CRA（臨床開発モニター）・CROの求人・転職は《CRAばんく》

IQVIAは6月24日に国内の医療用医薬品市場（ワクチンや検査キット除く）に関する最新の市場予測を発表しました。この予測によると、売上高は2024年度の11兆810億円から2029年度には12兆2800億円へと拡大し、年平均成長率は2.1％に達する見込みです。

2024年度までの直近5年間における年平均成長率は1.2％であったことから、今後5年間はこれまでよりも高い成長率が見込まれるとしています。

IQVIAは3月4日、2024年度の国内医療用医薬品市場が前年比2.0％増の11兆5037億円（薬価ベース）となり、過去最高額を更新したと発表しました。最大市場の抗腫瘍剤市場はオプジーボやイミフィンジの市場拡大再算定の影響などで前年比1.7％増（338億円増）と成長が鈍化した一方で、新型コロナワクチンや子宮頸がんワクチンといった「ワクチン類」が前年比44.1％増、金額で1038億円と大きく伸びたことが、国内市場全体の拡大につながったとしています。

塩野義製薬は5月7日の取締役会で、日本たばこ産業（JT）傘下の鳥居薬品の買収を決議しました。同社の全株式をTOB（公開買付け）で取得する予定です。これにより、日本たばこ産業は医薬事業から撤退することになります。

シミックホールディングスは3月3日、米投資ファンドのブラックストーンとCRO事業で資本提携すると発表しました。シミックHDのCRO事業子会社シミックを5月1日付で、ブラックストーンが60%、シミックHDが40%を保有する持ち株会社の傘下に収める予定です。ブラックストーンが持つ海外バイオベンチャーなどとのネットワークを活用し、将来的な株式上場を視野に事業成長を目指すとしています。

シミックHDは昨年3月、MBO（経営陣による買収）によって上場廃止となっっていました。ブラックストーンは昨年5月、SMO大手アイロムグループの買収も発表しており、今回のケースはＭＢＯ後の経営陣の出口戦略の手法の一つとして注目されます。

日本CRO協会は、「2023年（1～12月）の総売上高は前年同期から4.9％増の2537億円となった」と発表しました。増収の背景について、同協会は「新型コロナウイルスによるマイナスの影響が軽減された後に、開発業務が堅調に伸長しているため」と述べています。

イーピーエスは、すべての社員のベースアップと新卒社員の初任給の一律引き上げを発表しました。シミックも、政府からの「賃上げ」要請に応えて、報酬額の平均を約7%引き上げると発表しています。他の内資系CRO大手も相次いで給与改定を行った結果、CRA未経験者については、内資系CROと外資系CROの給与差は縮まりました。

多くのCROや製薬会社は対面とWEB（オンライン）の両方で面接を行っています。初めてWEB面接（オンライン面接）を受ける人は、WEB面接（オンライン面接）ならではの注意点があることを知っておきましょう。

CRAばんくでは、各種のテレビ会議システム（ZOOM、Teams、Skype）を利用して、WEB面接（オンライン面接）の練習や対策を行っております。WEB面接（オンライン面接）に不安がある方はお気軽にご相談ください。