キャリアパスが豊富な点に惹かれてCRA(臨床開発モニター)への転職を決意しました。私は営業力を磨きたいとは思わないので、専門性を高めることによって自分に価値がつくCRA(臨床開発モニター)のほうが合っていると思います。
転勤がない
MRはどうしても転勤が避けられません。医師と人間関係が築けたと思ったころに転勤の辞令が来ます。20代のころは新しい土地へ行くのも楽しかったのですが、結婚を考え始めたころから、このままMRの仕事を続けていって良いか迷うようになりました。CRA(臨床開発モニター)は転勤がありません。仮に子供が生まれたとしても、親の仕事の都合で子供に転校を強いることがないため、落ち着いて家庭を築いていけると感じています。
結婚後も続けられる
女性のMRは結婚すると仕事を辞めてしまうことが多く、結婚後も仕事を続けているMRはほとんどいません。仕事内容的に続けることが難しいのも理由の一つですが、考え方が古い人が多く男性社会だと感じています。私は結婚後もキャリアを途切れさせたくないため、育児と仕事の両立が可能なCRA(臨床開発モニター)へ転職しました。
理不尽な売上目標があるMRに疲れた
既存薬と効果がそれほど変わらない薬を普及させる仕事内容に、社会的な意義を見出すことができません。上司からは目標の数字を毎日厳しく言われ、医師からは自分の存在が疎んじられていると感じます。情報提供と言いながら自社製品の拡販のために奔走する毎日は、ただの営業マンでしかないと感じます。CRA(臨床開発モニター)も営業的な要素はありますが、理不尽な数字のプレッシャーはなく、医師も協力的ですので、自分にはMRよりもCRA(臨床開発モニター)のほうが向いていると感じています。
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