「感染症の拡大」「場所が遠い」「時間や費用の節約」などの理由から、対面ではなくWEB(オンライン)で面接を行う場合があります。
WEB面接(オンライン面接)であっても、聞かれる質問は対面と同じです。しかし、面接を行う方法が違うため、WEB面接(オンライン面接)ならではの注意点があります。
こちらでは、WEB面接(オンライン面接)を初めて受ける人であっても、失敗することなく面接を終えられるように、WEB面接(オンライン面接)を受けるときに、必ず知っておきたい注意点を解説しています。
必ず知っておくべき4つの注意点
WEB面接(オンライン面接)を受ける人が、必ず知っておくべき4つの注意点
カメラを自分の目線より少し高い位置に置く

机にカメラ付きのノートパソコンやスマートフォンを置いて撮影すると、カメラの位置が自分の目線より下になるため、自分の顔を下から映すことになります。
その結果、画面には面接官を見下している顔が映ることになります。また、下から映した顔は不格好になりやすいです。
そのようなことを避けるために、カメラの下に台を置いたり、椅子を下げたりしてカメラは自分の目線と同じか、5~10cmほど高い位置に置きましょう。
スッキリとした背景を映せる場所を確保する

カメラの背景にゲーム機やぬいぐるみ、漫画などが映りこんでしまうと、応募者への評価が下がりかねません。また、テレビやソファー、洋服や食器などからも日常生活を推測されてしまう可能性があります。
そのようなことを避けるために、前もってスッキリとした背景が映る場所を確保しておきましょう。白っぽい壁をお勧めします。
もし、バーチャル背景を使用できても、面接に適したバーチャル背景の画像は少ないうえ、画像が不自然になりやすいので使用することはできる限り避けましょう。
バーチャル背景がずれて消えてしまうこともあるため、スッキリとした背景の用意はいずれにしても必要です。
バーチャル背景とぼかしのどちらが良い?

スッキリとした背景を用意できない場合は、ぼかしやバーチャル背景を使用しましょう。では、ぼかしとバーチャル背景のどちらが良いのでしょうか。
おすすめは断然バーチャル背景です。なぜなら、ぼかしでは背景が完全には隠れず、カーテンやテレビ、ふすまなどの形がぼんやりと見えてしまうためです。その結果、生活感がにじみ出てしまい、野暮ったく見えてしまいがちです。
また、無料のWEBツールではオフィス風のバーチャル背景が利用できないことが多いです。その場合は、風景やアート作品などは避け、オフィスに近い明るい背景を選ぶようにしましょう。
また、WEBツールを利用している場合は、オフィスが背景となっているバーチャル背景を使用できないことが多いです。その場合は、風景やアート画などを避け明るいオフィスに近い背景を選ぶようにしましょう。
下半身もスーツを着る

WEB面接(オンライン面接)では上半身しか相手に映らないことが多いです。そのため、「上半身だけスーツを着用し、下半身は私服のままでWEB面接に参加しよう。」と考えている方がいらっしゃるかもしれませんが避けましょう。
理由はWEB面接(オンライン面接)中に立ち上がったときなどに、下半身の服装が見えてしまう可能性があるからです。
面倒に思ってもできる限り通常の面接と同じ格好でWEB面接(オンライン面接)を受けましょう。
事前に機器やアプリのテストをする

前もって使用するアプリの使い方やカメラの画質、マイクの音声などをテストしておきましょう。テストをせずにいきなり本番を迎えるのは無謀すぎます。
また、アプリによって使い方が違いますので、必ずWEB(リモート)面接で使用するアプリ(ZOOM、Teams、Google Meet、Webex)を使ってテストしましょう。
録画面接/オンデマンド面接とは?

録画面接(オンデマンド面接)は、企業が指定した手順に従い、応募者が録画した動画を企業に提出する選考方法です。外資系企業を中心に、一次選考でHireVueなどの録画面接(オンデマンド面接)が使用されることがあります。
録画面接(オンデマンド面接)で質問される内容は「自己紹介」や「志望動機」「長所と短所」「仕事内容の説明」などの一般的なものが多く、出題される質問数は2~3問、回答時間は1問につき30秒~3分程度が一般的です。
録画面接(オンデマンド面接)は事前に練習できたり、撮り直すことができる場合が多いです。また、企業の採用担当者と対面で会話することはありません。そのため、一般的なWEB面接(オンライン面接)よりも緊張しずらく、難易度は低いと言えるでしょう。
録画面接(オンデマンド面接)の注意点は、WEB面接(オンライン面接)と変わりませんが、事前に自己紹介や志望動機などを30秒~3分程度でスムーズに説明できるようになってから、録画面接を受けるようにしましょう。
できれば知っておきたい9つの注意点
WEB面接(オンライン面接)を受ける人が、できれば知っておきたい9つの注意点
マイク付きイヤホンを用意する

WEB面接(オンライン面接)はWEB会議よりもカメラから離れることになります。その結果、スピーカーやマイクとも離れてしまい、相手の声が聞き取りにくかったり、声をはっきりと伝えられないことがあります。
そのようなことを避けるために、WEB面接(オンライン面接)ではマイク付きイヤホンをを使用することをお勧めします。appleの純正のイヤホンが優れたマイクも付いておりお勧めです。
他にも接続が安定している有名メーカーのワイヤレスイヤホンも便利です。ただし、ワイヤレスイヤホンを使用する場合は、WEB面接(オンライン面接)の途中でバッテリー切れを起こさないように、事前に面接時間とワイヤレスイヤホンの使用時間を確認しておきましょう。
バッテリーの充電を満タンにしておく

WEB会議は機器のバッテリーを多く消耗します。機器(ノートパソコン、タブレット、スマートフォン、ワイヤレスイヤホンなど)をコンセントにつながずに使用する場合は、バッテリーの充電を満タンにしておきましょう。
部屋を明るくする

顔が暗く映らないように、部屋を明るくし、逆光を避けるために自分の後ろから照明が当たらない場所に座りましょう。どうしても逆光になってしまう場合は、照明スタンドで顔を照らす、日中でもカーテンを閉めるなどの工夫をしましょう。窓から強い日差しが入るときや、夜にWEB面接を行う場合は特に注意が必要です。
明るさの自動調整機能は、逆光状態で使用すると顔を余計に暗く映すことがあるため、前もって同じ環境でテストして使用するかを判断しましょう。
静かな部屋でWEB面接(オンライン面接)を受ける

静かな部屋でWEB面接(オンライン面接)を受けましょう。
スマートフォンはマナーモードにして、インターホンの音も小さくしておきましょう。宅配便などでチャイムが鳴ってしまった場合は、面接官にどのようにすれば良いかを確認してから対応しましょう。
カメラをきちんと固定する

スマートフォンやタブレットのカメラを使用する場合は、面接中に倒れないように、しっかりと固定しておきましょう。
エアコンや空気清浄機などの不意の風にも気をつけましょう。
安定したインターネット環境を準備する

安定したインターネットの接続環境がある場所でWEB面接(オンライン面接)を受けましょう。
画像補正を使用しない
肌を美しく見せるための画像補正機能(外見補正、ビデオフィルタなど)を使用することは、なるべく避けましょう。
カメラに近づきすぎない

カメラに近づきすぎると画面が顔で一杯になるため注意しましょう。機器や設定によって異なりますが、カメラにぎりぎり手が届くぐらいの位置が適切な場合が多いです。
ノートパソコンを使用している場合、キーボードに触ろうとしてカメラに近づきすぎてしまうことがあります。WEB面接(オンライン面接)中は、できるだけキーボードに触らないようにしましょう。
猫背にならずに良い姿勢を保つ

上半身しか映らないWEB面接(オンライン面接)では、姿勢の良し悪しが人物の印象を大きく左右します。
仕事で日常的にWEB会議に参加されている方は「慣れ」から、WEB会議に参加されたことがない方は「カメラに集中しすぎること」から、いずれも猫背になりやすいです。
自宅であっても面接です。面接中は手を軽く握って足の付根に固定し、胸を張っていつもより良い姿勢を保つように心がけましょう。
余裕があったら知っておきたい9つの注意点
WEB面接(オンライン面接)を受ける人が、余裕があるなら知っておきたい9つの注意点
大きな声で話す

WEB面接(オンライン面接)は声が聞き取りづらくなりやすいので、いつもより大きな声で話すように心がけましょう。表情や、身振り手振りも少し大げさなほうが相手に伝わりやすくなります。
紙とペンを用意する

面接中に限ってパソコンはフリーズするものです。すぐに書ける紙とペンは何かと重宝します。
古いパソコンやスマートフォンを使用することは避ける

古いパソコンやスマートフォンは処理速度が遅くトラブルの元です。できるだけ処理速度の早いパソコンやスマートフォンを使用しましょう。
機器のトラブルに備える
電子機器は常に壊れる可能性があります。パソコンやスマートフォン、カメラやマイクなどの調子が悪くなっても交換できるように、予備を用意しておきましょう。
機器のトラブルが発生したときも面接官と連絡が取れるように、前もって電話番号を教えてもらうようにしましょう。
飲み物を用意する

面接が1時間を超えることもあります。WEB面接(オンライン面接)中に喉が乾いた場合に備えて、お茶などの飲み物を用意しておきましょう。
飲むときは、「お茶を飲んでもよろしいでしょうか?」と面接官に一言断りを入れましょう。
印刷した履歴書と職務経歴書を手元に置く

履歴書と職務経歴書は印刷して手元に置いておきましょう。質問などを書いた紙を用意しておくのも良いでしょう。
部屋の温度を下げる

WEB面接(オンライン面接)中はジャケットを脱げない可能性があります。暑くなって体調が悪くならないように、いつもより少し部屋の温度を下げておきましょう。
スマートフォンのアウトカメラに付箋やテープを貼る

スマートフォンを使用される方は、アウトカメラに付箋やテープを貼っておきましょう。間違ってインカメラとアウトカメラを切り替えてしまったときに、自分と反対側の部屋が写ってしまうことを防げます。
システム要件を確認しておく
使用する機器(PC、スマートフォン、タブレット、プロセッサ、RAM)やOS(macOS、iOS、iPadOS、Android、Windows)の種類、ブラウザ(Safari、Chrome、Edge、Firefox)のバージョンが使用予定のWEB面接システムからサポートされているかを確認しておきましょう。
システム要件を満たさない機器やブラウザを使用すると、WEB面接の途中で止まってしまうことがあります。「Zoom システム要件」などと検索すれば簡単に調べることができます。
CRAばんくではWEB面接(オンライン面接)の対策も行っておりますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
- 詳しくはこちら
WEB面接(オンライン面接)のメリットとデメリット
WEB面接(オンライン面接)は面接回数が増える可能性がある。
もし、WEBと対面の面接を選べるなら、対面のほうを選ぶことをお勧めします。なぜなら、WEB面接(オンライン面接)は面接の回数が増え、応募者が不利になる可能性があるからです。
面接回数が増える理由は、採用担当者が採否を迷って面接回数を増やしたり、予定にない対面の面接を設定する場合があるからです。特に合否のボーダーライン上の応募者は、採用担当者が採用に失敗することを恐れ、面接回数が増える傾向が大きいです。
「遠方からの参加しやすさ」などのWEB面接(オンライン面接)ならではのメリットもあるため、事前にWEB面接(オンライン面接)のメリットとデメリットを把握し、自分に有利な選択をしましょう。
メリットのベスト6
- 1位
- 遠方からの参加しやすさ
- 2位
- 感染症対策
- 3位
- 節約できる移動時間
- 4位
- 調整しやすい日時
- 5位
- 不要になる交通費
- 6位
- 災害に強い
デメリットのベスト6
- 1位
- 増加する面接回数
- 2位
- 不慣れ
- 3位
- 通信トラブル
- 4位
- 難しい意思疎通
- 5位
- 機器や部屋などの環境の用意
- 6位
- 録画機能の存在
メリット
- メリットの1位は「遠方からの参加しやすさ」です。地方にお住まいの方が東京や大阪で働きたいと思っても、面接交通費がかかることや、移動時間が長いことが障害になり、応募をあきらめてしまう人がいらっしゃいます。
WEB面接(オンライン面接)は距離の壁がないため、面接会場と距離が離れている人が面接を受けやすくなるメリットがあります。 - 2位は「感染症対策」です。WEB面接(オンライン面接)は面接官と対面しなくて済み、面接会場への移動もないため、感染症にうつるリスクがありません。そのため、安心して面接を受けることができます。
- 3~4位は「移動時間を節約できるため、対面よりも面接の日時を調整しやすい」です。特に忙しい管理職や応募者ほど、WEB面接(オンライン面接)をありがたい仕組みと感じるようです。
- 6位は「災害に強い」です。台風や大雪などで交通機関が止まっても、WEB面接(オンライン面接)は予定通りに行うことができます。
デメリット
- デメリットの1位は「増加する面接回数」です。面接は企業や病院を知る貴重な機会ですが、応募者にとっては日時調整や回答準備などの手間になるだけでなく、心理的に大きなストレスになります。
そのため、多くの応募者は面接回数が少ないほうを好みます。
WEB面接(オンライン面接)にすることによって、面接回数が増える可能性があることは、応募者にとって大きなデメリットになります。 - 2位は「不慣れ」です。日常でWEB会議を使用していない人にとって、慣れないWEB面接(オンライン面接)は大きな不安要素になります。
- 3位は「通信トラブル」です。WEB面接(オンライン面接)で通信トラブルが全く発生しないことは少なく、大なり小なりのトラブルはつきものです。
最悪の場合、面接が中止になることもあるため、通信トラブルは通信技術が発達した現在もWEB面接(オンライン面接)のデメリットの1つになっています。 - 4位は「難しい意思疎通」です。WEB面接(オンライン面接)は対面に比べて、「画像が悪い」「視野が狭い」「音声が聞き取りづらい」「匂いや風を感じない」などの理由で、表情や雰囲気が伝わりにくいため、面接官とスムーズに意思の疎通を図ることが難しくなります。
特に面接に自信がある人にとって、アピールが十分にできない可能性があるため、デメリットの1つになります。 - 6位は「録画機能の存在」です。WEB面接(オンライン面接)は録画して、後からじっくりと見直せる機能が存在しています。
対面の面接では見逃してもらえるような小さなミスが、録画を見直すことによって見つかり、不採用の原因になる可能性があります。
よくある質問
スマートフォンの使用 スマートフォンとパソコンの選択 スマートフォンの向き ヘッドフォンの使用 ノイズキャンセリングの使用 カナル型イヤホンの使用 パソコンを持っていない 挨拶とお辞儀 カンペの使用 スマートフォンの固定方法 目線 椅子
- Q1
- スマートフォンでも大丈夫でしょうか?
- A1
- スマートフォンでも大丈夫な場合が多いです。ただし、応募先によっては、スマートフォンから参加できなかったり、パソコンの使用を推奨していますので、事前に確認するようにしましょう。
- Q2
- スマートフォンとパソコンのどちらを使ったほうが良いでしょうか?
- A2
- パソコンの使用をお勧めします。理由は画面が大きいからです。面接官の表情を正確に把握できるほど面接を有利に進めることができます。
- Q7
- パソコンから参加するように言われましたがパソコンを持っていません。
- A7
- 完全個室のネットカフェやレンタルスペースを使用しましょう。天井が他の部屋とつながっていたり、ドアの隙間が大きい部屋の使用は避けましょう。
- Q10
- スマートフォンを固定するフォルダーがありません。
- A10
- ラバーマットなどの滑りにくい素材の上にスマートフォンを立てましょう。面接の途中でスマートフォンが滑って倒れてしまったり、少しずつ位置が傾いてしまうことが、しばしば起きています。












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