CRA（臨床開発モニター）・CROの求人・転職は《CRAばんく》

全国の求人数は普通です。大都市を中心に数名のCRA（臨床開発モニター）の求人があります。CRA（臨床開発モニター）への転職を成功させるためには、応募者の経歴や人柄だけでなく、応募するタイミングも重要な要素です。現在は求人数が数名と少なめです。CRA（臨床開発モニター）への転職を考えている方は、できるだけ早く募集先に問い合わせてみましょう。

2024年6月～8月入社を希望する方は、募集が締め切られる前に応募しましょう。

一部のCROでは、2024年9月～2024年10月入社の応募受付がすでに始まっています。「早めに転職先を決めて安心したい」「2024年9月～2024年10月から東京や大阪へ引越したい」などの希望をお持ちの方が転職活動を始めています。

新型コロナウイルスの流行が収束に向かうにつれて、CRA（臨床開発モニター）の求人は大幅に増加しました。新型コロナウイルスの流行に伴い、延期や中止となっていた治験が再開されるとともに、感染症の治験などが活発に行われたためです。

しかし、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行したことで、コロナ関連などの感染症の治験（治療薬・ワクチン）が減少し、治験の環境は新型コロナウイルスの流行前の状態に戻りつつあります。

実際に、CRA未経験者向けの求人数は増加から減少に転じており、選考の難易度も上がっています。今後は「応募しようと思ったら募集が終了していた」「すべての応募先が不採用になった」とならないよう、求人の動向を以前より頻繁に確認したり、準備を万全にする必要があります。

令和5年12月25日、厚生労働省は海外で開発中の薬の早期承認を目指し、国際共同治験の前に行われる治験に日本人が参加できなかった場合に、国際共同治験前に求めていた日本人への事前の治験について、原則不要とする通知を出しました。今回の通知により、従来指摘されていたドラックラグやドラッグロスの解消に向けて前進することが期待されます。

IQVIAは2月26日、2023年の国内医療用医薬品市場が前年比3.1％増の11兆2806億円（薬価ベース）となり、初めて11兆円台に乗ったと発表しました。最大市場の抗腫瘍剤市場が前年比10.5％増と２ケタ成長したことなどが国内市場の拡大につながったとしています。

しかし、24年は新型コロナ治療薬の売上がより一層減少する可能性が高く、国内市場全体も、新型コロナ治療薬の縮小や24年度薬価改定により、24年は再び10兆円台になる可能性があるとしています。

シミックHDは、MBO（経営陣が参加する買収）を実施し、2024年3月28日に上場を廃止しました。上場廃止の理由についてシミックHDは「国内は薬価引き下げの圧力が強く、市場の魅力が低下して治験の減少が見込まれる。非上場化し、迅速に構造改革を行う」としています。

2021年9月には、EPSHDもMBOにより非上場化しており、国内最大手CROの2社が相次いで非上場化を選択したことになります。