CRA（臨床開発モニター）の休日の電話対応の頻度に...

まず休日に電話がかかってきてしまう要因として、臨床開発モニター（CRA）が休日である土曜日も医療機関は稼働しているということがあげられます。

例えば候補となる被験者が土曜日に来院していて治験にエントリーできそうだが、数年前に受けた手術歴が被験者の除外基準に抵触するかどうか判断が悩ましいというような場合、治験コーディネーター（CRC）はつながらないことも想定しつつ、担当のCRAに連絡するでしょう。

もちろん、後になってその手術歴をもつ被験者はエントリーすべきではなかったというようなトラブルを回避するためです。

あとは重篤な有害事象（SAE）対応です。短期間に規制当局や治験審査委員会（IRB）への報告が求められますので、どうしても急な対応になります。有害事象名と重篤と判断した理由などの一部の限られた情報は知り得てから直ちに依頼者に伝達する手順になっていることも多いと思いますので、休日でも連絡があることがあります。

ただしいずれも頻度はそれほど頻繁なわけではなく、会社によって緊急連絡先をリーダーに集約している場合もありますので、必要以上に気にすることはないと思います。

CRA3年目です。

＞電話が来る頻度はどれくらい？
感覚的には2～3ヶ月に1回あるかないかぐらいです。

＞誰がどんな目的でかけてくるのでしょうか？
医療施設の医師や看護師などが、急用時にかけてきます。（様態の急変など）

＞旅行に行く時も常に仕事用の携帯や資料は持ち歩いていた方がよい？
私は持ち歩いています。電話はめったりに鳴りませんが、メールをチェックしたいので。

＞せっかくの休日もソワソワしてしまいそうです。
残念ながらソワソワしますね。オンとオフを完全に切り分けたい人には向いていないかもしれません。ただ、電話が鳴るかもしれない時はある程度、前もって分かります。

一般社員のうちは、普通の治験であれば、休日対応に追われることはほぼないと思います。オンオフの切り替えも問題ないです。ただ、末期がんなど治験の種類によっては、そうも言ってられないです。

全てはどのような治験を担当するかで決まります。休日対応が頻繁に必要な治験の割合は少ないと思いますよ。

私はオンコロジー領域を担当しています。

まだメイン担当ではないので先輩方の状況になってしまいますが、土日の連絡はかなりあります。やはり副作用に関する対応についての質問が多く、今どうすべきかという内容がほとんどです。

ただ、他領域では少ないと聞くので、どの領域にあたるのかによってくると思います。

基本的には休日も携帯を持ち歩くCRAが多いですが、中には割りきってあまり対応しない人もいます。また、土日の連絡を減らすため、事前に来そうな質問を予測して対応を伝えておく、という工夫をしている人もいます。

完全に土日の連絡を無くすことは無理みたいですが、やり方によっては頻度を減らすことは可能なようです。

オンコロジーは基本的には頻度が多いです。