４０代でもCRA（臨床開発モニター）になれますでし...

明らかに難しいと思いますよ。

年齢的にもご経歴的にも難しいのでは？今から学校に行っても無駄になるだけです。残念ですが諦めましょう。

40代未経験からのCRA転職の可能性

40代未経験からのCRAへの直接転職は、非常に厳しいと言わざるを得ません。しかし、全く不可能というわけではありません。

CRAの採用は、一般的に若い世代（20代後半〜30代前半）が中心です。企業は将来性やポテンシャルを重視するため、若い人材を積極的に採用する傾向があります。また、CRAは専門知識や経験が求められる職種であり、未経験者を採用し、教育・研修する時間やコストをかけられないという企業側の事情もあります。

特に40代未経験の場合、以下のような点がネックとなります。

◆ 年齢: CRAの平均年齢層から外れているため、企業側は採用に慎重になる傾向があります。
◆ 経験不足: CRAとしての実務経験がないため、即戦力として期待することが難しいです。
◆ キャリアチェンジの動機: なぜこの年齢でキャリアチェンジを希望するのか、明確な動機とキャリアプランを説明する必要があります。

医療機器メーカーでの経験が活かせる点

医療機器メーカーで日常的に医師やコメディカルとコミュニケーションを取っている経験は、CRA業務に活かせる部分もあります。

◆ 医療業界の知識: 医療機器に関する知識や、医療現場の状況を理解していることは、CRA業務に役立ちます。
◆ コミュニケーション能力: 医療従事者とのコミュニケーションを通して培われた能力は、CRAに求められる重要な資質です。

しかし、これらの経験だけでは、CRAとして必要な専門知識や経験を十分に満たしているとは言えません。

CRA転職のための対策

40代未経験からCRAを目指す場合、以下のような対策を講じることで、可能性を高めることができます。

1. CRC（治験コーディネーター）として経験を積む: CRCは治験実施医療機関（病院など）に所属し、治験が円滑に進むようにサポートする仕事です。CRCとして実務経験を積むことで、治験の流れやGCPに関する知識、医療機関との連携などを学ぶことができます。これは、CRAへの転職において非常に有利に働きます。CRCはCRAと比較して年齢層も幅広く、40代でも採用の可能性は高まります。
   
2. 製薬業界の関連職種で経験を積む: データマネジメント、安全性情報管理、臨床開発関連の事務職など、製薬業界の関連職種で経験を積むことで、業界知識や業務の流れを学ぶことができます。その後、CRAにキャリアチェンジするという方法も有効です。
   
3. GCP（医薬品の臨床試験の実施に関する基準）の学習: GCPはCRA業務の基本となるルールです。書籍や研修、eラーニングなどでGCPに関する知識を習得しましょう。
   
4. 臨床試験に関する知識の学習: 治験の種類、デザイン、統計解析など、臨床試験全般に関する知識を学ぶことで、CRAの業務をより深く理解することができます。
   
5. 英語力の向上: グローバル試験に関わる場合、英語力は必須となります。TOEICなどで高スコアを取得しておくと有利になります。
   
6. 自己PRの作成: これまでの経験やスキル、CRAへの熱意などを効果的に伝える自己PRを作成しましょう。特に、医療機器メーカーでの経験がCRA業務にどのように活かせるのかを具体的に説明することが重要です。
   
7. 面接対策: 面接でよく聞かれる質問への回答を準備し、模擬面接などで練習しておきましょう。
   
8. 《CRAばんく》の活用: CROに特化した《CRAばんく》を活用することで、未経験者向けの求人情報や転職活動のアドバイスを得やすくなります。
   
   

資格や学校について

CRAになるために必須の資格はありません。また、学校に通うことで必ずCRAになれるというわけでもありません。

しかし、CRC関連の資格（日本SMO協会などが認定するCRC資格など）を取得することは、CRCへの転職において有利に働く可能性があります。

まとめ

40代未経験からのCRAへの直接転職は非常に厳しいですが、不可能ではありません。まずはCRCとして経験を積む、または製薬業界の関連職種で経験を積むことをお勧めします。

https://cra-bank.com/cranonenreiseigen
（CRA（臨床開発モニター）の年齢制限）
https://cra-bank.com/mdcranoshigotonaiyou
（医療機器開発モニター（MD-CRA）とCRA（臨床開発モニター）の違い）