WEB面接(オンライン面接)の注意点

WEB面接(オンライン面接)の注意点

「感染症の拡大」「場所が遠い」「時間や費用の節約」などの理由から、対面ではなくWEB(オンライン)で面接を行う場合があります。

WEB面接(オンライン面接)であっても、聞かれる質問は対面と同じです。しかし、面接を行う方法が違うため、WEB面接(オンライン面接)ならではの注意点があります。

こちらでは、WEB面接(オンライン面接)を初めて受ける人であっても、失敗することなく面接を終えられるように、WEB面接(オンライン面接)を受けるときに、必ず知っておきたい注意点を解説しています。

注意点必ず知っておくべき4つの注意点

知らないと面接が不採用になりやすくなる注意点です。

1カメラを自分の目線より少し高い位置に置く

カメラの位置

机にカメラ付きのノートパソコンやスマートフォンを置いて撮影すると、カメラの位置が自分の目線より下になるため、自分の顔を下から映すことになります。

その結果、画面には面接官を見下している顔が映ることになります。また、下から映した顔は不格好になりやすいです。

そのようなことを避けるために、カメラの下に台を置いたり、椅子を下げたりしてカメラは自分の目線と同じか、5~10cmほど高い位置に置きましょう。

2スッキリとした背景を映せる場所を確保する

スッキリとした背景

カメラの背景にゲーム機やぬいぐるみ、漫画などが映りこんでしまうと、応募者への評価が下がりかねません。また、テレビやソファー、洋服や食器などからも日常生活を推測されてしまう可能性があります。

そのようなことを避けるために、前もってスッキリとした背景が映る場所を確保しておきましょう。白っぽい壁をお勧めします。

バーチャル背景は使用できないことが多いです。もし、バーチャル背景を使用できても、面接に適したバーチャル背景の画像は少ないうえ、画像が不自然になりやすいので使用することはできる限り避けましょう。

バーチャル背景がずれて消えてしまうこともあるため、スッキリとした背景の用意はいずれにしても必要です。

3下半身もスーツを着る

下半身だけパジャマ

WEB面接(オンライン面接)では上半身しか相手に映らないことが多いです。そのため、「上半身だけスーツを着用し、下半身は私服のままでWEB面接に参加しよう。」と考えている方がいらっしゃるかもしれませんが避けましょう。

理由はWEB面接(オンライン面接)中に立ち上がったときなどに、下半身の服装が見えてしまう可能性があるからです。

面倒に思ってもできる限り通常の面接と同じ格好でWEB面接(オンライン面接)を受けましょう。

4事前に機器やアプリのテストをする

機器のテスト

前もって使用するアプリの使い方やカメラの画質、マイクの音声などをテストしておきましょう。テストをせずにいきなり本番を迎えるのは無謀すぎます。

また、アプリによって使い方が違いますので、必ずWEB(リモート)面接で使用するアプリ(ZOOM、Teams、Skype、Google Meet、Webex)を使ってテストしましょう。

注意点できれば知っておきたい9つの注意点

知っているだけで安心して面接を受けることができます。

1マイク付きイヤホンを用意する

イヤホン

WEB面接(オンライン面接)はWEB会議よりもカメラから離れることになります。その結果、スピーカーやマイクとも離れてしまい、相手の声が聞き取りにくかったり、声をはっきりと伝えられないことがあります。

そのようなことを避けるために、WEB面接(オンライン面接)ではマイク付きイヤホンをを使用することをお勧めします。appleの純正のイヤホンが優れたマイクも付いておりお勧めです。

他にも接続が安定している有名メーカーのワイヤレスイヤホンも便利です。ただし、ワイヤレスイヤホンを使用する場合は、WEB面接(オンライン面接)の途中でバッテリー切れを起こさないように、事前に面接時間とワイヤレスイヤホンの使用時間を確認しておきましょう。

2バッテリーの充電を満タンにしておく

バッテリーを満タン

WEB会議は機器のバッテリーを多く消耗します。機器(ノートパソコン、タブレット、スマートフォン、ワイヤレスイヤホンなど)をコンセントにつながずに使用する場合は、バッテリーの充電を満タンにしておきましょう。

3部屋を明るくする

明るい照明

顔が暗く映らないように、部屋を明るくし、逆光を避けるために自分の後ろから照明が当たらない場所に座りましょう。どうしても逆光になってしまう場合は、照明スタンドで顔を照らす、日中でもカーテンを閉めるなどの工夫をしましょう。窓から強い日差しが入るときや、夜にWEB面接を行う場合は特に注意が必要です。

明るさの自動調整機能は、逆光状態で使用すると顔を余計に暗く映すことがあるため、前もって同じ環境でテストして使用するかを判断しましょう。

4静かな部屋でWEB面接(オンライン面接)を受ける

チャイム

静かな部屋でWEB面接(オンライン面接)を受けましょう。

スマートフォンはマナーモードにして、インターホンの音も小さくしておきましょう。宅配便などでチャイムが鳴ってしまった場合は、面接官にどのようにすれば良いかを確認してから対応しましょう。

5カメラをきちんと固定する

カメラの固定

スマートフォンやタブレットのカメラを使用する場合は、面接中に倒れないように、しっかりと固定しておきましょう。

エアコンや空気清浄機などの不意の風にも気をつけましょう。

6安定したインターネット環境を準備する

安定したインターネット環境

安定したインターネットの接続環境がある場所でWEB面接(オンライン面接)を受けましょう。

7画像補正を使用しない

肌を美しく見せるための画像補正機能(外見補正、ビデオフィルタなど)を使用することは避けましょう。

8カメラに近づきすぎない

カメラに近づきすぎない

カメラに近づきすぎると画面が顔で一杯になるため注意しましょう。機器や設定によって異なりますが、カメラにぎりぎり手が届くぐらいの位置が適切な場合が多いです。

ノートパソコンを使用している場合、キーボードに触ろうとしてカメラに近づきすぎてしまうことがあります。WEB面接(オンライン面接)中は、できるだけキーボードに触らないようにしましょう。

9猫背にならずに良い姿勢を保つ

猫背にならずに良い姿勢を保つ

上半身しか映らないWEB面接(オンライン面接)では、姿勢の良し悪しが人物の印象を大きく左右します。

仕事で日常的にWEB会議に参加されている方は「慣れ」から、WEB会議に参加されたことがない方は「カメラに集中しすぎること」から、いずれも猫背になりやすいです。

自宅であっても面接です。面接中は手を軽く握って足の付根に固定し、胸を張っていつもより良い姿勢を保つように心がけましょう。

注意点余裕があったら知っておきたい9つの注意点

ここまで目を通せば、WEB面接の準備は万全です。

1大きな声で話す

大声

WEB面接(オンライン面接)は声が聞き取りづらくなりやすいので、いつもより大きな声で話すように心がけましょう。表情や、身振り手振りも少し大げさなほうが相手に伝わりやすくなります。

2紙とペンを用意する

紙とペン

面接中に限ってパソコンはフリーズするものです。すぐに書ける紙とペンは何かと重宝します。

3古いパソコンやスマートフォンを使用することは避ける

古いパソコン

古いパソコンやスマートフォンは処理速度が遅くトラブルの元です。できるだけ処理速度の早いパソコンやスマートフォンを使用しましょう。

4機器のトラブルに備える

電子機器は常に壊れる可能性があります。パソコンやスマートフォン、カメラやマイクなどの調子が悪くなっても交換できるように、予備を用意しておきましょう。

機器のトラブルが発生したときも面接官と連絡が取れるように、前もって電話番号を教えてもらうようにしましょう。

5飲み物を用意する

飲み物

面接が1時間を超えることもあります。WEB面接(オンライン面接)中に喉が乾いた場合に備えて、お茶などの飲み物を用意しておきましょう。

飲むときは、「お茶を飲んでもよろしいでしょうか?」と面接官に一言断りを入れましょう。

6印刷した履歴書と職務経歴書を手元に置く

履歴書・職務経歴書

履歴書と職務経歴書は印刷して手元に置いておきましょう。質問などを書いた紙を用意しておくのも良いでしょう。

7部屋の温度を下げる

履歴書・職務経歴書

WEB面接(オンライン面接)中はジャケットを脱げない可能性があります。暑くなって体調が悪くならないように、いつもより少し部屋の温度を下げておきましょう。

8スマートフォンのアウトカメラに付箋やテープを貼る

スマートフォンのセキュリティシール

スマートフォンを使用される方は、アウトカメラに付箋やテープを貼っておきましょう。間違ってインカメラとアウトカメラを切り替えてしまったときに、自分と反対側の部屋が写ってしまうことを防げます。

9システム要件を確認しておく

使用する機器(PC、スマートフォン、タブレット、プロセッサ、RAM)やOS(macOS、iOS、iPadOS、Android、Windows)の種類、ブラウザ(Safari、Chrome、Edge、Firefox)のバージョンが使用予定のWEB面接システムからサポートされているかを確認しておきましょう。

システム要件を満たさない機器やブラウザを使用すると、WEB面接の途中で止まってしまうことがあります。「Zoom システム要件」などと検索すれば簡単に調べることができます。

CRAばんくではWEB面接(オンライン面接)の対策も行っておりますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

詳しくはこちら

丸バツWEB面接(オンライン面接)のメリットとデメリット

WEB面接のメリットとデメリットを確認しましょう。

WEB面接(オンライン面接)は面接回数が増える可能性がある。

もし、WEBと対面の面接を選べるなら、対面のほうを選ぶことをお勧めします。なぜなら、WEB面接(オンライン面接)は面接の回数が増え、応募者が不利になる可能性があるからです。

面接回数が増える理由は、採用担当者が採否を迷って面接回数を増やしたり、予定にない対面の面接を設定する場合があるからです。特に合否のボーダーライン上の応募者は、採用担当者が採用に失敗することを恐れ、面接回数が増える傾向が大きいです。

「遠方からの参加しやすさ」などのWEB面接(オンライン面接)ならではのメリットもあるため、事前にWEB面接(オンライン面接)のメリットとデメリットを把握し、自分に有利な選択をしましょう。

メリットのベスト6

1位
遠方からの参加しやすさ
2位
感染症対策
3位
節約できる移動時間
4位
調整しやすい日時
5位
不要になる交通費
6位
災害に強い

デメリットのベスト6

1位
増加する面接回数
2位
不慣れ
3位
通信トラブル
4位
難しい意思疎通
5位
機器や部屋などの環境の用意
6位
録画機能の存在

メリットメリット

  • メリットの1位は「遠方からの参加しやすさ」です。地方にお住まいの方が東京や大阪で働きたいと思っても、面接交通費がかかることや、移動時間が長いことが障害になり、応募をあきらめてしまう人がいらっしゃいます。

    WEB面接(オンライン面接)は距離の壁がないため、面接会場と距離が離れている人が面接を受けやすくなるメリットがあります。
  • 2位は「感染症対策」です。WEB面接(オンライン面接)は面接官と対面しなくて済み、面接会場への移動もないため、感染症にうつるリスクがありません。そのため、安心して面接を受けることができます。
  • 3~4位は「移動時間を節約できるため、対面よりも面接の日時を調整しやすい」です。特に忙しい管理職や応募者ほど、WEB面接(オンライン面接)をありがたい仕組みと感じるようです。
  • 6位は「災害に強い」です。台風や大雪などで交通機関が止まっても、WEB面接(オンライン面接)は予定通りに行うことができます。

デメリットデメリット

  • デメリットの1位は「増加する面接回数」です。面接は企業や病院を知る貴重な機会ですが、応募者にとっては日時調整や回答準備などの手間になるだけでなく、心理的に大きなストレスになります。

    そのため、多くの応募者は面接回数が少ないほうを好みます。

    WEB面接(オンライン面接)にすることによって、面接回数が増える可能性があることは、応募者にとって大きなデメリットになります。
  • 2位は「不慣れ」です。日常でWEB会議を使用していない人にとって、慣れないWEB面接(オンライン面接)は大きな不安要素になります。
  • 3位は「通信トラブル」です。WEB面接(オンライン面接)で通信トラブルが全く発生しないことは少なく、大なり小なりのトラブルはつきものです。

    最悪の場合、面接が中止になることもあるため、通信トラブルは通信技術が発達した現在もWEB面接(オンライン面接)のデメリットの1つになっています。
  • 4位は「難しい意思疎通」です。WEB面接(オンライン面接)は対面に比べて、「画像が悪い」「視野が狭い」「音声が聞き取りづらい」「匂いや風を感じない」などの理由で、表情や雰囲気が伝わりにくいため、面接官とスムーズに意思の疎通を図ることが難しくなります。

    特に面接に自信がある人にとって、アピールが十分にできない可能性があるため、デメリットの1つになります。
  • 6位は「録画機能の存在」です。WEB面接(オンライン面接)は録画して、後からじっくりと見直せる機能が存在しています。

    対面の面接では見逃してもらえるような小さなミスが、録画を見直すことによって見つかり、不採用の原因になる可能性があります。

クエスチョンマークよくある質問

WEB面接のよくある質問に回答しています。
Q1
スマートフォンでも大丈夫でしょうか?
A1
スマートフォンでも大丈夫な場合が多いです。ただし、応募先によっては、スマートフォンから参加できなかったり、パソコンの使用を推奨していますので、事前に確認するようにしましょう。
Q2
スマートフォンとパソコンのどちらを使ったほうが良いでしょうか?
A2
パソコンの使用をお勧めします。理由は画面が大きいからです。面接官の表情を正確に把握できるほど面接を有利に進めることができます。
Q3
スマートフォンの向きは縦、それとも横?
A3
画像が大きく映りやすい横をお勧めします。
Q4
イヤホンの代わりにヘッドフォンを使用しても良いですか?
A4
問題ありませんが、外の音も聞けるように遮音性が高いヘッドフォンの使用は避けることをお勧めします。
Q5
ノイズキャンセリングをオンにしてもよいでしょうか?
A5
外の音も聞けるようにノイズキャンセリングはオフ、もしくは、外音取り込みモードの使用をお勧めします。
Q6
カナル型イヤホンを使用しても良いでしょうか?
A6
問題ありませんが、イヤホンの遮音性が高い場合は、片耳だけを使用することも検討しましょう。
Q7
パソコンから参加するように言われましたがパソコンを持っていません。
A7
完全個室のネットカフェやレンタルスペースを使用しましょう。天井が他の部屋とつながっていたり、ドアの隙間が大きい部屋の使用は避けましょう。
Q8
面接の最初と最後に立って挨拶やお辞儀をすべきですか?
A8
座ったまま挨拶やお辞儀をすれば大丈夫です。
Q9
回答のカンペを見てもよいでしょうか?
A9
応募書類、質問以外のカンペを使用することは避けましょう。目線の不自然な動きは、面接官に不信感を与えます。
Q10
スマートフォンを固定するフォルダーがありません。
A10
ラバーマットなどの滑りにくい素材の上にスマートフォンを立てましょう。面接の途中でスマートフォンが滑って倒れてしまったり、少しずつ位置が傾いてしまうことが、しばしば起きています。
Q11
目線は面接官の顔とカメラのどちらに向ければ良いでしょうか?
A11
面接官が話しているときは面接官の顔に、自分が話すときはカメラに目線を向けるのが基本です。面接官の表情の変化を見逃さないために、目線を面接官の顔に固定する方も多いです。

現在のWEB面接(オンライン面接)の仕組みでは、面接官と目線が合わないことは避けられないため、あまり神経質にならずに「WEB面接(オンライン面接)は目線が合わないのが普通」ぐらいに思っておきましょう。

ちなみに、カメラと画像を近づけると、目線のずれを減らすことができます。
Q12
椅子がソファーしかありません。ソファーに座って受けても大丈夫でしょうか?
A12
ソファーの背もたれに背中をつけなければ大丈夫です。もしくは、ソファーに座らずに立ってWEB面接を受けましょう。
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