外資系CRO各社の特徴と強みについて

外資系CROの会社別の特徴と強みについて、以下のようにまとめました。

・IQVIA：世界最大のCROであり、医薬品開発から市場調査まで幅広いサービスを提供しています。データベースやAIなどの先進的な技術を活用したソリューションが強みです。

・PAREXEL：臨床試験の実施から規制申請まで一貫したサポートを行っています。日本では国内最大級の規模を誇り、グローバルなネットワークとローカルな知識を組み合わせたサービスが特徴です。

・ICON：アイルランドに本社を置くCROであり、中枢神経系や心血管系などの領域に強みを持っています。バイオメトリクスや医療機器開発などの分野でも高い評価を受けています。

・PPD：米国に本社を置くCROであり、臨床試験からラボサービスまで幅広い分野に対応しています。日本ではバイオテクノロジー企業や中小企業との連携が多く、柔軟性とスピード感が強みです。

・Syneos Health：インコムニウム（INC Research）とインベンティブ・ヘルス（inVentiv Health）が合併して誕生したCROであり、臨床開発から商業化まで一体的に支援しています。CROとコントラクト・コマーシャル・オーガニゼーション（CCO）の両方の機能を持ち、エンド・トゥ・エンドのソリューションが特徴です。

・Medpace：米国に本社を置くCROであり、バイオテクノロジー企業や中小企業向けに専門性の高いサービスを提供しています。希少疾患や難治性疾患などの領域に強みを持ち、治験官主導型（IIT）やアカデミック型（ACT）の臨床試験も行っています。